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HEROES  作者: 秒速約30万Kmの点P
2140年4~7月

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8/24

No.7 入学式でスピーチ。

100PV突破ありがとうございます。

あれから魔物の発生もなく時は平和に流れていった。


古屋仁の朝は早い。

朝5時に起きたらシャワーに入り目を覚ます。ジャージに着替え外に出て1時間ほどのランニングをする。戻ってきたらタオルで汗を拭き取りプロテイン入の牛乳を飲み干す。


「今日は入学式で新入生歓迎のスピーチがあるんだっけ?」


妹が話しかけてくる。そう!学校が始まるのは明日なのだが今日は仁は入学式に顔を出しスピーチを行わなければならない。新入生を驚かすためにメイクにも気合を入れ、髪はポニーテールにしておく。ついているとは思えないほどの可愛さを誇る仁であった。制服に着替え家を出る。


「行ってきまーす。」


学校は家からそう遠くなく歩いて20分ほど。イヤホンで音楽を聞きながら向かって大体5曲目が終わったあたりで学校に到着する。


<姫月学園付属高等学部>...日本でも有名な大学の姫月学園の高等部で日本トップクラスのイベント量を誇るイカレタ奴ら(褒め言葉)が集まる、たまに有名芸能人を輩出する高校だ。


恒例として入学式で二年生以上から抽選で選ばれた一人がスピーチを行う。何の運命か今回は仁が選ばれたのであった。


「失礼します。歌屋先生いますかぁ?」

「おう来たか。頼まれてたそれ持ってっていいぞ。」


歌屋咲(ざき)先生、姉もお世話になったいい人で1年生の頃の担任だ。


「先に体育館行って待機しとけ。」

「はーい。」


体育館に移動し席に座る。先生も近くに座っていて落ち着かないが、スピーチをすることのほうが緊張するのであまり表に出ない。歌屋先生も席に座り保護者も集まって来る。


『今ここに姫月学園高等部の入学式の開会を宣言するぅーーーー!ではぁ!新入生の入場です!』


教頭のアナウンスが入り会場が静まり返る。


『イィィィチ組の入場!担任は31歳男性!妻子持ちのイケメンリア充!天城元(あまぎげん)!』

「みんなよろしく!」

『ニィィィィ組の入場!担任はこの学園のOB!白雪美月(しらゆきみづき)!』

「よろしくお願いしますぅ。」

『サァァァン組の入場!実年齢35歳!一年担任の中で最年長!リアルショタ!三組担任!神埼悠真(かんざきゆうま)!』

「これからよろー!」

『ヨォォォン組の入場!実は何処かのお嬢様!四組担任!九条紫苑(くじょうしおん)!』

「よろしくお願いいたしますわ!」

『ゴォォォォ組の入場!ショタがいるならロリもいる!五組担任!一ノ瀬莉央(いちのせりお)!』

「ロリ言うな!よろしく!」

『ロッッック組の入場!担任は圧倒的な自他認めるポンコツ!黒瀬玲二(くろせれいじ)!』

「アベシッ!(転倒)」

『ラッキーセブン!七組の入場だぁ!イギリス人とのハーフ!ド真面目!七組担任!星宮小春(ほしみやこはる)!』

「よろしくお願いいたします。」

『ハァァァァチ組の入場!同期ですら横にいても気づかない!圧倒的気配の薄さ!八組担任!御影朔也(みかげさくや)!』

「ここ、ここ。ここにいるよ!」

『これでラストぉ!九組の入場!意外とすごい人橘蓮司(たちばなれんじ)!』

『よろしゅう!』

『ここからは副担任の紹介だぁ!』

『1,4,7組の副担任!ベスト・オブ・苦労人!桜庭琴音(さくらばことね)!』

「胃薬を恵んで下さい。」

『2,5,8組の副担任!特にコレと行った特徴がない!雨宮天(あまみやてん)!』

「特徴が無いとはなんだ!」

『3,6,9組の副担任!洞察力の鬼!鳴海白夜(なるみびゃくや)!』

「よろしく頼む!」

『以上!12名が一年生の担当教師達だ!必要なことがあればどんどん話しかけてくれ!』


やけにテンションの高い担任紹介と入場が終わった後は校長先生のお話が始まる。


『次に行われるのはすべての元凶!このイカレタ行事を行う理由!一番の狂人!校長の姫月心(ひめつきこころ)による長い長いありがたい☆O☆HA☆NA☆SHI☆だ!』


この学校で自他ともに認める一番の狂人である校長がステージに上り礼をする。


「私の名前は姫月心!この学校で私から言えることはただ一つ!楽しめ!以上!」


それだけ言った後礼をしステージを降りる。

(草)

