第16話 漏れはもちろん処置もひどい
『当社サイトへの不正アクセスによるお客様情報流出のお詫びと
パスワード再設定のお願い』
22,519,960件もの顧客情報を流出させた会社から
メールが届いた。
この会社は様々なソフトウェアを販売している。
販売ソフトの中にはセキュリティ関連のものもある。
私は20年以上前、音楽データをCD-Rに書き込むソフトウェアを
買った時にユーザー登録をした。
以降、この会社からは不定期にサポートのメールが届くのみで
Windowsの更新により買ったソフトはとっくに使えなくなっている。
情報漏洩のお詫びと再設定...にも関わらず、メールの中身を
読まずともお粗末な処置だと思わざるをえなかった。
・デジタル署名無し
セキュリティを高める為、最低限の行いとして金融関連の
会社では当たり前のように署名付きでメールが届く。
署名無しのメールでパスワード再設定のお願いなんて
何の冗談かと笑ってしまう。
本物か偽物かの判断ができないメールをどう信用すればいいのか
教えてほしいくらいだ。
・メール本文にパスワード再設定のリンク直貼り
このご時世にフィッシング詐欺の典型をやってのける。
様々な金融機関が”メールやSMSのリンクからアプリを
インストールしないでください”とデジタル署名付きメールで
何度もお願いしているくらいなのに。
情報漏洩の詳細を調べていくと、パスワードは暗号化していない
テキスト状態で流出したらしい。
クレジットカード情報は情報漏洩したシステムでは保有しておらず、
流出の対象には含まれていないとの事だが、この会社は3年前の
2023年にクレジットカード情報流出事故をやらかしている。
『信用できない』
今回の流出でパスワードはリセットされたらしい。
私はユーザー登録をした20年以上前によく使っていたパスワードを
他で使い回していないかを確認、対策し再設定はせず放置することにした。
セキュリティソフトを販売している会社だというのに、
3年も何をやっていたのだろうか...?
文末に
”本件を厳粛に受け止め、再発防止および信頼回復に全社を挙げて
取り組んでまいります”
とあったけど...無理。
理由は処置に誠意が感じられずひどいものだから。
一消費者として、二度とこの会社の製品を買うことはない。




