No.11 流星と天と地①
仁が栞に料理を振る舞った翌日。
「おはよ〜。岳。」
「仁、おはよい。」
「昨日あの後何かあったか?」
「特に何もなかったぞ。」
「何もなかったわけ無いだろう!仁!(爆音)」
「フャッ!びっくりしたー。栞かぁ。おはよー。」
「栞さんか、おはよ。で?何があったの?詳しく。」
「仁がな!家で料理を振る舞ってくれたんだよ!」
「あ〜。そんな事もあったな。」
「なんでそんな他人事かつ過去形何だよ。おうちデートってこと?」
「ちげぇよ。な?」
同意を求めるために栞の方を見てみるとそこには、顔を赤くし、煙を上げている栞がいた。
「おおうううおうおううおうううおううおちちちちちちちででででででとととおとととおとっとおお。」
「「えぇ...」」
「おい、お前が変なこと言ったせいで栞が壊れたぞ。」
「いや、これは意識せずに家に招いたことで後から指摘されたことで実はかなり恥ずいことをしていたことに気付いた感じだな。」
「どっちにしろお前がそういうこと意識させたせいじゃねぇか。」
「...まぁいいや。ところでお前さ、昨日の遊園地のチケットのペアとして行かないかって言われてないか?」
「すげえなよくわかったな。」
「やっぱお前ら付き合ってんじゃん。」
「いや、別に料理のお礼として誘われただけだが。」
「はーー。この朴念仁野郎がよ。もげちまえ。メスに堕ちろ。栞さんは可哀想に。」
「怒涛の罵倒だな。もし俺が女になったらどうすんだ。お前がもらってくれるのか?」
「いや、お前とは友人としては楽しいけど彼女として関わることはできねぇな。甘い雰囲気にならなそう。」
「まったく同じこと思ったわ。」
「いまだ後ろでバグってる彼女さんはどうすんだ?」
「だから彼女じゃねぇって。叩けば治んだろ。」
ベシッという音がするほどの勢いで頭にチョップを入れる。
「おーい。いい加減正気に戻りやがれ授業始まんぞ。」
「はっ。私は何を。」
「よし。」
「現場猫もびっくりの対処法だな。」
その後は話しながらも授業を終え飯を食い学校が終わる。
「じゃあまた明日な、岳。」
「そうだな!また会おう!」
「仁と栞さんも気をつけてな。」
「おう」
仁達と岳は別れ別々の方向にある家に向かって帰りだす。
「良かったじゃねぇか。結構学校に馴染めてるようで。」
「いやあそういい物でもないぞ。大半が下心ありで近づいて来るから嫌な気持ちになる。」
「お前もか。まぁ俺のときもそうだったが。」
「お前もあれを体験してたのか。」
「嫌なもんだろ。相手の下心丸見えの会話なんて」
「なんで私なんだ?」
「この学校に転校生っていう珍しい物と、お前見た目が可愛いからな。少しでも仲良くなってチャンスを作りたいんだろうよ。」
「」
「どうしたよ。顔を赤くして。」
「っお前が急に可愛いとか言うからだろう!」
「大声出すな。」
「っっ!」
「はっ。」
「腹立つぅ〜!」
「俺はあんまり彼女とか作りたくない派なんだよ。もっとがんがん押さないと俺は好意にすら気づかないぞ。」
「っ。」
ブゥゥゥン
スマホに連絡が入り魔物が発生したことを知る。
「さてお前をからかうのも終わりだ。急ぐぞ。」
「コイツッ!」
認識阻害用の魔法陣を起動し二人だけを隔離し、二人はベルトにカラーズモデルをセットする。
『カラーズモデル”青”を確認。MSの変身シークエンスを開始します。』
『カラーズモデル”赤”を確認。MSの変身シークエンスを開始します。』
「「変身」」
『変身シークエンスを完了しました。”M・S・O−7”起動します。』
『変身シークエンスを完了しました。”M・S・R−7”起動します。』
二人を魔法陣が包み込み同時にバイクを出現させる。
「行くぞ!」
「おう。」
バイクを操縦し現場に向かう。
ーーーーーーーーーー
現場に到着すると雑魚とボスは出現しており、すでにいくつかのたてものが破壊されていた。
