真龍復活〜真龍とは何者なのか〜
「……………」
俺は今、疑問に思っていることがある。
それは俺の称号『真龍に認められた者』の事だ。
他の称号は、進化したことが原因だし、ボルザやリスフィーがデビルとなった事も関係していた。
だがこの称号だけは、何故獲得できたのか分からない。
カバネやゴウカは持っていないと言っていた。
だとすれば、キングドレイクになることでも、カイザードレイクになることでも手に入らない称号と言う事だ。ならどうして……
「シルマ様、少しよろしいですかな」
「老師。どうされた?」
この老師はハイリザードマンの一人で、彼らに伝わる言い伝えを守っているという。
「貴方様に、来ていただきたい所があるのです」
と言われてきたのは元リザードマンの住処。
そこにある家の1つに、地下室があったのだ。
「何なんだよここは……!?」
トパーズやサファイアがいたあの場所のような、だがそれよりもかなり広い……
いや、もはやこれはー神殿だ。
「ここは、全ての龍の祖と呼ばれる御方。真龍と崇められる御方の、棺の納まりし場所」
「真龍……?!」
「かつて人と、魔物と、亜人を束ね、狂信者共を滅ぼした御方は、この棺に眠る前に、こう告げました」
「『我の認めし慈愛を持つ者が、我と同じ様に多くの者を束ね、我の作りし娘を目覚めし時、我の最後を見届けよ』……と」
「儂等の家系は、代々この言い伝えを伝え続け、その時を待っておりました。シルマ様。貴方様こそが……あの御方の最後を、見届ける役目を賜ったのです。」
途端、棺が開き、黄金の光が溢れ出る……
『よくぞこの場所まで来てくれた……我の力をそなたに託し、我の魂が天に還る時が来た。
さぁ……我の力を受け取るといい』
「…………お断りだ」
『何?!』
「確かに俺は力を求めてる。だがそれは、自分自身の努力で手に入れる力だ。
誰かのを受け継いで、それが俺の力と言えるほど、俺は傲慢じゃない。
……それに、あの二人に、いや、他の皆にも、お前を合わせなくちゃいけないんだ。2人とも言ってたぞ?自慢の父さんなんだって、もう一度会いたいって」
ーーーーーー
「おとーさんは、みんながくらしやすいように、いろんなものをつくったんだよ!じまんのおとーさんなんだ!」
「ただの道具だったはずの私達に命をくれたの、お父さんは。でも、力を使いすぎて、死んでしまったの…………もう一度だけでいいから、お父さんに、会いたいな……」
ーーーーーー
「あんたはただ、多くの者束ねた者でもなければ、狂信者共を滅ぼした者でもない……
子どもたちが誇る、立派な父親だ!そんなあんたからただ力を貰うだけじゃあ、俺の心が俺を許せないんだ!
だから俺は、あんたを生き返らせてみせる!」
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