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『最強の盾と覚醒の聖女〜異世界で育んだ絆は永遠に〜』  作者: 凪塩 未来


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第四十話:極光の浄化と、教団の誤算

ご覧いただきありがとうございます!第40話になります。


暗黒の魔力に侵食される『始祖の魔導核』を前に、葵の全力の浄化魔法が炸裂!

一方、襲いかかる教団幹部を前に、航平の鉄壁の盾が立ちはだかります。


二人の連携により見事危機を脱したかに思えた大聖堂。

しかし、倒れた幹部の胸元から響いたのは、教団トップからの不気味な挑戦状でした——

決着の爽快感と新たな展開を、ぜひお楽しみください!

「なっ……我が主の封印を解く暗黒の魔力を、浄化しているだと……!?」


幹部の大男が焦燥の声を上げる。


葵の杖から放たれた青銀の光は、漆黒に染まりかけていた【始祖の魔導核】を覆い尽くし、ドロドロとした黒い澱みを一粒残らず削ぎ落としていく。


「邪魔はさせない……! 航平が作ってくれたこのチャンス、絶対に無駄にはしないんだから!」


「くそが、小娘がぁぁッ!」


激昂した幹部が葵へ向けて大剣を振りかざし、猛然と肉迫する。だが——その前に立ちはだかったのは、絶対に破られぬ銀の壁だった。


【月銀の誓盾・絶対領域(イージス・フィールド)】


ガンッ……! と甲高い重金属音が地下大聖堂に響き渡る。


航平の掲げた盾から展開された光の力場が、幹部の渾身の一撃を完璧に受け止めた。打ち下ろされた大剣は刃こぼれを起こし、幹部の手首が悲鳴を上げる。


「言ったはずだ……あいつには指一本触れさせない」


航平の冷徹な眼光に射抜かれ、幹部が怯んだその瞬間。


「ハァァァァッ……! 導け、【星光の聖鎖(アルカディア・バインド)】!」


葵の絶叫とともに、浄化された【始祖の魔導核】からまばゆい極光が弾け飛んだ。


光は太い鎖となって教団幹部を何重にも縛り上げ、その身に宿る暗黒の魔力を根こそぎ霧散させていく。


「グアァァァッ!? 愚かな……魔導核の力を直接引き出すなど……あり得ん……ッ!」


幹部は苦悶の叫びを上げながら崩れ落ち、大聖堂の床に倒れ伏した。


黒い霧が晴れ、大聖堂に静寂が戻る。澄み渡る蒼い輝きを取り戻した『始祖の魔導核』のもとで、葵と航平は深く息を吐きながら顔を見合わせ、笑みを交わした。


「やったね、航平……!」


「ああ。これで王都の危機は去った——」


だがその時、倒れた幹部の胸元から漆黒の通信魔導具が怪しく発光し、不気味な声が聖堂内に響き渡った。


『……ふむ。幹部の一人すら倒すとは、予想以上の力だな、異界の勇者たちよ』


「この声……影の教団の黒幕か!?」


航平が即座に葵を背中に庇い、盾を構え直す。


『魔導核の奪取は失敗したが、問題はない。儀式の『準備』はすでに別の場所で整っている……我が本拠地、【絶望の空中要塞】にて待っているぞ。真の絶望を味わいたくなければ、来るがいい』


通信がぶつりと切れ、静寂が再び戻る。


「空中要塞……。それが、奴らの本当の巣窟……!」


二人は固い決意を胸に、王都の空を見上げるのだった。

第40話までお読みいただき、本当にありがとうございました!


葵を完璧に護り抜く航平の鉄壁【絶対領域】と、魔導核の輝きを取り戻した葵の【星光の聖鎖】!

教団幹部を圧倒し、王都の危機を見事に打ち砕く爽快な決着回となりました。


しかし、通信から聞こえた黒幕の声と、浮上する【絶望の空中要塞】——!

邪神復活を巡る戦いは、ついに教団の本拠地での最終決戦へと引き継がれます。


第50話の最高のハッピーエンドに向けて、物語はいよいよラストスパートです!

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