閑話 そして集いし漢達①
萬子はm、索子はs、筒子はpで表しています。
まだ仁が1年生だった頃。仁は気まぐれで学校の遊戯室に来ていた。そこには担任である歌屋咲先生とおそらく先輩と思われる人が雀卓のそばで話していた。
「先生じゃないっすか。どうしたんですか?」
「ん?古屋か。今日な麻雀しようと思って人集めてたんだけど一人風邪ひいてこれなくなってな、連絡がついさっきだったからこれからどうしようかと思ってたんだ。ちなみにコイツは天地和って言ってお前の一つ上の先輩だな。」
「古屋仁ですよろしくお願いします。こんなナリで男です。」
「紹介された天地和だよろしくな。」
「古屋、お前麻雀できるか?」
「できますよ?」
「じゃあ一緒にやんね?」
「良いですよ。今日は暇な日なんで。」
仁は麻雀に誘われたので承諾し席に座る。
「よーしやるぞ。ルールは三麻、北抜き有り、赤2枚、プンリー有り、プンリー放銃は役満払い、ローカル役有り、ツモ損無し、最初は35000点の飛んだら終了の東風戦な。」
「いつものっすね。」
「とんでもねぇルールですね!」
「おう!一番高い手を上がったやつの勝ち!一番の漢を決める戦いだ!」
自動麻雀卓によって配牌が配られる。
東風東一局 ドラ表示牌8p
歌屋咲 東家 親
1p.2p.2p.3p.5p.8p1s.2s.2s.5s.6s.9s.白. 白.
天地和 南家
9m.6s.7s.9s.南.南.西.北.北.白.發.發.中.
古屋仁 西家
1m.1p.3p.4p.4p.6p.8p2s.2s.3s.3s.8s.發.
1巡目
咲は8pを打牌。
「弱..うーん?強いか?」
和は5p.をツモ、9m.を打牌。
「結構良い配牌だな。」
仁は3s.をツモ、1m.を打牌。
(緑一色あるか?)
2巡目
咲は6s.をツモってきた。悩む素振りを見せずに2p.を打牌。
「どうやっても強くならなさそうだな。」
和は1p.をツモり、ツモ切り。
「裏目かぁ。」(国士だったか?)
仁は4s.をツモり1p.を打牌。
「マジであるかもな。」
3巡目
咲は1m.をツモ切り。
「良い牌が来ないな。」
和は東.をツモり、5p.を打牌。
「あるな。」
仁は8s.をツモり、3p.を打牌。
「あるよ。あるよ。」
4巡目
咲は9p.をツモり、1p.を打牌。
「面子破壊は基本。」
「馬鹿なこと言わないで下さい。」
和は2p.をツモ切り。
「早く欲しい牌来てくれ。」
仁は西.をツモ切り。
「これじゃねぇ。」
5巡目
咲は3p.をツモり、3p.を打牌。
「...」
和は9p.をツモ切り。
(やっぱり国士のほうが良かったな。)
仁は西.をツモ切り。
「裏目ぇ!」
6巡目
咲は9m.をツモ切り。
「あんまりよくねぇな。」
和も9m.をツモ切り。
(萬混もあったか?)
仁は5s.をツモり、8pを打牌。
(お前じゃね〜。染めよう。)
7巡目
咲は中.をツモり、2p.を打牌。
(こりゃコ○ショーだな。)
和も中.をツモり、9s.を打牌。
「キタキタキタキタぁ!」
仁は9s.をツモり、6p.を打牌。
「むぅ。」
8巡目
咲は2p.をツモり5p.を打牌。
(完全に裏目だな。)
和は1p.をツモ切り。
「これじゃない!」
仁は東.をツモ切り。
(頼む早く来てくれ。)
9巡目
咲は7p.をツモり中.を打牌。
「ポン!」
「中.一鳴きぃ?」
和は中.をポンし、7s.を打牌。
(早く出さねぇかなぁ。)
仁は8pをツモ切り。
(コ○ショーだったか?)
10巡目
咲は5p.をツモり7p.を打牌。
(なんでぇ?)
和は3s.をツモり、6s.を打牌。
「...」
仁は白.をツモ切り。
(上家は大三元ってわけじゃないか?)
