南部進行〜南部到着、探索開始〜
グィトゥオ大樹海南部
他の地方とは異なり、木々の密集度が高くジャングルと思わせる場所。この南部特有の魔物も存在する。
ーーーーーーーーーー
「川……というか水路発見」「多すぎね?」
これで15個目……水源が豊富なんだな。
「あの鳥クチバシが長いのじゃ!」
「あれは〜、ジュカイオオハシだよ〜。果物だけを食べるんだって〜オオハシは昆虫も食べるから、珍しいね〜」
やっぱジャングルなんだな、ここ。
「ん?ありゃ何だ?」
蝶が群れを成して飛んでいる。綺麗だなー。
「ジュエルバタフライ種だね。同じ種で色が違う変わった魔物なんだ」
しかし、飽きねぇなこれ。新しい魔物たちばかりだからだな。
あそこ、拠点にするにはいいんじゃないか?
「かなり拠点とは離れているから、いいと思う」
よし、じゃあここは第2拠点としよう。
第2拠点の整備で、1日目終了。
2日目では内装を整えて終了。
今日が3日目。会話できそうな奴と会いたい。
そう思って探索していると、ついに―
「シルマ兄さん!あっちに何かいるよ!」
見ると、川の中州に魔物の子供が取り残されていた。
「助けに行くか」
龍となり、泳ぐ。(泳ぐのはまぁまぁ得意)子供たちの所へたどり着き、背に乗せて戻ろうとすると―
ザバァァァァ!!
「あっぶね!子供は大丈夫か?」
「大丈夫。それよりもあれは何なの?」
龍眼で確認。
ーーーーーーーー
ブラッド・クロコダイル
<能力値>
物理攻撃:S+
物理防御:S+
特殊攻撃:C
特殊防御:S
機動力:B
<取得スキル>
「三次元的機動」「剛撃」「堅牢」「鋼鉄の精神」「テイルインパクト」「デスロール」「竜鱗」「水中の王」
ーーーーーーーー
能力的には負けんし、遠距離戦に持ち込めばいける。普通なら、な。今は子どもたちもいるしそれに―
「おいでなすったか、援軍が」
これで総勢10匹、よし撤退しよう。
「仕方ねぇ、飛ぶぞ!」「分かった!」
流石に飛べば攻撃のしようがないか。このまま一気に岸に―
「まずい気がする、気をつけて!」
そう思って水面を見ると、今まさにこっちに向かってくる奴ががいた。その場から大きく下がると、俺の高さまで飛び上がってきた。
「よっと」
軽く下顎を叩いてやると、そのまま落ちていった。テイルクラッシュにはそんな使い方があるんだな、気をつけよう。
このまま逃げることに成功したのだが、奴らは岸まで追ってきた。龍将の貫禄を使ってみると……
「すみません、まさか龍だったとは……お願いします殺さないでください」
どうやら人間に襲われ勝利したものの、たまたまその近くをこの子たちの群れが通り、驚いて急いだ結果取り残されたと。ちなみに、何か言ってなかったか?
「魔物は皆殺しだ、知能を持つのは人間だけでいいとか言ってました」
またかよ……一匹見たら1万入ると思わなくては……
あと、この子たちを返さなくてはならんな。
どうやら魔物の間では、子供がいる場合手を出してはいけないという決まりがあるらしい。
「子の親を殺すのは自分の親を殺す事、子を殺すのは自分の子を殺す事だと思え」、か。
いい教えだ。絶やすことなく伝えていきたい。
子供たちはデュアルホーンと呼ばれる角竜系の魔物の子供だった。お礼に仲間になってくれた。大人200匹、子供50匹だ。しかし、助けには行かなかったのか?……人間に襲われてさらなる被害を出したくなかった?……そうだよな、死んだら元も子もないもんな。
クロコダイルの方も、25匹仲間になった。拠点の近くには水源があるし、大丈夫だろう。
なにはともあれ、成果はあった。明日に備えて、今日は休むか。
「そういえばシルマの旦那」
どうしたディルス?(リーダーの名前。)
「旦那はどっちと付き合ってるんですかい?」
……1つ言わせてくれ。俺は好きなやつができるほど余裕がない。そんな状態で付き合っても、相手に申し訳無い。
「……そうすか。いつか、できるといいですね」
………ありがとう。
面白かった、続きが気になるという方は評価やブックマークをよろしくお願いします!




