南部進行〜皆の新たな力、そして見つけた場所〜
新たにみんなの獲得した能力を見ていこう。
まず、全員が手に入れたスキル。
「龍王の加護」「龍将武装昇華」「魔導の心得」「武具顕現」この3つだ。まず龍王の加護は全能力値2段階上昇。ただし、上がるのはSSまでである。龍将武装昇華は、自らの武器、防具を龍の素材製に変えられる。しかもジェネラルの物である。ミスリルと同程度の硬さを誇っている。
続いて、種族で手に入れたスキルを見ていこう。
ハイゴブリン達は「ウェポンマスター」を得た。武器による攻撃やスキルが強くなるスキルだ。
鬼達は「剛撃」「堅牢」「バーサーク」を得た。
剛撃や堅牢は分かりやすいだろう。バーサークは、防御系を下げる代わりに攻撃系を超上げる諸刃の剣みたいなスキルだ。
ジャイアントビー達は「ハニーブラスト」。
蜂蜜を発射して機動力を奪うスキルだ。
シーリングホーク達は「フェザーシーリング」。
羽根を発射して着弾した時爆裂させ、ダメージを与えるスキルだ。
アーマードイーグル達は「フェザーアーマー」。
羽根を硬化させ、ダメージを抑えるスキルだ。
ファイタークロウは「フェザーマシンガン」。
羽根を攻撃に使うのはフェザーシーリングと同じだが、こちらは威力は低いものの、連射性に優れている。
ガイアウルフ達は「鼓舞の咆哮」「重力操作」。
鼓舞の咆哮はデバフや状態異常を解除し、罹らないようにするスキル。重力操作は強くしたり弱くしたりするが、無機物、又は自分や味方にしか使えない。まあそれでも十分強いスキルだ。
ジュエルビースト達は「ジュエルフラッシュ」「空間把握」。
ジュエルフラッシュは持つ属性によって異なる光を放ち攻撃又は強化するスキル。空間把握は半径50メートルの場所の構造、生物がいるかどうかを判別できるスキルだ。
ジェノサイドラプトル達は「フィクスクロー」。
鉤爪を使い固定するスキルで、スキルを使わないと振り解けないほどの固定力を持つ。
ブルカルノス達は「ブレイクタックル」。
タックルが当たると、相手の姿勢を崩してチャンスを作るスキルだ。
フィアーレックス達は「恐怖の咆哮」「骨砕く顎撃」。恐怖の咆哮は自分より弱い者に恐怖や錯乱を与えるデバフスキル。骨砕く顎撃は顎を使った攻撃を超絶強化するスキルだ。
ハイリザードマン達は「ウェポンマスター」「水流添加」。水流添加は、攻撃に使う部位や武器に水流を纏わせることで威力を上げるスキルだ。
ボルトワスプ達は「ニードルガトリング」。
電気を纏った毒針を連射するスキルだ。
ファーマアント達は「掘削突進」。
相手の甲殻や鱗を削り取りながら突進するスキルだ。
アサシンアント達は「暗殺の達人」。
敵にバレにくくなり、暗殺がほぼ確実に成功するようになった。
ヴェノムコブラ達は「絞毒殺」。
相手を絞めつけながら猛毒を与えるスキルだ。
ブリガンドモンキー達は「無情なる殲滅」。
発動すると、敵は誰一人逃さず仕留めるようになるスキルだ。
カミーユは「自由飛行」。空中を自由に動けるスキルだ。
ケトゥサは「ビーストモード」。
自分の姿を完全に獣に変え、身体能力を上昇させるスキルだ。
ノエルは「自然操作」。あらゆる植物や岩、土、水などを操作できるスキルだ。
ライナは「ドレイクモード」。
ビーストモードのドレイクバージョンである。
ブラッディアリゲーター達は「龍甲顕現」。
俺の場合腕と足だけだったが、こいつらの場合は全身に出てきた。
トライホーン達は「ペネトレイトホーン」。
角であらゆるものを貫くスキルだ。
ウェアウルフ達は「月光吸収」。
夜の時にのみ、全能力値が一段階上昇するスキルだ。恐ろしいことに、龍王の加護と重複する。
ここからは個人個人で手に入れたスキルだ。
ビオラは「閲覧」。相手の能力値、取得スキルや弱点を見ることができるスキルだ。絶対的ではないが、書き込みのできない○ブンズドアーである。
イグロスは「アースクエイク」。
地震を起こすが、確実に相手の姿勢を崩す事ができるスキルだ。
ウェスゲーは「パストビジョン」「フューチャービジョン」。それぞれ過去と未来を見ることができるスキルで、いつでも使えるが、他人に使う時は弾かれる時もある。
セリエサとソルイスは「クロコダイルライド」。
鰐に乗った時、乗った鰐と自分の能力値を一段階上昇させるスキル。これも重複する。
ボルザは「オールイート」。物体、非物体関係なく喰らうスキル。ザ・○ンドみたいなスキルだが、喰らえば喰らうほど、自分を強化する事ができる。
リスフィーは「フォースドオーダー」。
自分の方が強ければ、自分の命令に従わせる事ができるスキルだ。命を奪うような命令はできないが、それ以外なら可能だ。
ギブル、ソピィ、コーハ、レイーガ、ベーナ、ケファメレ、ディブモアは「完全人化」。
使わなくても人型だが、このスキルを使う事で完全に人間の姿になる。ヴィルク、テュランもこのスキルを持っている。
ザピラー、リオーマ、イームン、ファールソ、メサーキラ、ソルクーメ、フィロカラ、ミカシサは「悪魔の誘惑」。
さらにザピラーは「鉄槌の王」、リオーマは「風魔導の王」、イームンは「炎魔導の王」、ファールソは「神聖魔導の王」、メサーキラは「使役の王」、ソルクーメは「悪霊の王」、フィロカラは「水魔導の王」、ミカシサは「二刀流の王」を得た。
個性的な物が多い反面、えげつないスキルがちらほら……あと、アレなことに使えそうな物も……いや何考えてるんだ、俺。
ーーーーーーーー
3日後、俺は同じメンバーで南部探索を再開した。途中、ジュカイハゲワシ500羽とジュカイボア300匹が仲間になり、今度はどんな奴が仲間になるのか―そう思っていたところに、新たな物を見つけることになった。
「これは……洞窟?」
「こんな場所があったとは」
「知らなかったです〜。一体何があるのか気になりますね〜。」
「あんまり浮かれないでね?どんな魔物がいるか分からないし」
「我々に勝つものなど、そうそういないと思うのじゃが……」
今から攻略してもいいが、もう暗くなってきた。それに、援軍にも来てもらおうと思う。
「援軍ですか〜?一体誰ですか〜?」
明日のお楽しみ、ってやつだ。
「それで私達なのですね。任せてください!」
「モフりながら言うことではないかと……」
ノエルとファールソである。
どちらも暗い場所を照らすことができるが、ファールソには空間把握に専念してもらうために、二人を連れてきた。後、ノエルとヴィルクの仲が進展してほしいという願いも、少しはある。
「はぁ〜久しぶりのモフモフ……えへへ」
「久しぶりのこの感覚……いい……」
うーん、進展するかな?これ。
「そろそろ出発しましょう主」
「どうにかなります主様」
そうだな。それでは出発!
