異聞録 ロザリー
大切な父さんと母さんへ
元気にしてる?
あたしはすごく元気、ここのご飯はすごくおいしくて飽きないわ。
あたしの神様は、あたしの隣にいます。
教室でも、寮の部屋も、いつでも。
この前の手紙に書いた、平民だからって差別しない人のことです。
ダミアン様、ミュリー様、レイア様、レウス様、そしてあたし。この5人でいつも行動しています。前に母さんは友達にいつ捨てられてもいいように心の準備をしておきなさいって言ったけど、それは必要ないみたい。
この前贈ったティーカップは、ミュリー様が好きだと言ったカップです。あたしもとっても可愛いと思います。たくさん使ってね。
いつもミュリー様はサラダを食べています。昔からタンパク質が苦手で、パンとサラダばかり食べていたと聞きました。
でもサラダに乗っているベーコンやたまご、大豆はなんとか食べられるそうです。毎日見ているけれど、本当にパンとサラダと果物と少しのタンパク質しか口にしません。そのせいか、ミュリー様はとても肌が綺麗です。絶対に学校の誰も敵わないわ。ほんのりいい香りもするし、神じゃなくて天使かもしれない。
前の手紙で書いたダミアン様の話、気に入ってくれたみたいで嬉しいです。笑えるくらいミュリー様は恋に鈍感です。レイア様に聞いたんだけど、ミュリー様はダミアン様のことをビジネスパートナーにしか思っていないらしいです。悪いけど笑ってしまいました。ダミアン様の努力が全部空回るのを見るのは面白いです。
今度の長期休暇にはまたお土産話をたくさん持って帰ります。
嫌な貴族と同じくらい、素敵な貴族がたくさんいます。
あたしはミュリー様がいたら、なにがあっても大丈夫だと思える。
母さん、父さん、心配しないで!ロザリーはなんとかやっています。
追伸
この前授業で物語を書いていたら、私の文章は破綻しているわけではないけれどおかしいといわれました。書き方を揃えなさいって言われたから今日はかなり頑張ってみたの。どうだったか教えてね。
ロザリー




