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『最強の盾と覚醒の聖女〜異世界で育んだ絆は永遠に〜』  作者: 凪塩 未来


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第三十四話:狂乱の核と、黒幕の影

ご覧いただきありがとうございます!第34話になります。


大型ガーディアンを見事な連携で撃破した二人!

しかし安堵も束の間、蠢く黒いモヤに導かれた最奥の『心臓部』で二人を待ち受けていたのは、異変を引き起こした元凶——「影の教団」の男でした。


激戦の直後、休む間もなく訪れる黒幕との対峙。

魔導都市の命運を賭けた、緊迫のクライマックス展開をぜひお楽しみください!

パリンッ……!


葵の解き放った【星糸の光槍】がガーディアンの胸部を貫き、不気味に脈動していた黒い結晶が木端微塵に砕け散る。


巨躯の番人は光の粒子となって崩れ去り、地下層に一瞬の静寂が訪れた。


「やった……! 倒せたね、航平!」


葵が安堵の息を漏らし、肩の力を抜く。

航平も盾を下ろし、大きく息を吐き出した。


「ああ、助かったよ。葵の魔法の威力が上がってて良かった」


だが——安心したのも束の間。

砕け散ったはずの黒い結晶の破片から、どろりとした黒い液体のようなモヤが立ち上り、床の亀裂を這うようにして通路の奥へと急速に吸い込まれていく。


「……! 葵、まだ終わってないぞ!」


「うん……っ! あの黒い霧の集まっていく先に、絶対に元凶がいる!」


二人は意を決し、黒いモヤの後を追って通路の最奥へと駆け出した。


重厚な扉を押し開けた先は、魔導塔のすべての魔力を制御する巨大な『心臓部(コア・ルーム)』だった。

部屋の中央、蒼く輝くはずの大魔導石は、いまや禍々しい漆黒の泥のような物質に覆い尽くされている。


そして、その禍々しい魔力炉の前には——黒いローブを纏い、妖しく微笑む一人の男が立っていた。


「くくく……まさか最高賢者の狗ではなく、ただの冒険者風情がここまで辿り着くとはね」


男が振り返る。

その手には、黒い霧を無制限に噴出させる歪んだ魔導具が握られていた。


「お前は……誰だ!? この街の魔力炉に何をするつもりだ!」


航平が盾を構え、男を鋭く睨みつける。


「私は影の教団が導き手。……この美しい魔導都市を、我が主(あるじ)のための『贄(におう)』とさせてもらうよ」


男が不敵に笑うと同時に、魔力炉を覆う黒い泥が一気に膨れ上がり、部屋全体に黒い霧が爆発的に広がり始めた!

第34話までお読みいただき、本当にありがとうございました!


中ボス撃破の爽快感から一転、ついに姿を現した事件の元凶——「影の教団」の男!

魔導都市の心臓部を侵食し、街全体を『贄』にしようとする凶行に、怒りと緊張感が一気に高まる展開となりました。


爆発的に広がる黒い霧と暴走する魔力炉。絶体絶命の状況下で、葵と航平はこの陰謀を阻止することができるのか!?

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