世界一周〜鳥人王国ウィングネア①〜
お久しぶりです。色々忙しくて書くのが遅くなりました。
「そう言えば、囚われていた人の中に、エルフとは違う人もいたのだが……確か、バードマンが十数人ほどだったな」
「私達と、バードマンは同盟を結んでおりますので、誘拐事件が起こったときに戦士を派遣してくださったのです。ただ……」
「そいつらまで誘拐されて、迂闊に動けなくなったと」
「はい。よろしければ、彼らを鳥人王国ウィングネアまで連れて行ってもらえないでしょうか。」
「もちろんさせてもらいますよ。ちょうどそっちにも挨拶に行こうとしていましたし」
十数人程度守りながら行くのはわけない。こちらの人数も多いからな。
「というわけで、次はウィングネアにこいつらを送るついでに、謁見することになった。」
「かたじけない。今の我々では、とても魔物と戦える状況ではなくて……」
「問題ないさ、道を教えてくれればそれでいい」
「それじゃあ出発!……だけど、どうやって行くつもりなの?」
「俺の背中に乗るといい。ニールとムートも乗せて行ってくれないか?」
一人じゃ普通に無理。そんなに乗るスペースはない。
「あぁ、大丈夫だ。」 「分かったよ」
「この三人でみんなを乗せていくから、近場まで飛んでいって、後は徒歩だ。」
「ここがウィングネアか。服や装飾品はシンプルなデザインで他種族にも人気が高い。
小麦やじゃがいもの生産量も多く、それらを原料とする料理も多く、特にパンはトップクラスの人気を誇る。特に音楽を好むものが多いな。」
「山に貼り付けるように家が立っていますね」
「まあ、五歳にもなるともう空を飛べるようだからな。」
「観光客用に通路もあるみたいですね。足場がしっかりしていて安心します。」
「………そうだな。」
決してガルダイトが悪いわけではない。
「我軍の戦士たちを助けてくれたこと、心より感謝する。俺は元帥のインゴアだ。」
「俺はシルマだ。この国の王との謁見をさせて欲しいのだが、いいだろうか?」
「もちろんだ。客室に案内するから、そこで待っていてくれ。」
「ここで3つ目。
後は南側だから、一度拠点に戻って、ケット・シーの王国キャットレイ、ノームの地底王国ケイボーノ、竜人族のドラゴス都市同盟か。」
ケイボーノはストロック達の国だし、ケット・シーも友好的な種族と聞いているから、大丈夫だと思うが、竜人族の方は分からない。
「その後、湿原の大陸に行くんだよね。」
「ああ、カーデエの街で大陸地図を買って、そこで決める。」
湿原の大陸のことはほとんど知らないからな。
「……うん。」
「?どうした?どこか具合でも悪いのか?」
「ううん、えっと……吸っても、いい?」
「ああ、別に構わないが……?」
確かに、出発してから全然吸っていなかったが……
「その、見られたら、恥ずかしいから……」
頬を赤らめながら、彼女はそういった。
「………俺以外に、血は吸うなよ。吸いたいなら俺のを吸ってくれていいから。」
「あ……あり、がと………\\\」
「いやはや、遠い所からようこそおいでくださいました。私はウィングネアの王、ミズクと申します。」
「反人間至上主義同盟『シークル・メイナ』の盟主シルマだ、よろしく頼む。」
「話はレクナのお嬢さんから聞いております。私共も、あなた方の力になりましょう。」
「そいつは話が早いな。感謝する。」
まさかこうもすんなり行くとは……ありがとう、レクナ。
「そう言えば、この国の伝承に、シルマ殿の仲間の……トパーズ、でしたか。彼女の同族らしき存在の居場所のヒントがありまして……こちらになります」
「ふむふむ?
"天を登りしもの、頂点に達した時、登りしものに風を放て。天を飛ぶもの、その風に答え、戸を開く"」
……割と分かりやすいが、これだけだと2つ候補があるな。まあどっちもやってみたらいいだろうが。
ちなみに皆は分かったかな?次回試してみるぞ。
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