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もう一度妻をおとすレシピ 第11冊  作者: 奄美剣星(狼皮のスイーツマン)
読書感想文
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20/100

読書/コナン・ドイル 著  シャーロック・ホームズ 『蒼炎石』(短編)

(「青い紅玉」あるいは「青いカーバンクルの謎」と翻訳される)

 モチーフの宝石は架空のものだが、恐らく、マリーアントワネットが身に着けていた大きなダイヤネックレス「ホークダイヤ」なのだろうだろう。クリスティーのポワロ短編に「『西洋の星の盗難事件」というのがある。

 さて本題。

 ワトソンが結婚して間もないころの事件。彼の新居をホームズが訪ね、事件を手伝って欲しいと持ち掛ける。

 事の発端は、ピータソンという退役軍人が、裏通りを歩いていた紳士が、チンピラにかつあげを食らっているところを助けようと、割って入ったところ、制服を着ていたため、喧嘩両成敗にしようと乗り込んできた警察と勘違いして、両者とも逃げてしまった。このとき紳士は、帽子とダチョウを落としていった。気のいいピーターソンは、落とし主を捜して欲しいとホームズに依頼にきた。帽子には「H・B」のイニシャル、ガチョウの脚に「ヘンリー・ベイカー夫人」宛と書かれた札がある。

ホームズは、保存の問題で帽子は預かるが、ダチョウは腐る前に君が食べてくれと言って拾い主にやった。

 ところがピーターソンが家に帰って、ガチョウの腹を裂いたところ、青い宝石がでてきた。早速またホームズに宝石を見せた。それは新聞を賑わせている、とある貴族がホテル来在中に盗まれた家宝だった。当主は取り戻してくれた人には、全財産の半分・千ポンドもの懸賞金をかけていた。

 窃盗犯の重要参考人はホテルに出入りしている職工だ。職工には前科があったため、警察は彼を逮捕した。だが彼は容疑を認めない。

 ホームズとワトソンは、まず帽子とガチョウの落とし主を捜すため、新聞広告を出してロンドン中に告知した。拾得物の引き渡し日、落とし主はやって来なかったが、代わりにまたベイカーがやってきた。ベイカーは市井の事情に明るく、ガチョウを卸している店を教えてくれた。

 探偵たちがガチョウの店に行くと、紳士が落としたガチョウを捜す男がいるという情報をつかむ。その男は宝石盗難事件があったホテルの客室係ジェームズ・ライダーだ。――ホームズは彼が犯人だと結論付けた。だが探偵は、ライダーは反省していて、再犯はしないと確信したので、警察には引き渡さず、家に帰らせて物語は終わる。

          ノート20211116

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