第三十五話:交錯する意志と、譲れぬ絆
ご覧いただきありがとうございます!第35話になります。
魔導都市を「贄」にしようとする「影の教団」の男との最終決戦が開幕!
暴走する魔力炉と襲い来る黒い触手を前に、葵と航平の怒りと絆が爆発します。
航平の絶対防御と葵が放つ最大火力の広域攻撃魔法!
街の未来と二人の譲れぬ思いを懸けた激闘を、ぜひお楽しみください!
「……贄だと? 街の人たちの命を、勝手な野望の道具にしてたまるか!」
航平の怒号が部屋に響き渡る。
【月銀の誓盾】から放たれる銀色のオーラが一段と強く輝き、男の放つ禍々しい黒い霧を力強く押し返していく。
「航平の言う通りだよ! みんなが平和に暮らしてるこの街を……あなたたちの勝手で壊させない!」
葵もまた【星糸の杖】を構え、男をまっすぐに見つめる。
その瞳には、かつてあった迷いや怯えは微塵もない。
「ふん……威勢だけは一人前か。だが、膨れ上がった黒魔石の暴走は、もはや最高賢者とて止められんよ!」
教団の男が手をかざすと、魔力炉を覆う黒い泥がうごめき、数本の巨大な『触手』となって襲いかかってきた。
「葵、あいつの魔導具を叩くぞ! 霧の供給源を絶てば勝機はある!」
「了解! 航平、足止めをお願い!」
「任せろ……っ! 【月銀の誓盾・全方位障壁】!」
航平の掲げた盾から幾重もの光の円陣が広がり、縦横無尽に迫る黒い触手をすべて真正面から受け止める。
衝撃で全身の筋肉が悲鳴を上げるが、航平の足は床に縫い付けられたように微動だにしない。
「くっ、生意気な盾だ……!」
男の顔に初めて焦りの色が浮かぶ。
その隙を葵が見逃すはずはなかった。航平が引きつけた完璧な隙——葵は杖を高く掲げ、二人の絆の力をすべて注ぎ込む。
「星の輝きよ、すべてを払う光となれ……! 【星糸の流星群】!」
頭上に展開された巨大な魔法陣から、降り注ぐ流星のごとき高密度の光が男へと叩きつけられた!
第35話までお読みいただき、本当にありがとうございました!
魔導都市を揺るがす「影の教団」の男との最終決戦!
街の人々を想う二人の怒りと絆が結集し、航平の全方位障壁から葵の最大火力【星糸の流星群】へとつながる胸熱な怒濤の連携が炸裂しました!
男の焦る表情、そして降り注ぐ光の流星群——!
果たしてこの圧倒的な一撃で黒幕の野望を打ち砕き、暴走する魔力炉を止めることができるのか……!?




