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第8話 己の情報を精査する

何故私が働く必要が無い事に気付けたのか。

それは『自身に関わるお金の情報を精査した』からです。


世間はお金の情報で溢れています。


”老後2000万円問題” インフレの今は4000万円?

”1億円あれば会社は辞めれる” 人によってはそれ以上!?


SNSや雑誌に書かれている記事を見て

「2000万円なんて無い。定年後も働き続けるしかないのか...」や

「1億円貯めさえすればリタイアできる!ならば投資に全振りだ!!」等と

落ち込んだり勢いづいている人がいたりする。


私は全ての情報、特に数値を疑う事にしました。

何が基準なのかやそもそも自分にあてはまるのかどうか。


調べていくと殆どの数値は平均値または中央値で語られているが、

算出前の数値の出所がはっきりせずわからないものが多い。

そして文末は”~はご自身の判断で”とか”~は自己責任で”

という文言で締めくくられている。


こんな天気予報の降水確率みたいな責任を取らない情報で

自分の生き方や老後を決めてしまって良いのだろうか?

いいえ、良くない。


こういう時、

数値を除外して文章を眺めると違うものが見えてきます。


”老後問題ってよく言われるけど一体何?”

”私は何をすれば会社を辞めれるの?困らずに済むの?”


数値どころか、話の始まりである問題の出所すらはっきりしていない。

世の中がいかに無責任で根拠の無い情報が蔓延(はびこ)っているかがわかる。


ではどうすればいいのか?世間の情報が当てにならないのなら

己の情報を精査すれば良い。


お金の情報であれば収入は給与明細と預金通帳、支出は請求書やレシート。

そして精査にあたり私は収支基準を設けました。


収入からは『貯蓄率』

支出からは『年間支出額』


貯蓄率 : 現在の預金総額を累計手取金額で割る

年間支出額 : 月にかかる食費や住居、日用品や光熱費に12を掛ける


「昔の膨大な明細から手取金額を洗い出せっていうの?面倒くせぇ!」や

「家計簿なんてつけてないからいくら使ったかわからないよ」

という人がいると思います。そういう人は他責思考だと私は思う。


精査に時間をかけた分だけ将来の予測精度が上がると書けば少しは

やる気が出るのでしょうか?


あなたの貯蓄率、年間支出額はいかがでしたか?


一例として

貯蓄率が50%だった場合、あなたは勤続年数分働かなくても生きて

いけます。

そして年間支出額が300万円だった場合、勤続年数が10年ならあなたの

預金は3000万円になります。


この時点で「老後2000万円問題」や「1億円あればFIREできる」等の

情報が如何(いか)に当(とう)を得ていないか理解していただけたと思う。


お金の話になると途端に年収や貯金の多寡(たか)ばかりになりますが、

仮に年収1億円で貯金が3億円あったとしても、貯蓄率が10%であれば

仕事を辞めるとたった3~4年で生活が破綻してしまいます。


何を基にその数値が出ているのか?

お金に限らず様々な場面で疑い、必要なら調べる事が大切です。



言いたいことはわかったが、これだと

突発の出費やインフレ、長生きリスクが考慮されてないと気付く人が

いると思います。


私はこれらは年金やiDeCoで補います。

年金は受給年齢がいつ引き上げられるかわかりませんし、

寿命なんて予測できません。

お金は日々変化する収支を把握して管理していくものです。

当てや予測できないものは加えずに考えれば良い。

当てにできればラッキーですが、外れてしまうと人生が狂い取り返しが

つきません。



”資金の目途はついたものの、体力的に辛いとはいえ仕事を辞めるのは不安だ”

”年金の受給年齢は繰り上げるべきか否か”

”人生100年時代とよく聞くが、やはり100歳で人生設計するべきか”



これこそ『自分軸』で考え切り拓いていけばいいんです。

あなたの人生の舵を切るのは他でもない、あなた自身なのだから。


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