side.unknown①
書くネタ考えてるんでちょっとの間小話でしのぎます。
2137年某月某日、雨が振っていた。そこには屠られた魔物の雑魚とぐちゃぐちゃに潰れたボスの死体の上に立つ黒い装備を身に纏う一人の戦士がいた。
「はぁ。次どこ。」
黒い戦士が機械のような声で呟く。
『今のところ向かうところはないよ。』
黒い戦士が持つ通信機からはそう返ってくる。
「じゃあ今回はこれで収束?」
『そうだね。お疲れ様。』
「じゃあそっち戻るわ。」
『おけ。通信切るよ。』
「じゃまた。」
そう言って黒い戦士は通信を切った。
「ん?」
物音が聞こえそちらに振り返る。そこには<ガーディアンズ>のロゴの付いた装備を纏う15人ほどの部隊と<HEROES>のロゴが付いた装備を纏う2人組(栞と刀)がいた。
「貴様!何者だ?所属を言え!」
栞が問いかける。
「無所属、個人で魔物を狩る者。それじゃ。」
黒い戦士はそう返すと、踵を返し立ち去ろうとすると、今度は<ガーディアンズ>の隊長と思われる戦士が声をかけてくる。
「貴様!最近魔物が出現する場に出現すると言う黒い戦士だな!」
「だからなんだ。」
「貴様には捕縛命令が出ている!大人しく付いてきてもらおう。」
「断る。ついていく理由がない。」
「理由としては貴様が使うマスクド・システムが未確認なことと、貴様が未知の属性を用いて戦うことから、魔物の発生に関係があるのではという容疑がかかっているからだ。」
「魔物の発生に関係はねぇよ。」
「で?理由を伝えたわけだが貴様は付いてくるのか?」
「お前はさぁ、言葉を理解する動物がいたとして、そいつに”解剖するからこっち来て。”と言ったら付いてくると思ってるのか?」
「そんな訳はないな。」
「だろう?じゃ、自分は帰って寝たいんだ。」
「そうやすやすと帰すとでも?」
「そうだろうな。手荒くなりそうか?」
「そうだな。」
「じゃあ、逃げさせてもらおう。」
そう言って全身が黒い戦士は走り出す。
(クッソ、スキルのリキャストがなげぇ。)
「させるか!放て!<HEROES>も協力してくれ!」
「「いいよ(ぞ)。」」
16丁の銃がすべて黒い戦士に向き、発砲される。
「だるっ。」
黒い戦士は振り向き魔法を使用し、銃弾を消し飛ばす。
「なっ!」
「どりゃっぁ!」
<ガーディアンズ>の隊長の驚いた声と大きいハンマーを上から振り下ろす音が聞こえる。
「【■■】」
「何が起きてっ!」
ハンマーは当たらずに黒い戦士の上空1m上空で停止する。栞がブースターを強めるがピクリともしなかった。
「何をした!」
「素直に答える訳ないじゃん。【■■】」
衝撃が栞にぶつかり、吹き飛ばされる。
「大丈夫かっ。よくも!」
「これ返すよ。【■■】」
栞のハンマーが吹き飛び刀に向かう。
「危ないなぁ!」
「でも避けれるでしょ。」
「次だ!放て!」
<ガーディアンズ>の部隊からは魔力の籠もった網がなげられる。
「【■■】」
またも網が空中で停止する。吹き飛ばされた栞が起き上がり格闘戦を仕掛けてくる。
「『フルチャージ・ワタシニチカラヲ』!」
「面倒だなぁ。」
栞はフルチャージを切り、黒い戦士に殴りかかる。それを黒い戦士はなげられたボールを素手でキャッチするように片手で受け止める。
「マジ?」
「思ったより弱かったな。自己強化か?」
(一撃を強くするたぐいかと思ったが。自己強化か?)
「さぁどうだろうな?」
「どっちでもいいよ。」
栞は拳を引き黒い戦士に連撃を仕掛ける。これらすべてを黒い戦士は防ぎ栞の腹に拳を打つ。
「グハッ!」
「狙いがわかり易すぎ魔物にですら読まれるよ?」
「くぅっ!」
お返しとばかりに栞に連撃を叩き込み、吹き飛ばす。
「今のうちだ!」
「「「「「了解」」」」」
一人になったからお構いなしとばかりに<ガーディアンズ>の隊員によって弾幕が張られる。
「よっと。」
「空中なら避けられないはずだ!」
黒い戦士は上に飛ぶことで避けるが更に射線を上にずらされさらなる弾幕が張られる。
「【■■】」
「なんだと!」
黒い戦士は斜め上に変な挙動をしながら飛び上がり回避し地面に降りる。
「今だな。『フルチャージ・流星の一撃』」
「【■■】」
避けられたならばとでも言うように着地した隙を狙って刀がフルチャージを使用するが、最初の弾丸のように消し飛ばされる。
「お返しするよ?【■■】」
「嘘でしょっ!」
お返しとばかりに刀が放った攻撃とまったく同じ物が刀と<ガーディアンズ>の隊員向けて放たれる。
「ちょっとずるくない?」
「1対17のくせしてよく言うよ。」
「ご尤もで!」
追撃にと黒い戦士が何もない空間から取り出した銃によって弾幕が張られ刀と<ガーディアンズ>の隊員が正面から被弾する。
(やっとクールタイムっが終わる。)
「じゃあそろそろ自分帰りますね。」
「待て!」
「【カメレオン】【■■】」
栞が呼び止めようとするが無視され、【カメレオン】という呪文が聞こえると同時に黒い戦士の姿が掻き消える。
「どこ行きやがったーーー!」
栞が叫ぶも虚しく黒い戦士の姿は見えなくなったままだった。
