第三十九話:侵食される聖都と、大聖堂の激闘
ご覧いただきありがとうございます!第39話になります。
暗雲が立ち込める王都グランゼルへと急行した二人!
混乱する街を抜け辿り着いた『地下大聖堂』では、教団の最高幹部と汚染されつつある【始祖の魔導核】が待ち受けていました。
邪神復活まであと数分——タイムリミットが迫る中、航平の絶対防御と葵の浄化魔法が交錯します!
息つく暇もない大聖堂での激闘を、ぜひお楽しみください!
王都グランゼルの重厚な城門をくぐり抜けると、街はかつてない混迷に包まれていた。
空を覆う黒いモヤの影響で騎士団が混乱に陥る中、航平と葵は一直線に『王都地下大聖堂』を目指す。
「ここが……地下大聖堂の入口……!」
聖堂の巨大な扉は破壊され、内部からは歪んだ魔力が渦を巻いて噴き出していた。
二人が足を踏み入れると、大理石の床の中央、まばゆい光を放つ大きな祭壇の前に——教団の最高幹部と思われる、黒い甲冑を纏った大男が立ち塞がった。
祭壇の奥では、ガラス玉のような封印容器の中で【始祖の魔導核】が漆黒に染まりかけている。
「ハハハ! 遅かったな、命知らずの冒険者ども! あと数分で『始祖の魔導核』は完全に汚染され、邪神様がこの地に降臨する!」
大男が邪悪な大剣を振り下ろすと、暗黒の波浪が床を抉りながら二人へと襲いかかった。
「させない……っ! 【月銀の誓盾・神聖反射】!」
航平が盾を掲げると、光の障壁が大剣の波動を完璧に跳ね返し、刺客の幹部を大きく体勢崩壊させる。
「葵、封印の浄化を頼む! あいつは俺が抑える!」
「分かった! 任せて、航平!」
葵はすかさず駆け出し、激しい打撃戦を繰り広げる航平の背中を信じて祭壇へと跳んだ。
「教団の野望なんて、ここで私たちが打ち砕く……! 聖なる光よ、魔導核を包み込め……っ!」
葵の杖から溢れ出た極大の浄化光が、漆黒に染まりかけた【始祖の魔導核】を優しく包み込み始めた!
第39話までお読みいただき、本当にありがとうございました!
タイムリミットが迫る地下大聖堂での危機一髪の攻防!
教団幹部の一撃を跳ね返す航平の頼もしすぎる【神聖反射】と、迷わず祭壇へ飛び込み【始祖の魔導核】へと手を伸ばす葵!
互いに自分の役割を全うする二人の信頼関係が光る、熱い展開となりました。
漆黒に染まりかけた魔導核を包み込む葵の浄化光——!
果たして邪神の復活を間一髪で阻止し、教団の野望を打ち砕くことができるのか……!?




