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『最強の盾と覚醒の聖女〜異世界で育んだ絆は永遠に〜』  作者: 凪塩 未来


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第十三話:古代遺跡と、闇に揺らめく影

ご覧いただきありがとうございます!第13話になります。


『夜霧』の発生源とされる古代遺跡の奥へと足を踏み入れた葵と航平。

重苦しい空気のなかで二人を待ち受けていたのは、漆黒の岩石と夜霧で形成された巨大なゴーレムでした!


【月銀の誓盾】と【星糸の杖】という新たな力を手にした二人が魅せる、息ぴったりの連携バトルをお楽しみください!

巨石で造られた門を潜ると、そこは外の静寂とは異なる、重苦しい空気が満ちていた。


壁面に刻まれた古代文字が青白く明滅し、奥へと続く廊下には黒紫色の『夜霧』がまるで生き物のように蠢いている。


「葵、足元に気をつけて。何が出てきてもおかしくない」


「うん……でも不思議。航平の隣にいると、この不気味な霧も少しも怖く感じないの」


葵が掲げる【星糸の杖】からあふれ出る銀光が、足元を這う夜霧を綺麗な水滴へと浄化していく。

その光に導かれるように、私たちは一歩一歩、遺跡の深部へと進んだ。


広大な円形ホールにたどり着いたその時、奥の石壇に置かれた水晶から黒い煙が吹き出した。


ガガガッ……と重い打撃音が響き、遺跡の瓦礫が集まっていく。

現れたのは、これまでの異形とは比べものにならないほど巨大な、漆黒の岩石と夜霧で形成された『ゴーレム』だった。


赤く光る眼光が私たちを捉え、丸太のように太い岩の腕が振り下ろされる。


「させるか……っ! 【月銀の誓盾】!」


航平が前に飛び出し、盾を構える。

凄まじい衝撃音がホール内に轟いた。だが、新装備『月銀鋼』と葵の支援光線が合わさった盾は微動だにせず、巨腕の打撃を完全に受け止めてみせた。


「すごい……! 全然押されない……!」


「今だ、葵! 集中して!」


航平の合図に、葵は両手で杖を強く握り締めた。


(航平が私を守ってくれている……なら、私は航平の道を切り拓く!)


【連理の星糸】が極限まで跳ね上がり、銀光の束が杖の先から放たれた。

それは一筋の彗星となってゴーレムの胸元——核である黒い水晶へと一直線に突き刺さる。


パリィンッ! と甲高い結晶の破砕音が響き渡り、巨大な岩石の巨躯は黒い霧となって霧散していった。


静寂が戻ったホールで、私たちは顔を見合わせて息を整える。


「葵、すごい威力だった……!」


「航平の盾が、少しも揺らがなかったからだよ」


お互いの成長と絆を実感し、笑みをこぼしたその時。


崩れ去ったゴーレムの奥、石壇の壁面にぽっかりと穿たれた『隠し通路』が、怪しい光を放ちながら姿を現した。


夜霧の真の発生源は、このさらに奥にある——

確信した二人は頷き合い、光を灯しながら深淵へと向かって踏み出した。

第13話までお読みいただき、本当にありがとうございました!


新装備を身に纏った二人の初戦闘!巨大ゴーレムの攻撃を微動だにせず受け止める航平と、一撃で核を撃ち抜く葵の連携、いかがでしたでしょうか?


互いを信じ切っているからこそ放てる強力な一撃を描けて満足しています!


そしてゴーレムを倒した奥に現れた『隠し通路』……


夜霧の真の発生源がいよいよ目前に迫ります!

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