南部進行〜戦乱訪れ、進化を遂げる〜
俺は今、昔を思い出しつつある。
俺は高校生だった。友達との誘いにはちょくちょく応え、割と頼られていた。
ある日、女の子を助けた。1つ年下の子だった。そいつとはよく遊ぶようになり、俺はそいつが気になっていた。だが、一緒に帰っていたある日。俺は死んだ。なんのこたぁない、信号を無視したトラックに撥ねられたのだ。女の子はどうなったかはわからない。ただ1つ言えることは―
「もう1度、会ってみたいよなぁ……」
南部に来て4日目。今日あったのはワーウルフの一族だ。人間に襲われていた所(案の定人間至上主義者共)を助けたのだが、1つ意味深な事を言ってきた。
「貴様ら魔物を認めるのは誰一人としていない。そろそろ貴様も終わりよ」
これはどうやら、そろそろ戦争ということだろう。予定を変更し、第1拠点に戻ることにする。
デュアルホーンやブラッド・クロコダイル、ワーウルフたちもついてきた。戦力になるだろう、と言って来て、俺が許可したからだ。
ワーウルフは全部で200人。
戻ってきたあと樹海の外を確認すると、まだ樹海には来てはいなかったが、遠くに軍隊が見えた。
俺は各種族のリーダーを集め、軍隊が来ていること、戦争になることを伝え、それでも戦ってくれるか?と聞いたところ、
「何を申されますか!今まで我々は、このために強くなってきたのですよ!」(ゴブリン)
「うむ。こんなにいい場所を、奪われてたまるか!」(オーガ)
「どんな種族も仲良く暮らせる場所……絶対に守ってみせます」(キラービー)
「「「我らの諍いを止めてくれた御前に、必ず勝利を届けましょう!」」」(アーミーイーグル、レギオンホーク、トルーパークロウ)
「今の我々は、格段に強くなっています」(フォレストウルフ)
「それに〜、各種族との連携も〜、十分に取れるようになりました〜」(ラプトル)
「規模が大きければ分かりませんが、人間恐るに足らず!」(カルタウルス)
「アニキ。俺たちを舐めないでください。そして、信じてください」(レックス)
「我々も微力ながら援護致します!」(カーバンクル)
「一度やってやらねぇと、あいつらは分からないんですよ、主さん」(リザードマン)
「我が力、我が能力は主様がためにあり。敵は全て喰らうのみ!」(ボルザ)
「ワレラ、タタカイノタメノシュゾクナリ。ヨウヤク、ヤクニタツトキ」(ボルテージワスプ)
「資材とかも、我々にお任せあれ!」(アント)
「毒の本当の恐ろしさ……奴らに味合わせてやりますよ……ククッ」(コブラ)
「大ボスさんよ。俺らだってやる気だぜ。あと、死んだやつは食ってもいいか?」(バンディットモンキー)
「あいつらとは決別した。敵は敵として迎え撃つわ」(カミーユ)
「水辺がなくとも強いことを、知っていただきましょう」(クロコダイル)
「子どもたちのため、戦ってくれる仲間のため、そしてあなた様のため、存分に戦いましょう」(デュアルホーン)
「樹海での我らの強さ。人間たちに思い知らせてやりましょう」(ワーウルフ)
全員、答えてくれた。
「言ったでしょ?シルマ兄さんならみんな戦ってくれるって」
……ああ。本当、頼もしい味方だ。
俺達は敵が樹海に到着するまで、訓練を続けた。そして3週間後―
「魔物共よ!今すぐ黙って出てくるなら、子供だけは見逃してやる。出てこないなら皆殺しだ!」
奴らが来た。
「1つ言っておこう。それに従ったとて、結局皆殺しなのに変わりはない。人間至上主義とかいうふざけたもの掲げる奴らだからな!」
「………いいだろう。者共!魔物掃討の時間だ!」
軍隊が突撃してくる。その数1万。
「お前たち。……行くぞ。」
ウォォォォォォ!!!
