第15話 正しく恐れる
様々な企業の情報漏洩が問題になっている。
この問題は氏名や住所、免許証などの個人情報が
第三者に渡る事なのだが、AIがパスキーやトークン等の
認証を突破する問題と混同している人が多いのが
気になっている。
第9話でも書いたのだが、AIは世間で騒がれている程
すごくは無い。
大したものではないのに、「我が製品はこんなにすごいんだ」
と見せる実演販売のようなものだ。
最近、AI開発企業のトップが「開発を遅らせたほうが良い」と
言い出しているが、放漫なソフトの膨大にハードが追いつけなく
なる懸念に気付いただけであると私は見ている。
既に電力を始めとするコストが深刻な問題になってきている。
AI神話が崩れてしまうと、ビジネス自体が頓挫するからだ。
問題の根底は、数百年前のチューリップバブルと同じである。
気にせずともAIバブルも弾けたらあっというまに終息する。
プログラムを書いたことの無い人がAIを使うとすごいものに
感じるのだろうか。
C言語。いやBASICでもいい。少しでもプログラムを書いて
ビルド、コンパイルし、動作させた人から見れば今のAIが
どういうものかわかるというものである。
そもそも、仕事でそれなりのプログラムを書いてきた人ほど
AI自体を信用していないのではないだろうか。
世間で騒がれている情報漏洩は、単にサーバーアクセスできる
脆弱性を突いて情報を盗み取っているだけ。
AIが賢くなって認証を突破することとは関係が無い。
中には認証を突破する問題もあるだろうが、それは認証の仕組みに
関する情報を盗み取られたことで起きる。
問題の違いを理解しないといけない。
自分の頭で情報を精査、判断して”正しく恐れる”。
これができていない人が多い。
自分の頭では考えず、すぐAIに質問をしている人が多いのだろうか?
不便と面倒は違う。それすら理解できなくなってしまったのだろうか?
今のAIは探すのが早いだけの辞典の寄せ集めにすぎないのに。
それに気付かせないようにする為の細工だらけだというのに。
情報漏洩などと不安を煽り...。
それだけ不安商法が儲かるからだろう。
進んでそれを行った人間に何が起きるのか...。私はそちらの方が気になる。
正しく恐れれば何も不安は無い。
特定の人間が儲ける為に仕掛けた罠だとわかれば。
変に情報に踊らされて嵌ってしまう方が恐ろしい。




