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読書/レイモンド・ボンド編 『毒薬ミステリ傑作選』
序論が編者の毒薬論、以下12作品が続く。アンソロジー。所収作品にはクリスティーの短編最高傑作と言われる「事故」がある。引退した警部が、毒殺マニアの美魔女のトリックを暴くのだが、逆にはめられて殺されてしまうというシニカルな物語である。ツイート20211013
戦前までの毒薬ミステリというと、『Xの悲劇』に出てくる濃縮ニコチンみたいに、ファンタジー毒薬があったり、けっこういい加減な効能が綴られている。その点、「キプロスの蜂」「夾竹桃」で紹介されている事故エピソードは現在でも報道されるところで、当時の作品としては、かなりリアルで、逸品だと思う。
目次
ドロシー・L・セイヤーズ「疑惑」
アントニー・ウイン「キプロスの蜂」
E・C・ベントリー「利口なおうむ」
アントニイ・バークリー「偶然の審判」
ミリアム・アレン・デフォード「夾竹桃」
ラドヤード・キップリング「ラインゲルダーとドイツの旗」
フィリス・ボットム「リキュール・グラス」
アーヴィン・S・コブ「大都会の一挿話」
アガサ・クリスティ「事故」
R・オースチン・フリーマン「バーナビイ事件」
ナザニエル・ホーソーン「ラパチーニの娘」
G・K・チェスタトン「手早いやつ」
ノート20211015




