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 魂の迷宮の拠点は、どの入り口も第三拠点の位置までしか建造できていない。それ以下の階層に建造しても、維持が困難だからだ。


 第三拠点ともなると、戦いの規模が大きい。数人程度のパーティでは数で押し潰されてしまう。


 冒険者ギルドの職員から、第三拠点から出発する探索部隊の人員募集を紹介された。実力のある冒険者が集まっているそうだ。ドーターを倒したのは俺の実力ではないと伝えたが、通常のオートマタを倒せるなら問題ないらしい。


 誰かと組めるならありがたい。参加させてもらうことになった。


 第三拠点に集合した。武芸者、何かの亜人、マリオネット使いといった、一目で強そうだとわかる人が集まっている。複数のパーティの合同部隊だ。


 新参者は俺しかいない。溶け込めないまま探索が始まった。荷車を引っ張ってついていく。


 明かりが届かない暗闇から、風を切る音がした。飛んできた矢の雨を振り払い、掴み取る。


 現れたモンスターの集団は、グールだ。第三拠点付近から出現し、生前そのままの姿をしている。濁った瞳のグールは、たとえ元人間でも会話が通じないので戦うしかない。


 統一された装備の兵士たちが、ときの声を上げて突撃してきた。個々の強さは通常のオートマタより弱いが、数が多い。囲まれると危ないが、こちらも大勢の味方がいる。危なげなく鉄球で倒していった。


 戦闘はこちらの勝利で終わった。被害はない。みんな慣れたもので、テキパキと戦利品を荷車に積み終えると、すぐに探索が再開された。


 大きな足音が迷宮に響く。現れたのは、俺の倍以上ある背丈の巨人型スケルトンの集団だ。人間に滅ぼされたとされる巨人を目にできるのは、魂の迷宮だけらしい。これでも小型というのだから、大型となるとどれほどなのだろうか。


 巨人型相手に前衛になれる人が少ないようなので、前に出た。俺の体ほど大きな棍棒の振り下ろしを受け止める。悪魔の像の拳と比べればなんてことはない。棍棒を引っ張り、体勢を崩した巨人型を鉄球で破壊した。


 その後の戦闘では、戦利品が役に立った。槍を投げるだけで大抵のモンスターを倒せた。いざとなれば鉄球がある。防げるモンスターはまだ出現しないようだった。


 荷車が満載になり、第三拠点に帰還した。戦利品の量がとんでもないからか、拠点内で換金をしてもらえた。


 俺の報酬が一番多い。みんなに、一番活躍したのだから当然だと言われた。近づいて暴れまわり、遠くからも暴れまわる。バカみたいにタフでバカみたいに一生懸命だったと笑われ、また一緒に探索しようと歓迎された。一人になった寂しさが和らいだ気がした。


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