この洞窟は、すごかった。何がすごいのかというと、純結晶が何本も、それもかなり大きい物だった。……うーむ、一本もらっておこう。
「なんと幻想的な場所か。素晴らしいですな、主様」
「何千年もの間見つからずに、成長し続けていた、ということですね。純結晶の洞窟と名付けましょうか」
「それはいい。覚えやすい名前だし、それを採用しよう」
さて、ここに魔物はいるのだろうか?
「きゃあ!」
ん?ノエル……?
「さ、さ、サソリ!」
見てみると、1メートルはある巨大サソリがいた。そりゃあ怖いだろう。急に出てきたら俺でも驚く。
「た、助けてヴィルクくん!」
「はぇ!?ち、近いですって!」
あ、ヴィルクに抱きついた。ヴィルク顔真っ赤になってる。
「すいません、驚かしてしまったようですね」
「おお、サソリさんよ、うちの仲間が失礼した」
「いえいえ、この見た目ですから。仲間が150ほどいるので、仲間に入れさせてほしいのですが」
「それはもちろん。他にも仲間になってくれそうな奴いる?」
「いると思いますよ。仲間とともに、話を通してきます」
「ありがとう。まあ無理しない程度に」
そう言って彼は奥に消えていった。優しいやつだ。
「あの、ノエさん、もういなくなったよ」
「ほ、ほんと?もういない?」
「本当ですから。そろそろ離してほしいです……」
「ふぇ……?あ、ご、ごめん!」
二人して顔真っ赤。ヴィルクに至っては耳も真っ赤だし。
「おやおやぁ?これはもしかして?」
「恋、というやつなのじゃ?」
カミーユとライナがニヤニヤしながら言うと―
「「ち、違いますよ!……あ」」
息ぴったりで、また顔真っ赤。今度はどっちも耳まで真っ赤。
「そろそろ行きましょうぞ皆様方」
「カミーユさんもライナさんも、囃し立てない」
「「はーい」」
うまいことボルザとファールソが事態の収拾をしてくれた。助かる。
その後、話を通してくれたので、ケイブビッグバット、ビッグピッケルモール、ケイブオオトカゲ、メガロリザードといった魔物達が仲間となってくれた。本当にサソリさんに感謝。
バットは450匹、モールは250匹、オオトカゲは150匹、リザードは100匹と、またまた戦力増強となった。リーダー達の名付けは一旦帰ってからとしよう。
これで総勢1900匹が仲間入りした。改めて自分への信頼度を感じる。
二人はどうなのかというと……
「………」「………」
顔を少し赤らめながら、付かず離れずの距離を保っている。
「あっ……ご、ごめんね」「い、いえいえ……」
近づき過ぎて触れた場合はこうなっている。うーん、ついに意識し始めたか?今後の楽しみが1つ増えたようだ。
「リスフィーとケトゥサにも伝えなくちゃ」
「皆で見守るのじゃ」
おふたりさんも楽しそうだ。そんなお二人さんには、気になる人はいるのかな?
「私はまだいないかなー。私より小さい男の子、いないんだよねー」
ビオラは違うのか?あいつも小さいが……
「あの子はほとんど女の子っていうか……」
ああ……理解できてしまう……
「実は……妾、いるのじゃ……」
おお、そうか。ちなみに誰か教えてくれたりする?
「えっと……メーキくんじゃ……」
メーキ……?あ、メサーキラの事か!あいつもなかなかやるな。
「きっかけは何?」
「戦いの前、背中に乗せてくれたのじゃ。その時妾すごい興奮して、落ちかけたのじゃ。その妾を、メーキくんは受け止めてくれたのじゃ。しかも、その、お姫様だっこで……ポッ」
ああ、そりゃ落ちるでしょう。狙ってても狙ってなくてもすげぇわ。
「でも、全然気にも掛けてなさそうで……辛いのじゃ……」
「大丈夫だって……ライナは優しいじゃん」
……今度、メサーキラに聞いてみるか。
どっちにしても前途多難だろうけども。
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