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HEROES  作者: 秒速約30万Kmの点P
2140年3月下旬。

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5/24

No.5 初任務①

5話目ぇ〜

「合わせなさいよ!」

「うるせぇ!射線に入ってくんな!」

「避けて打ちなさいよ!」

「邪魔!」

「そっち行ったわよ!」

「前衛!仕事しろ!」

「あなたも前衛じゃない!」

「今回はお前の仕事だろうが!」

「ああん?」

「おおん?」


ど う し て こ う な っ た


時は遡り約3時前...


古屋仁は<HEROES>の関東支部に来ていた。


「おーいスラックスー。来たぞー。」

「誰がスラックスだ。僕の名前はフィックだ。」

「というわけで来たぞ。」

「はぁ。他のメンバーとの顔合わせだ。といっても初めて会うのは一人だけだからな。」

「会ってもないのに嫌われてるのかな。」

「他のメンバーは普通に仕事しているよ。」

「そうか。」


1階で待っているとフィックが女性を連れて降りてくる。


「あんたが新入りね!」

「はい。古屋仁と言います。16歳です。」

「私の名前は氷見(ひみ)栞(しおり)よ!同じく16歳ね!」


なんだこのうるさいのは。


「私はtype−R(ライノ)の適合者よ!あなたはtype-O(オルカ)の適合者と聞いてるわ!私が先輩なんだから敬いなさいよ!」

「やだよ。」


水色の腰まで伸ばしてある髪にロングスカート。見た目は清楚の塊なんだけどなぁ。中身(せいかく)がこれかぁ。


「自己紹介は済んだね。話にも出ていた通り栞がライノ(サイ)、仁がオルカ(シャチ)の適合者だね。戦い方としては栞が巨大なハンマーを使用した近距離戦、仁は銃と剣を使用した中近距離戦だね。」

「聞いただけじゃわからないから地下で戦いましょ!」

「待って仁は」

「いいぜ!」


実力、気になってたところだしね。

フィックの言葉を遮るように栞の言葉に返事をする。


「はん!根性はあるみたいね!」

「いやいや雑魚が先輩気取りで俺に勝てる気でいるみたいだからな!」


とりあえず生の勢いで栞を煽っておく。

なんかこいつ腹立つ。

地下に移動してお互いベルトを装着しカラーズモデルをセットする。


『カラーズモデル”青”を確認。訓練用結界を展開MS(マスクドシステム)の変身シークエンスを開始します。』

『カラーズモデル”赤”を確認。訓練用結界を展開MS(マスクドシステム)の変身シークエンスを開始します。』


「「変身!」」


魔法陣が展開され、身体を通過し装備を装着させる。

方や銃剣を持った青の戦士

方や巨大なハンマーを背負った赤の戦士

二人は睨み合い機械的なアナウンスがなる。


『Ready...Fight!』


栞はハンマーについたブースターを起動し距離を詰める。

ドォォォォン

轟音が鳴り響き空気までも揺れたような衝撃が地を這う。

(食らったらやばいか。)

仁は水魔法で自分の身体を押し出し余裕を持って回避、引き金を引き銃弾を飛ばす。

栞はそれをハンマーで受け炎魔法を使う。


「『ファイヤーボール』」

「『ウォーターシールド』」


仁は水魔法で相殺。銃弾を飛ばす。

栞は魔法を打った姿勢のままで無防備だったが横に転がることで回避する。

仁はすぐさま近づき剣で斬りつける。

栞は腕で受けようとするが、仁は当たる寸前で止め、攻撃を突きに変え頭を狙う。

栞は難なく避けた後ハンマーを振り回す。仁は接近していたせいで避けきれずに当たるかに思えたが水魔法をぶつけることで栞を吹き飛ばす。

その間に仁は距離を取り、銃弾を飛ばし続ける。


「面倒な戦い方ね!」

「安全策を取っているといってほしいですね。」

「チキンがぁ!」

「攻撃まともに当ててから行ってもらえますぅー?」

「腹立つ〜!」

「褒め言葉ですね!」


仁の銃弾の雨のせいで栞は近づけずにいる。

(ここからどう打開してくるんだろ。)

栞は炎魔法を使用し仁を拘束しようとしてくる。


「『バインドファイア!』」


コレに仁は水魔法で迎え撃つ。


「『ウォーターカッター』」


またも相殺される。だがしかし先程の相殺とこの相殺の影響で部屋には水蒸気が満ち始める。そんな中栞が炎魔法を使えばどうなるか。当然、水蒸気爆発が起きる。


「『ファイヤボール!』」


ドガァァァァン!!


