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美少女の見る夢は ~夢の中で幼女と遊ぶだけの簡単なお仕事~  作者: 葉山麻代


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12 お屋敷探検

マーサが戻ってきた。本格的に荷物の仕分けをしながら、ミューの昼寝あけはいつか聞いた。


「14:00位でしょうか。起きたらこちらに声がかかることと思います。普段13:00から14:00か15:00頃までお休みのようですが、今日は約束があるのですぐにお目覚めかと思います」

「そうなんですね。ありがとうございます。今日は何をしましょうか」

「本日は、お屋敷探検をすると伺っています。折り紙のお礼のようですよ」


ミューは、私に何かお礼をしたいとルーに相談したら、まだ誰も案内していない屋敷内を紹介したら喜ぶと言われ企画したらしい。

3歳児の企画力、凄い。


そうこうしているうちにエリーが呼びに来た。


「リリー様、お時間よろしいでしょうか?」

「はい。喜んで」


居酒屋か!

心の中でセルフ突っ込みをする。


「マーサはどうしますか?」

「楽しそうなので勿論参加します」

「そうだと思いました」


エリーは少しあきれた顔をして微笑んだ。

私的にはマーサが一緒なのは心強い。


あ、もしかしたら私が気を使わないようにああ言ったのかもしれない。

後でエリーに聞いてみよう。



ミューは部屋ではなく、玄関ホール?に待っているらしい。


中央階段を下り、先を見るとなんだかいっぱい居る。


「あーリリーちゃん!」

「おまたせしました」

「だいじょうぶぜんぜんまってないよ」


ん?どっかで聞いた台詞


にこにことしたミューが突進して抱きついてくる。

可愛い。


「て、つないでいい?」

「はい。今日はよろしくお願いしますね」


ミューと手を繋ぎ、先導するエリーの後につくと、さらに後ろから団体がぞろぞろとついてくる。


皆さん暇なのだろうか?

良く見るとハヤトも混じっていた。


最初に案内されたのは、パントリーだった。

凄いセレクトだ。

なんか、みんなニコニコとしてミューを見ている。


「ここはおいしいがしまってあるんだよ!」


ミューの的確な説明に脱帽だ。

棚には缶詰や瓶詰めの色々な保存食や、調味料があった。

瓶に入ったパスタもあり、その横にどう見ても蕎麦に見える麺もあった。

醤油や味噌も有るだろうかとキョロキョロしたが、見当たらなかった。


壺があり、中身を聞くと蓋を開けてくれた。

塩だった。


あ、そうか。パントリーだから保存食と乾物しかないのか。


次に案内されたのはランドリールームだった。


「ここはきれいのまほうのへやだよ!」


結構広い室内で、大型洗濯機のようなものが動いていた。

働いている人がいて忙しそうにしている。

邪魔しても悪いと思い早々に退散した。


次に案内されたのはサブダイニング。


「ここはみんなのごはんのへやー」


メインダイニング以外で食べる人や、みんなの休憩にも使用するらしい。

客を通すこともあるらしく、部屋自体はメインダイニングとあまり変わらないように思えた。

食事は美味しくとるべきという理念に基づくらしい。

それでも面倒がって、厨房内や、厨房前で食べる人も居るとかで基本は自由なのだとか。

あと、おやつはここに出されると言っていた。


「リリー様、今日のおやつはアップルパイらしいですよ」


小声でマーサが教えてくれた。


アップルパイ、食べてないなぁ。

昔は良く作ったけど子供が大きくなったらあまり作らなくなった。


「あとで、ミューゼェニア様のお部屋にごいっしょにお持ちします」


そう言ってマーサは先に出ていった。



次に案内されたのは小キッチンだった。


「ここはおかしのへやー」


小キッチンでは主におやつを作っているらしい。

すく側に大キッチンと食糧庫もあるそうだ。

ちなみに、中キッチンもあるそうで、滞在者が料理人を連れてきた場合に貸し出されるそうだ。


ということは、借りられるのだろうか?



次に案内されたのは使用人連絡部屋だった。


「ここはおねえさんたちのおしごとのおはなしのへやー」


正確に把握している部屋の用途を知って尚ここに来るのは何故だろう?


ミューに質問すると


「かくれんぼするときにここにくるよ。るーちゃんにかったよ!」


と言っていた。

つまり、今日案内されているのは、ミューのかくれんぼリストなのだろう。


どうりで、大キッチンや粉類がある食糧庫はスルーのはずだ。


使用人連絡部屋のボードには、色々なメモや予定表のようなものが貼ってあった。


文字、覚えなきゃ。


「お嬢様、そろそろおやつのお時間になります」


エリーに声をかけられたミューは、案内を続けるか、おやつを食べるか少し考えたようで私に聞いてきた。


「リリーちゃん、いっしょに おやつたべる?」

「はい。楽しみですね」


そう答えると、ぱっと明るく笑って安心したような顔をした。

案内を途中放棄することに責任を感じたのだろうか?なんて偉いんだろう。


団体さんもここで解散なようで、ミューとエリーと3人だけになった。


「おそらく、おやつはマーサがお部屋に用意していますので、このまま参りましょう」


エリーに促され、3人でミューの部屋へ向かった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても読みやすい文体で、物語がすっと入り込んできます。 まだ途中ですが、続きも楽しませていただきます!
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