こちらの数、総勢約12万程。
さぁ、始めよう。―蹂躪を。
「こちら第1部隊!敵1500人撃破!こちらの被害なし!」
「ダイニブタイ、2500ゲキハ。ケガシタモノ、スコシイタ。ナオシテモラッテル。」
「第3部隊だよ〜。3000撃破〜。被害な〜し。」
「第4部隊は1000撃破。負傷者少数。」
残るは2千か。ほぼ完勝と言ったところか。読み通り、こっちに向かっている。
「魔物共よ!儂はネフティス王国の王なるぞ!ひれ伏せい!」
………いやあの、なんで王様来てるんです?あれか、余裕だから見に来たとかそういう訳?おめでたいやつだ。
「それにしても落ちたものだな、勇者殿。儂等に従って、あんな羽つき見捨てていればよかったものを」
「ん…?勇者?」
「知らなかったのか?その女は元々、儂の国が所有していた勇者よ」
「………」
「そやつの妹が羽つきなのも許しがたいのに、魔物の軍門に下りおった。やはり亜人共となかよしこよしするようなやつは卑しいもの―」
「オラァ!」「ぐべぇ!?」
「さっきから羽つき羽つき鬱陶しいンだよ!俺の仲間をけなした挙げ句、物見てぇな扱いしやがってよ」
「ヒッ……!」
「人間至上主義はやっぱり潰さなきゃならねぇみたいだな!」
「こ、殺せ!この不届き者を殺せ!」
2千の兵が襲ってくるが―
「我らを忘れてもらっては困りますぞ」
「よっしゃ者共!大暴れすっぞ!」
「「「我らに勝利を!」」」
頼もしい。俺もやってやるぞ!
「ナゼじゃ!ナゼ儂の軍が負けるのじゃ!」
「それは簡単な事よ。魔物たちを舐めた。ただそれだけの事よ!」
「王よ!ここは私にお任せを!」
「面白いな。一対一と行こうか」
戦いを始めるが―
「バカめ引っかかったな!」
ゴメン、知ってる。もう網に捕まってる。
「特別に骨を溶かしてあげるよ」
2人の悲鳴が聞こえる。がそれはどうでもいい。骨溶かすってなんだよ!相変わらず発想が怖え!
「嫌じゃぁ!儂は王なるぞ!」
「あんた、馬鹿だな?この状況が認められないとは、馬鹿だな?」
「王を愚弄しおってぇぇ!」
やれやれ。ほらよ。
「これで大将討ち取ったり、て奴だな」
兵士はもう降参している。いや、一人足らない。
「お前だけでも死ねえぇ!!バーニングバーストォォ!」
そういうことか。だが甘い。
「ハイドロインパクト」「ゴバァァァ!?」
俺は敵を殺すことは躊躇しない。
戦いは、終わった。
「勝利を祝して!乾杯!」
今日は戦勝会だ。こちらのけが人はもう全員治った。というか、ほとんどいなかった。
皆奮戦していたようだし、楽しもう。
「あの国は終わるだろうね。引っ張っていたやつがいなくなって、自然消滅。」
「まあそうなるだろう。しばらくは安全、かな」
訓練や修行は続けるし、南部ももっと探索しなければ。他の地方もある。やること色々、のんびりやるとしよう。
<進化が可能となりました>
お!来たぞ、このときが。
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<進化できる魔物一覧>
キングドレイク・オール
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1つだけか、だが狙っていたやつだ。
さあ、進化しよう。
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「お!ついに進化するんですな!」
「大ボスの進化……目に焼き付けるぜ」
「楽しみなのじゃ〜。」
「進化を見るのは初めてです」
「おお……この輝き……もしや……」
みんな楽しそうで何より。
ーーーーーー
…………
すげぇ力だ。多分ボルザでも勝てる。
<シルマがキングドレイク・オールに進化しました。>
<新たなスキルとして「龍王の覇気」「竜騎士召喚」「龍将召喚」「統率者の才能」「気候影響無効」「フルブレス」を獲得しました。>
<条件を満たしました。称号『龍の王』『真龍に認められた者』『傲慢の使役者』を獲得しました。称号により、スキル「誇り高き心」を獲得しました。>
<スキル「美徳・慈愛」が発動しました。配下の者たちが進化できます。>
嘘だろ!?美徳・慈愛すげぇ!