「っ!『ウォーターシールド』」


突然のことに栞は対処できず爆発をもろに食らったが、仁はとっさに魔法を使い凌ぐ。

もともとの耐久力が高いのか栞の傷は浅い。


「自爆した気分はどうですかぁ?いいように誘導されてぇコレじゃ敬う意味も無さそうですねぇ!」

「ッ!生意気な!」

「別に同い年なんだから敬う気は無いですよ!」


仁もこうなることは予測できていたわけではないが、うざったらしく栞を煽る。

すると突然警報が鳴り響く。


ビィーーーーーー!


変身が突如解除されフィックに声をかけられる。


「魔物が発生する二人で向かってくれ!場所は端末に示した!」


「「わかった。」」


二人は即座に返事をしガレージに行く。

ガレージに用意されている<HEROES>個人に一つ与えられるバイクに跨り変身する。

免許はいらないらしい。


『カラーズモデル”青”を確認。MS(マスクドシステム)の変身シークエンスを開始します。』

『カラーズモデル”赤”を確認。MS(マスクドシステム)の変身シークエンスを開始します。』


「「変身!」」


『変身シークエンスを完了しました。”M・S・O−7”起動します。』

『変身シークエンスを完了しました。”M・S・R(type-ライノ)−7”起動します。』


レバーを引いて変身する。バイクを操作し目的地に向かう。

目的地に移動し終えるとすでに魔物は出現していて逃げ遅れた民間人を襲おうとしている。

バイクに乗ったまま魔物に突っ込み跳ね飛ばす。


『ついたみたいだねぇ〜。』


ヘルメットの中から神谷さんの声が聞こえる。


『このままぁ〜指示を出しますよぉ〜。まず、援軍だけど<ガーディアンズ>がもう少しで到着する民間人は彼らに任せていい。ボスとその周りの雑魚に集中して。』

「了解。」

『<HEROES>は二人だけ。頼んだよ。雑魚はコボルト型、速いけど脆い、計20匹。ボスは狼型速いし攻撃力も高い。ランクはそれぞれDとB、栞が周りを潰している間に仁がボスの機動力を削ぐ。鈍くなったら栞が決めて。』

「「了解」」


具体的な情報と攻略法を示され、動き出す。

コボルトが走ってよってくる。

すかさず栞がハンマーを振り回し叩き潰す。


グチャ!


「体液飛ばさないように片付けろよ。」

「無理な話よ!」


銃剣で頭と胴体をバイバイさせながらそうつぶやく。

栞もハンマーを振り回す。


「あぶねっ!なにすんだてめぇ!」

「振り回した先にいるのが悪い!」

「もっと周りを見て振り回せ!」

「合わせなさいよ!」

「うるせぇ!射線に入ってくんな!」

「避けて打ちなさいよ!」

「邪魔!」

「そっち行ったわよ!」

「前衛!仕事しろ!」

「あなたも前衛じゃない!」

「今回はお前の仕事だろうが!」

「ああん?」

「おおん?」

『二人とも喧嘩しないで。ボス、来るよ!』


ワォォォォォォン


遠吠えが聞こえ、そちらを見るとダンプカーよりもでかそうな黒い狼がいた。

近くの雑魚を蹴散らし仁と栞は武器を構え直す。

狼は走り出し一直線に仁達に向かってきた。仁はとっさに栞を蹴り飛ばし、水魔法で自分を吹き飛ばした。


「なにす、ん、、だ、、、、。」

「ぐっ!速い!」


狼は仁達の後ろにあったビルに衝突したが無傷。ビルは崩壊し狼に瓦礫が降り注ぐが狼は気にした様子もなく再び突進の構えに戻る。次の狙いは仁なのだろう。仁の方向を向いている。仁はとっさに銃剣で弾丸を飛ばしたが、狼に傷一つすら与えられなかった。狼が動き出し仁に突進する。仁はコレを横に転がることで回避する。


「『フルチャージ』!」


突進を終えた狼に向かって走りフルチャージを使用した銃剣で切るかかる。


ガキィン!


(は?嘘だろ。)

だがしかしその刃は容易く弾かれてしまった。


「『フルチャージ』!」


ならばと栞がハンマーで殴りかかる。地面にも網目状にヒビが入るほどの衝撃を伴っていたが、狼は容易く回避してしまった。


「神谷さん!フルチャージの直撃でも傷一つつかなかったよ!」

『解析し直す!時間稼いで!』

「了解ぃ!」


(俺の攻撃力じゃあ届かない!栞さんならやれるが大ぶりで躱される。どうにかして機動力を削がないと。)

なるべくこれから毎日投稿できたらいいな。続く気がしないけど。

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