新入生のみんなも混乱しているようだ。


『お次は毎年恒例!2,3年生の中から抽選で選ばれた者によるスピーーーーチの時間だぁ!今回選ばれた人(犠牲者)はぁ、校長の次にヤバいヤツ。古屋仁!』


呼ばれたのでステージに上る。


「あーtsts、聞こえてる人手ぇ上げて下さい。聞こえてるようで何より。ではまずはくじの被害者である私の自己紹介から、名前は古屋仁で16歳、明日からは2年生としてあなた達と学びます。まぁこういうスピーチとスカートは短いほうが喜ばれるので、手短にとは言えませんけどゆるーく行きましょう。最初に入学おめでとうございます。これから同じ学び舎にて学べることを嬉しく思います。ここまでがテンプレ、ここからが天麩羅。次に校長が放り投げたことから、まず今私たちが着ている制服はかなりいい素材でできていますのでジャージと同じぐらい動きやすいです。なぜ、こうなってるかといいますとこの学校御存知の通りイベントがかーなーり多いです。4月はこの入学式と新入生歓迎会、5月は1,2年生は宿泊学習と修学旅行、3年生は校外学習があります。6月は体育大会、7,8月は夏休み、9月はクイズ大会、10月はハロウィン、11月は文化祭、12月はクリスマス、1月は雪中運動会、2月は節分、バレンタイン、3月はホワイトデーと卒業式。このように一月に一度は何かあります。まぁそれが目的で来た人が多いと思うんですけど。次は千手の涯 届かざる闇の御手 映らざる天の射手 光を落とす道 火種を煽る風 集いて惑うな 我が指を見よ 光弾・八身・九条・天経・疾宝・大輪・灰色の砲塔 弓引く彼方 皎皎として消ゆ。破道の九十一、千手皎天汰炮ということでね急に何言い出したんだと言う人が多いと思います。私は去年この流れで黒棺を喰らいました。さて言いたいことも言ったので、皆様にはこれから鬼ごっこをしてもらいます。」


体育館にざわめきがおきる。


「まぁ何を言い出すんだとそう思った方々がほとんどだと思います。入学式ではパンフレットにも書かれていない恒例行事がありまして、毎年こうやってレクリエーションを行っています。去年はかくれんぼでした。ルールは増え鬼、制限時間は90分。保護者の皆様方は今から映し出されるスクリーンにて私目線の映像と学校中に配置されたカメラの映像をご覧いただけます。最初の鬼は私です。私は最初の1分間動きません。そしてなななんと、逃げ切った方々には食堂の麺類大盛り権が配布されます!状況が飲み込めていない方もいると思います。職員室、売店と食堂のカウンターの中には入らないで下さい。では鬼ごっこを開始します。せいぜい逃げ惑って下さい。」


そういって後ろのスクリーンに”START”と表示され、画面が切り替わる。新入生は一斉に立ち上がり体育館を出る。

(一分間暇だな。)

一分が経ち、仁が走り出す。

(グラウンド→屋上→6階→5階→...といった感じに回るか。)


つまんないのでカット。by編集者


90分の制限時間が終わりすべての生徒が体育館に戻ってくる。


「さて、楽しんでいただけたでしょうか。この学校ではこのように一見座っているだけのようなイベントでも身体を動かすことがあります。なので制服が動きやすくなっているわけですね。聞いた話ではこの制服で大会に出て優勝した生徒もいたとか。ではコレで突発レクリエーションと私からの祝いの言葉を終わります。最後に、私は男です。以上ありがとうございました。」


((((((?!)))))

新入生の心は一つに揃った。それはもう1mmもズレもなく皆等しく同じことを考えていた。

((いやそれ女子の制服ですよね?))

説明しよう!

仁は今、歌屋先生に頼んで用意してもらった女子用の制服を着ている!


仁は最後に爆弾を落とした後、ステージを降り満足そうに座る。

(よし目標達成!)


『もらった台本に書かれていなかった事があるけど面白かったから良し!』


とてつもなく馬鹿を感じるセリフを聞きながら仁は新入生を見渡す。


『それでは入学式を終わります!以上!閉廷!解散!』


その言葉で入学式が終わり、着替えてから歌屋先生といっしょに職員室へ戻る。


「コレ、ありがとうございました。」

「そのまま持っとけ。面白かったから明日も着てこい。校長にも許可を取った。」


(何してんだこの人。)

女子用の制服を返そうとすると断られる。


「んじゃ、自分も帰ります。仕事頑張って下さい。」

「おう、気をつけて帰れよ!」

「失礼しました。」


職員室を出て家に帰る。

(あ〜面白かった。)


ーーーーーーーーーー

???視点


「ふふっ。明日からかぁ。」

「目が怖いよ。」


姫月の制服を持ち笑う少女がそこにいた。

(教師陣の再登場の予定は)無いです。

鬼ごっこの様子はいつか小話で。

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