第三十三話:巨躯の番人と、黒き核(コア)
ご覧いただきありがとうございます!第33話になります。
地下層の奥から姿を現したのは、身の丈を超える大槌を携えた巨躯の番人!
黒い結晶によって強化された圧倒的な破壊力を前に、葵と航平のコンビネーションが冴えわたります。
航平の命がけのパリィと、葵が解き放つ一撃必殺の「光槍」。
大型ボスとの息をのむ大迫力の攻防戦を、ぜひお楽しみください!
通路の暗闇を割って姿を現したのは、通常の三倍はあろうかという巨体を持つ大型重装兵型魔導人形だった。
その全身は重厚な黒鉄の鎧で覆われ、胸部の中央には巨大な『黒い結晶』が禍々しく脈動している。
手に持った身の丈を超える大槌を床に叩きつけると、強烈な衝撃波が通路を揺らした。
ドォン……ッ!
「……デカいな。地下層の管理用警備ゴーレムか!」
航平が低い声で呟き、盾を固く構え直す。
「航平、気をつけて! あの胸の結晶……黒い霧の毒素が凝縮されてる! 普通の攻撃じゃ、外殻の装甲すら打ち破れないかも……!」
葵が【星糸の杖】を掲げ、警戒を呼びかける。
「侵入者……抹殺……命令……実行……!」
巨躯からは想像もつかない速度で、ガーディアンが大槌を振り下ろしてきた。狙いは葵だ。
「させねえよ……っ!」
航平が疾走し、葵の前へと滑り込む。
【月銀の誓盾・重圧相殺】
高揚する盾の威光とともに、大槌の圧倒的な質量を受け止める航平。強烈な衝撃で床の石畳が割れるが、航平の足は地面に深く踏みとどまり、一歩も退かない。
「ぐっ……葵、今だ! あの胸の核を狙え!」
「任せて! ……星の導きよ、穿て!」
航平が弾き返した一瞬の隙を見逃さず、葵が詠唱を完了させる。
【星糸の光槍】
葵の杖先から放たれたのは、細く収束された高密度の星光の槍。過剰なまでの貫通力を秘めた光線は、ガーディアンの分厚い装甲をすり抜け、胸部で輝く不気味な黒い結晶へと一直線に突き刺さった——!
第33話までお読みいただき、本当にありがとうございました!
大型ガーディアンとの白熱の中ボス戦!
航平の身を挺したカウンタージャストガード【重圧相殺】からの、葵が解き放つ一撃必殺【星糸の光槍】!
パワーアップした二人の「受け」と「攻め」が見事に噛み合った、胸熱な決着回となりました。
圧倒的な巨躯と圧倒的な破壊力を誇る番人を撃破し、二人はさらに魔導塔の最奥へ。
次回、ついに地下層の「汚染の元凶」と対峙することになります……!