「反則級の強さだね。」
刀は黒い戦士の強さに頭を抱えていた。
「力の正体はなんだ?最後に聞こえた”カメレオン”とやらの効果は?」
次の戦いに向けてか能力を考察する<ガーディアンズ>の隊長だった。
ーーーーーーーーーー
「兄さん、ただいま〜。」
「おかえり。少し遅かったね?」
黒い戦士は変身を解除しながらすでに待機していた男に話しかける。
「【カメレオン】と【■■】のクールタイムが終わってなかったのと、厄介なのに絡まれたからね。」
「あぁ今日の戦闘は割りとすぐに終わったからね。ん?厄介なのとは?」
「<ガーディアンズ>と<HEROES>に絡まれた。<ガーディアンズ>からは捕縛命令も出てる。」
「まじで?活動自粛したほうがいいんじゃない?」
「返り討ちにしてきたからいい。それに俺等が動くことで助かる命があるんだから俺はこれからもやるよ。それが託されたものの役目でしょ。あの人の願いを少しでも叶えなきゃ。」
「そうだね。あの人の願いはこの街を守ること。託された僕らが少しでもやらなきゃ。」
「そうだな。兄さん。」
その後は雑談に花を咲かせ時間を潰す2人だった。
ーーーーーーーーーー
【黒い戦士】黒い戦士にお礼がしたいpart1【どこ?】
1:名無しの応援者
ここはたまに目撃されている黒い戦士についての掲示板です。
あまり本人に迷惑のかかることはやめましょう。
2:名無しの応援者
一度でいいから会ってお礼がしたいです。何か知りませんか?
3:名無しの応援者
あー。最近目撃情報が多いっていう黒い戦士ね。
4:名無しの応援者
知らないなぁ。魔物が出るときに突然現れて魔物を倒して消えるんやっけ?
5:名無しの応援者
>>4
そう。最近<ガーディアンズ>が正体がわからないから近づくなって声明出してたやつやろ。
6:名無しの応援者
ちょっとだけ知ってるで。
マスクドシステムが各国に広がってから東京だけで見られる黒い戦士だろ。
親父が元<ガーディアンズ>なんだけど強い敵が出てきたときに出てきて力を貸してくれるって言ってた。
7:名無しの応援者
家はじっちゃんが20年ぐらい前に助けられた事があるって。
8:名無しの応援者
確かちょくちょく昔から目撃情報はあるんだよな。最近が極端に多くなってきただけで。
9:名無しの応援者
<ガーディアンズ>に所属してる兄に聞いたらさ今日黒い戦士に接触できたんだって。
10:名無しの応援者
>>9
なんやて?
11:名無しの応援者
>>9
詳しく。
12:名無しの応援者
9です
なんか魔物が出た場所に向かったらすでにいて潰れた魔物の上に立ってたんやって。
一緒にいた<HEROES>の隊員が所属を聞いたら無所属って答えてたって兄が言ってた。
13:名無しの応援者
>>12
そしたら?
14:名無しの応援者
ちょっと兄に代わってもらうから待ってや。
15:名無しの応援者
おけ
16:名無しの応援者
9の兄です。その黒い戦士はうちから捕縛命令が出てて、隊長が大人しく付いてきてくれないかって言ったら、黒い戦士は要約すると「言葉を理解できるやつに「解剖するからこっち来て」って言っても付いてこないやろ」的なことを言い換えしてそっから詳しいことは言えんけど戦闘に発展した。
17:名無しの応援者
だれかエロい人まとめて。
18:名無しの応援者
しゃあないなぁ。
魔物が出現する。
↓
<ガーディアンズ>と<HEROES>が合同で現地に向かう。
↓
そしたら魔物は討伐されてて死体の上に黒い戦士が立ってる。
↓
<HEROES>の隊員が所属を聞く。
↓
黒い戦士が無所属と答える。
↓
<ガーディアンズ>が捕縛命令を理由に付いてきてくれないかと頼む。
↓
「言葉を理解できるやつに「解剖するからこっち来て」って言っても付いてこないやろ」と返す。
↓
戦闘になる。
こんなかんじやろ
19:名無しの応援者
>>18
ぐう有能
20:名無しの応援者
16です。
これに続きがあって、結果から言うと<ガーディアンズ>と<HEROES>の合計17人で相手は一人で戦ったんだけどさ。ボッコボコにされて黒い戦士に負けたんだよ。
21:名無しの応援者
>>20
嘘だろ?
22:名無しの応援者
黒い戦士強すぎん?
23:名無しの応援者
でも別に市民に被害を加えてるわけじゃないんでしょ?なんで捕縛命令出てるの?
24:名無しの応援者
詳しいことは言えないけどな、要はお前の力よくわからんから奪い取って研究したいってことらしい。
この前<ガーディアンズ>の研究員と上層部が話してるの聞いてしもた。
25:名無しの応援者
<ガーディアンズ>の上層部大丈夫?
26:名無しの応援者
まぁ市民危害を加える訳やないから、会えたらお礼を言おうってことやな。
唐突な設定開示。
こういう対魔物の装備は何度も使うと身体に魔力が定着し固有スキルが生えてくる。後、魔法が使える様になる。
栞のフルチャージ(仁の”大津波”枠)は自己強化です。
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