11巡目
咲は發.をツモり、2p.を打牌。
「いやーどうしよ。」
和は5p.をツモ切り。
「早く聴牌してくれぇ!」
仁は南.をツモり、4p.を打牌。
(染めておくか。)
12巡目
咲は7p.をツモ切り。
「さっきから裏目ばっかりなんだが?」
和は北.をツモり、3s.を打牌。
(よしよしよし。)
「ポン!」
仁は3s.をポンし、4p.を打牌。
(聴牌目指そ。)
13巡目
咲は9s.をツモり、5p.を打牌。
(一向聴だな。)
和は7s.をツモ切り。
「これじゃねぇ!」
仁は北.をツモり、北抜きを行う。
「北抜きっすね。」
嶺上牌から7s.をツモり、南.を打牌する。
(一応一向聴だな。)
「ポン!」
和は南.をポンし西.を打牌する。
(一向聴!)
15巡目
仁は西.をツモ切り。
(暗刻やったやんけ!)
咲は3p.をツモり發.を打牌。
「やばいか?」
「いや、ポンですね。」
和が發.をポンし、東.を打牌し聴牌する。
「ヤァァァクマン、カクテェェェェェェェイ!」
「「うるせぇ!」」
16巡目
仁は6p.をツモ切り。
(多分字一色だな。)
咲は9p.をツモ切り。
(これ上手く行ってたら倍満だったな。)
和は5s.をツモ切り。
「頼むぅ!」
17巡目
仁は1m.をツモ切り。
(やべ。萬混もあったか?)
咲は4s.をツモ切り。
「いやぁきついなぁ。」
和も7s.をツモ切り。
「この順目でみんなツモ切りっすか。皆さんダマテンですか?」
「そうだな。」(テンパイしてない)
「そうだなぁ。」(テンパイしてない)
18巡目
仁は1s.をツモり、發.を打牌。
(これは安牌だからよし。)
咲は1s.をツモるも聴牌をとらずに、5s.を打牌する。
(引っ掻き回せるだけやってやろうかな。)
和は5s.をツモ切り。
「頼むって!」
19巡目
仁は4p.をツモ切り。
(四暗刻もあったのでは?)
咲は中.をツモ切りし聴牌を取らない。
「...」
和は6s.をツモ切りする。
「頼むからぁ!」
「ポン!」
なんと咲が6s.をポン。海底摸月がずれる。
「海底摸月をずらしてやったぜ!」
そのまま1s.を打牌し和にツモ順が回る。和は1m.をツモ切りする。
「畜生!」
20巡目
仁は1s.をツモり、聴牌する。そのまま8s.を打牌し、咲が海底摸月のツモ牌を取る。
「よし!」
咲が掴んだのは7p.、それをそのままツモ切りした。
「これで終わりだな。」
「「聴牌!」」
最終手牌
歌屋咲 ノーテン 33000(-2000)
3p.3p.3p.1s.2s.2s.9s.9s.白.白.(6s.6s.6s.)
天地和 聴牌 36000(+1000)
北.北.北.白.(發.發.發.)(南.南.南.)(中.中.中.)
古屋仁 聴牌 36000(+1000)
1s.1s.2s.2s.3s.4s.5s.7s.8s.9s.(3s.3s.3s.)
和の手牌を見て2人は、
「「殺意高ッ!」」
シャンポンかと思っていたらまさかの白.単騎に2人は驚く。
「白.と北.のシャンポンかと思ってたわ。」
「白.は私が2枚持ってたぞ。」
「うわそこにあったかぁ!」
「ちなみにいつから持ってました?」
「牌が配られたときからだね。」
「自分なんなら白.暗刻の北.単騎の大三元字一色まであると考えてましたよ。」
「いやー白.来てほしくて北抜きも考えたけどこのまま聴牌保とうと思ってやめたんだよね。正解だったわ。」
「大正解っすもんね。」
「自分は最初は緑一色狙ってたんですけど8s.と發.が来なくて、清一色に変えたんですけど。先生8s.持ってました?」
「いや、持ってなかったから王牌の中.だな。」
「マジかぁ!」
「先生はなにねらってたんです?」
「途中.七対子にしようとしてたが役満確定が聞こえた時点で和了を放棄してたな。」
「いや聴牌とって八連荘目指しましょうよ。」
「いや、放銃しないことにいっぱいいっぱいになってたな。」
「終わった後で河見てみると、意外と最適解取ってれば二人とも役満聴牌行けたんじゃないか?」
「あぁ。四暗刻目指せたかもな。けど、持ってるわけでもない西.とか残します?」
「気持ちはわかるぞ。でも自家だよ?」
2人の河を見てみると、手牌と組み合わせると、四暗刻が聴牌までは行けたことに2人は少し悔しがっていた。
「最初は国士と悩んだな。」
「自分は歌屋先生が国士かと疑ってましたよ。」
「最初の捨て牌か?」
「そうですね。」
東一局終了、東2局へ続く。
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