第四十一話:天を突く要塞と、旅立ちの誓い
ご覧いただきありがとうございます!第41話になります。
王都を救い、英雄として迎えられた航平と葵。
しかし安らぎも束の間、教団の真の本拠地『空中要塞ルシフェリア』の存在が明かされます。
雲の上の未知なる戦場へ向けて、王国最強の飛空艇で飛び立つ二人!
人々の歓声と期待を背に受けて挑む、最終決戦への爽快な出撃回をぜひお楽しみください!
大聖堂から戻った航平と葵は、国王と最高賢者メルティから王都を救った英雄として迎えられた。
「……空中要塞『ルシフェリア』。古の時代、邪神が世界を統治するために打ち上げた魔導要塞です。奴らはそこに邪神の本体を封印しているのでしょう」
メルティが古文書を広げながら厳しい表情で語る。
「飛空艇で接近するにしても、要塞の防衛結界は強固です。侵入できても、生きて戻れる保証はありません……」
国王が神妙な面持ちで二人を見つめるが、航平と葵の瞳に迷いは一切なかった。
「不安はありません。俺たち二人なら、どんな場所からでも絶対に生きて帰ってきます」
航平が誇らしげに胸を張ると、葵も隣で強く頷く。
「はい! 世界を救って、みんなで笑顔で帰ってきます!」
二人の揺るぎない絆と覚悟に、国王とメルティは深く息を吐き、穏やかな微笑みを浮かべた。
◇
翌朝、王都の飛空艇発着場には、二人を送り出そうと大勢の国民や仲間たちが集まっていた。
「航平、葵! 無事に帰ってこいよ!」
「二人なら絶対に勝てる!」
温かい歓声と歓喜の声が響き渡る中、王国最強の飛空艇『アーク・ルクレリア号』が静かにエンジン音を奏で始める。
甲板に立った二人は、見上げる雲の上の彼方——黒い雷雲に包まれた巨大な空中要塞を見据えた。
「いよいよ最終決戦だね、航平」
「ああ。俺たちの旅の集大成だ。絶対に勝って、二人で新しい旅に出るぞ」
「うんっ!」
風が吹き抜け、二人の衣服を大きく揺らす。
飛空艇は蒼穹を切り裂き、黒幕の待つ天空の要塞へと向かって力強く飛び立った。
第41話までお読みいただき、本当にありがとうございました!
国王や国民、そして仲間の大歓声に見送られ、決戦の地『空中要塞ルシフェリア』へと飛び立った二人!
「二人なら絶対に生きて帰ってくる」と堂々と言い切る航平と葵の姿に、これまでの旅路と二人の成長を感じていただけたのではないでしょうか。
雲の上の彼方にそびえる黒い要塞。
世界の運命、そして二人の未来を懸けたラストバトルがいよいよ始まります!
第50話の『最高のハッピーエンド』に向けて物語は一気に加速していきますので、ぜひ最後まで見届けていただけたら嬉しいです。