「どうだ?皆」
みんな頷いた。進化がこんなにも起こるとは。
ゴブリンたちは、ハイゴブリン、ハイゴブリンジェネラル、ハイゴブリンアーチャー、ハイゴブリンウィザード、ハイゴブリンキングに。
オーガたちは、鬼、鬼将軍、王鬼に。
キラービーたちは、ジャイアントビー、ジャイアントビージェネラル、ジャイアントビークイーンに。
レギオンホークはシーリングホークに。
アーミーイーグルはアーマードイーグルに。
トルーパークロウはファイタークロウに。
ウルフたちはガイアウルフに。
カーバンクルはホーリージュエルビースト、それだったやつはセイクリッドジュエルビーストに。
ラプトルたちはジェノサイドラプトルに。
カルタウルスたちはブルカルノスに。
レックスたちはフィアーレックスに。
リザードマンたちはハイリザードマン系に。
ボルテージワスプはボルトワスプに。
コープスアントがファーマアント、キラーアントがアサシンアントに。
ウォーリアコブラはヴェノムコブラ、ジェネラルたちは位が上がり、カイザーには「エオム」という名前を与えたところ、デュークデーモン・コブラとなった。
バンディットモンキーは、ブリガンドモンキーに。
カミーユは天人、ケトゥサは虎の獣人、ノエルはハイエルフ、ライナは龍人に。
ブラッド・クロコダイルはブラッディアリゲーターに。
デュアルホーンはトライホーンに。
ワーウルフはウェアウルフに。
ビオラ達悪魔やボルザとリスフィーはすごかった。二つ名が付いたのだ。
ビオラは「叡智の悪魔」、イグロスは「地揺の悪魔」、ウェスゲーは「時視の悪魔」、セリエサとソルイスは「鰐駆の悪魔」、ボルザは「暴食の魔王」、リスフィーは「傲慢の魔王」である。
皆が新たに得たスキルは、後で確認させてもらおうと思っている。
しかし、もっと名を授けたほうがいいな、と思ったので、各種族の長に名を与えることにした。
ハイゴブリンキングには「ギブル」、
王鬼には「ザピラー」、
ジャイアントビークイーンには「ソピィ」、
シーリングホークのリーダーには「コーハ」、
アーマードイーグルのリーダーには「レイーガ」、
ファイタークロウのリーダーには「リオーマ」、
ガイアウルフキングには「イームン」、
セイクリッドジュエルビーストのリーダーには「ファールソ」、
ブルカルノスのリーダーには「メサーキラ」、
ボルトワスプのリーダーには「ベーナ」、
アサシンアントのリーダーには「ケファメレ」、
ブリガンドモンキーのボスには「ソルクーメ」、
ブラッディアリゲーターのリーダーには「フィロカラ」、
トライホーンのリーダーには「ディブモア」、
ウェアウルフのリーダーには「ミカシサ」と名付けた。
この内、ザピラー、リオーマ、イームン、ファールソ、メサーキラ、ソルクーメ、フィロカラ、ミカシサは「ソロモンの一柱」を獲得し、条件は後59となった。
戦闘の経験を手に入れ、進化し、新たな力を手に入れ、さらには名を手に入れたものが増えた。
みんなの絆も、信頼も強くなった出来事だった。
各種族の部隊分け
第1部隊:ゴブリン、オーガ、リザードマン、ワーウルフ
第2部隊:キラービー、ボルテージワスプ
第3部隊:ラプトル、カルタウルス、レックス、デュアルホーン
第4部隊:フォレストウルフ、クロコダイル、コブラ
支援部隊:カーバンクル、アント
本隊:悪魔、レギオンホーク、アーミーイーグル、トルーパークロウ、バンディットモンキー、カミーユのパーティ
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