第四十五話:黒き波動と、絶対の防壁
ご覧いただきありがとうございます!第45話になります。
ついに始まった黒幕ゼルギウスとの最終決戦!
空間を埋め尽くす即死級の黒炎に対し、航平の【神威領域】が絶対の防壁となって立ち塞がります。
「葵には指一本触れさせない!」という熱い叫びと、それに応える葵の最強魔法【極光の聖裁】!
二人の息がぴったり合った超絶連携バトルを、ぜひお楽しみください!
「散れ、羽虫どもが! 【冥府の黒炎】!」
ゼルギウスが杖を振りぬくと、玉座の間全体を埋め尽くすほどの漆黒の濁流が二人襲いかかった。大気が焦げ付き、触れるもの全てを即死させる絶望の波動。
だが、航平は即座に前線へ飛び出すと、全身の魔力を【月銀の誓盾】へと注ぎ込んだ。
「葵には……指一本触れさせない!! 【月銀の誓盾・神威領域】!」
激しい衝突音とともに、圧倒的な銀色の光の障壁が展開される。
バリバリと不吉な音を立てて暴れ狂う黒炎。しかし、航平の足は一歩たりとも後ろへ下がることはなかった。
「なっ……我が全力を込めた黒炎を、一人で受け止めているだと……!?」
驚愕に目を見開くゼルギウス。
その背後で、葵が限界を超えた魔力を練り上げていた。杖の先端に、要塞全体の邪気を吹き飛ばすほどの聖なる光が凝縮されていく。
「航平が作ってくれたこの隙……絶対無駄にはしない!」
盾の影から飛び出した葵の瞳には、一切の迷いも恐怖も存在しなかった。
「みんなの想いと、私の全部をこの一撃に……! 【極光の聖裁】!」
解き放たれた純白の極光が、黒炎の波を真っ二つに切り裂き、ゼルギウスの胸元へと直撃する。
「グアアアアッ!?」
激しい爆光と悲鳴が響き渡り、ゼルギウスの巨体が吹き飛ばされて玉座の壁へと激突した。
「やったか……!?」
煙が巻き起こる中、二人は盾と杖を構え直し、決して油断することなくその中心を見据えていた。
第45話までお読みいただき、本当にありがとうございました!
ゼルギウスの即死級の黒炎を完全に受け止めた航平の【神威領域】と、その隙を逃さず激高のカウンターを叩き込んだ葵の【極光の聖裁】!
二人の完璧な信頼が生み出した、文句なしに熱く爽快な連携攻撃となりました。
直撃を受けた黒幕ゼルギウス。しかし、背後に控える邪神の存在が不穏な影を落とします。
このまま押し切ることができるのか、それともさらなる凶悪な変化が二人を襲うのか——!?




