70空の騎兵
第二ヘリポートにて、精鋭たちが横列に並ぶが10名、皆一様に顔一杯の兵士のメイクを施し、装備は一応に落下傘を背負い、89式小銃に拳銃、水筒、弾層袋を基本とし、部隊と兵種によりそれぞれ違う装備を身につけている。
駐屯地放送後、仕事をしている場所の関係もあるが、早いもので11分23秒、遅いものでも14分20秒で整列に加わわり、敬礼をしている。
その中で俺に関しては白い鉄で出来た壇上に立ち兵士たちに敬礼をして見回している。(敬礼を)直ると
「皆! よく集まってくれた!!」
壇上の上に用意されたマイクに話しかけるとヘリポート一杯に冷徹で覇気のある声が広がる。
ヘリ倉庫が声音でガタガタと震える。
何故か精鋭を見に来た野次馬(駐屯地内の暇なと余裕を作ってやってきた自衛官)たちの顔までなんだかキリリしてる。
「今回の任務はこの駐屯地の麒麟団長のご子息、麒麟太郎が警衛所の目の前で攫われた!!」
野次馬はザワザワしているが、精鋭は一切動じない。
それに対して野次馬のザワザワは見苦しいため口を開こうとしたら、今回の責任者の親父が声を出す。
拡声器無しに声を張り上げる。
「兵士がうろたえるな!!」
俺マイク越しで倉庫ガタガタ、親父マイク無しでガタガタと野次馬たちは一瞬で黙った。
「今言ったとおり精鋭たちのようにうろたえるな! 護国を守る兵士たち!
そして、護国の無辜なる民を守らん精鋭たち! これより、未来ある若者奪還するぞっ!!!」
「「「「「ガンホーーーーー!!!!!!!!!!!」」」」」
叫びながら、見事な敬礼をする精鋭たちと野次馬たちがいた。
そして、俺の後ろの方から、満面な笑みを浮かべる親父が思い浮かべられ、その隣で色々さらし者になっている叔父が俺と父にだけ聞こえるように「すまん(頼んだ)」と呟いた。
「機上!!」
その声と共に精鋭たちは動き出す。
野次馬たちは見事な敬礼で彼らを送る。
俺は壇上から下り、父と叔父に伝えたいことを伝える。
「父さん。叔父さん。」
「「ん?」」
「俺をレンジャーに入れないでキンタをレンジャーに入れろよ! あいつもう高校生だぞ! いい加減身を守る術や、生きて帰ってくるタフネス必要だろ。
あいつを訓練に参加させてよ! おれ、もうあいつのお守りは嫌だ!」
親父は、ああ、確かに。見たいな顔して。
叔父さんは、色々申し訳なさそうな顔をしてこちらを見て、無言で頭を下げるのだった。
さて、行くか。と諦めとこれで最後になると願いつつ俺も従兄弟奪還に向かおうとすると視線の端で、『どうぞ、ご無事で』と言う様な感じな麗子さんが無言で頭を下げていた。
俺は一つ頷き、空を駆ける馬に向かい歩き出し、ヘリの前で待っていた牡鹿2尉に敬礼され返礼し、報告を受けた。
「全員乗りました。こちらの準備も完了です!」
「頼む!」
俺は頷き、彼に出陣の合図を出した。
こうして、日に二回空を飛ぶことになった。そして、俺は結果的に空からパラシュートダイブも二回することになる。