『今回のボスは翼竜型。君たちの射程じゃ届かないと思うから援軍を呼んである。それまで耐えて。』
「「了解!」」
地上にいる雑魚は14体、空中の雑魚は4体いるようだ。
「空中の雑魚は任せていいか?私じゃ射程が足りん。」
どうやら栞は地上の相手に専念するようだ。
(まぁあいつの遠距離は避けやすいからな。)
「わかった。空中は任せろ。」
銃剣を銃モードにし弾丸を放つ。
「これじゃ流石に避けられるか。小さい分当てづらいな。」
「すまん抜けられた!そっちに少し行ったぞ!」
「了解!」
後ろを向き迫ってきた雑魚に銃剣の剣モードで対応する。
「『フルチャージ・スラッシュ』」
銃剣でフルチャージを使用しまとめて敵を屠る。
「そっちはどうだ。」
「ん?これで終わりだ。」
「後は空中の奴らかぁ。だるいな。」
「あいつが来るまでどうにかして気を引かないとな。」
「雑魚ぐらいは落としたいとこだが。」
「できそうか?私は対空はほぼできないに等しいからな。」
「知ってる。」
軽口をたたきながらも水魔法を発動させ手元に水を生成する。
「それどうすんだ?」
「工場のウォータージェットみたいにして相手の翼を切る。」
「なるほど。素早く方向を変えれば高いところにいるボス以外は落とせそうだな。」
「おう。」
早速ウォータージェットを起動し雑魚に向ける。
「地面に落ちたやつを処理してくれ。」
「わかった。」
雑魚の羽根にあたり、スパッときれ姿勢を保てなくなり、雑魚が落下する。栞は逃さずハンマーで叩き潰す。
「飛行型は脆いのが弱点だな。」
「てめぇの火力だったらほとんどが脆くなるだろうが。」
仁は残りも次々と落としていき、残りはボスだけとなる。
「はやくあの人が到着するといいのだが。」
「どんな人なんだ?」
「ああ、お前はあったことがなかったな。メイン武器は銃で中、遠距離戦を主体としている人でものすごく銃の精度がいい。」
「OK。すごい人ってのはわかった。」
「詩音さん。後どのくらいで到着しそう?」
『後十分てところね。それまでアレの気を引きつつ待機ね。』
「「了解」だぞ。」
「フルチャージのホーミングで当たらないかな?」
「あ〜。でもここから100mぐらい離れてるぞ?たてに。」
「まぁ物の試しだ。やってみよう。『フルチャージ・ブラスト』。」
フルチャージを使用し、弾丸を放つ。ある程度はホーミングし対象に近づくも避けられ、ホーミングが切れる。
「やっぱり無理だったか。」
「むぅ。やっぱり対空はあの人の独壇場か。お前ができればあの人の負担も減ると思ったのだがな。」
「更にもう一人いるんだろう?その人は無理なのか?」
「あの人はなぁ。私よりも近接主体だし。魔法ですら自己強化にしか使えないからなぁ。」
「マジ?」
「おおマジだぞ。」
『ごめん遅れた!』
そんな通信が入ると同時に、翼竜型の更に上空から何かが落ちてきて、翼を貫き、破壊する。
「来たか!」
「これが噂の。」
『この距離だったら落とすのが限界。トドメは二人がさしてくれない?』
「了解だぞ!」
「わかりました。」
翼竜が落下して、地に墜ちる。
「これでやりやすくなったな。」
「そうだな。」
「「『『フルチャージ』』」」
仁はベルトにカードをかざし足に、栞はハンマーにかざしエネルギーを集中させる。
「セイッ!」
「ドリャァ!」
それらを同時に叩き込み、見事翼竜型を破壊する。
「これで終わりか。」
「そうだな。」
「よし!あの人にお礼言いに行くぞ。」
「そうするか!」
『<HEROES>の基地で集合にしないかい?そのほうがゆっくり話せる。』
「そうですね。わかりました。」
「じゃあ<HEROES>の基地でまた会うぞ!」
『そうだね。待ってるよ。』
仁と栞は<HEROES>の基地に向かうのであった。
別に好意に気づいてないとは言っていない仁さんであった。
今日も投稿できました!




