33 私の睡眠時間
気がついたら真っ暗だった。
あのまま寝てしまったのだろう。
ここは、うん、現実世界のようだ。
でもまだ夜中なのか外はくらい。
もう一度寝よう。
「リリー様、リリー様、大丈夫ですか?リリー様」
「何!?」
マーサに揺すり起こされていた。
マーサが、部屋に来ると私はティーテーブルで寝ていたらしい。
いくら揺すっても起きないのでベッドにつれては来たが、流石に昼食時間なので起こそうとしていたらしい。
「マーサさんありがとう。どうも眠くて、眠くて・・・」
「お食事、こちらにお持ちしますか?」
「うーん、今回はお願いします」
何だか動くのも億劫な位眠い。
「今お持ちしますので ちょっとだけお待ちくださいね?すぐお持ちしますから」
珍しく慌てたようにマーサは言うと、急いで出ていった。
頭が重い、クラクラして眠い。
そのままベッドに倒れたかったけどマーサに悪いと思いティーテーブルに移動した。
ティーテーブルに伏せているとマーサが戻ってきた。
「こちらをどうぞ」
先に冷たいお茶が渡され、私が受けとると 心配そうに覗き込んできた。
「午後からのミューゼェニア様とのお約束は延期なさいますか?」
その言葉に、意識が覚醒した。
ミューとの約束は破りたくない。
「目が覚めました。心配かけてごめんなさい」
「・・・無理はなさらないでください・・・」
「はい」
手に持っていた冷たいお茶を一口飲むとスッキリした。
せっかくの美味しいランチを食べなくちゃ。
聞くと、もう13:30を過ぎているらしい。
さっさと食べないとミューが起きてしまう。
メニューは卵のサンドイッチとサラダだった。
茹で卵を潰した玉子サンド、久しぶりに食べた気がする。最近は関西風の卵焼きサンドばかり食べてたからなぁ。
サラダは、鶏ハムとアボカドが入ったコブサラダ風だった。
美味しかった。
「ごちそうさま」
「それでは、すぐ移動になりますが、ミューゼェニア様のお部屋へ参りましょう」
「え、ミューちゃん、もう起きてるの!?」
「そのようです」
本当にギリギリまで寝かせてくれていたらしく今の正確な時間は14:15らしい。
きっと食事を開始した時点で14:00は過ぎていたのだろう。気にして急いで食べなくても良いように気を使ってくれたのだと思う。
「マーサさん、ありがとう」
「いえ、急がせてしまって申し訳ありません」
材料や道具類は既にミューの部屋に有るそうで、起きるの待ちだったようだ。




