話は大詰め
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楽しんでいただけると幸いです。
コンラッドとアレクシスが小屋についた時、中からは悲鳴がして、窓から見ると、ローレッタ(悪霊)が男たちに殴られていた。
聞いているとどうもローレッタにクレアを殺すように言うが、悪霊は「そんな怖い事できない」と泣いていた。窓から見ていた2人は顔を見合わせ、ローレッタが自分の身体を傷つけられるのを放って家まで来たことを理解した。
こんなみっともない姿、ローレッタであれば見るに堪えないだろう。
コンラッドとアレクシスは部下に指示し、さっさと終わらせることにした。窓を割り、ドアを蹴飛ばして中に入った。
そして男たちをさっさと片付け、コンラッドはこれから始まる一世一代の演技をするために息を吐いた。
「大丈夫か、ローレッタ!」
そう言って彼は悪霊を抱き上げ、馬に乗って家に戻った。悪霊が「コンラッド、わ、わたし、がんばったの」とかほざいていたが、コンラッドは聞こえないふりをした。
お前、殺す以外の方法ならクレアをどうにかできると言ってたじゃないか。まったく気色悪いと思いつつ、家に戻った。アレクシスは証人として悪霊を拷問していた男を1人連れていた。
ローレッタが治療されている間、アレクシスは連れてきた男を拷問し、アルドリッジ家からの派遣だということを吐かせ、どうしようかと父と話していた。
とりあえずは証人をつれてアルドリッジ公爵と話した方が早い。そう決めて証人は牢に閉じ込めた。
由香子は自分が気づいてからずっとコンラッドがいることに夢心地だった。ああ、ようやく報われる。と思った由香子はコンラッドと話し、コンラッドが仕事でいない日は彼の書いた手紙を読み、もう幸せになるのも秒読み段階だと思っていた。
そしてアレクシスとファウラー卿がアルドリッジ公爵を呼び、証人を連れて来てクレアについて話し合い、これをスキャンダルとして公表するか、密約を交わすかで話し合い、アルドリッジ公爵は密約を交わす方を選んだ。
クレアは可愛い娘だが、こういう時に利用するのも貴族としては当たり前だった。
それはクレアもアグネス夫人もローレッタも承諾している。貴族とはこういうものだ。
アルドリッジ公爵は証人を連れて帰って行った。
一方の由香子は日々花束をくれ、甘い言葉をくれるコンラッドに悩んでいた。自分の正体を言うべきかどうか。もうローレッタはバラの柩で永久に眠るだろう。
由香子はとうとう決心した。コンラッドに自分が由香子であることを言うと。
その日由香子に「大事な話があるの」と言われたコンラッドはアレクシスに伝え、聖水とエクソシストの準備を行った。
そしてアレクシスとクレアは隠し部屋に隠れ、由香子の部屋に入り、ベッドにいる由香子にベッドの端に座って優しく話しかけた。
「どうしたのですか?ローレッタ、急な話とは?」
「コンラッド、実は私ーーーー」
由香子はとうとう白状した。




