表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コムチャン森の住人たち  作者: ぱめ
20/68

ひょひはんの家族

 ひょひはんは大金持ちだ。

 どうやって稼いだのかは不明だ。


 ひょひはんの家は豪邸だ。

 コムチャン森で一番でかいダイワハウスの6部屋2階建ての家に住んでいる。

 家族は6人だが、血の繋がりはみんな、ない。


 朝は1階の食堂に家族全員が集まる。


「おはようこざいます」コラが言った。

「押忍! 番長」いけさんが言った。

「ふぁー。眠いよう」こむが言った。

「みんな、おはよう」夫のわんぱくが言った。

「今日の朝ごはんは目玉焼きよー」ひょひはんが笑顔で言った。


 そして5人で食事をはじめた。

 わんぱくは新聞を読みながらこぶ茶を飲んだ。

 こむは目玉焼きを食べずにチュッパチャプスを舐めはじめてひょひはんに叱られた。

 いけさんは綺麗に目玉焼きを平らげると、すぐに釣竿を持って妻の水死体を作りに出掛けた。

 コラはピカピカと発光しながら目玉焼きを分析し、尖った手で試験管とビーカーの中の液体をぐいっと飲んだ。


「あら? 1人足りないわ」

 ひょひはんがようやく気づいた。

「大五郎ちゃんは?」


 2階の一番角に空かずの間が存在する。

 大五郎はそこに住んでいる。

 誰もその扉を開けたことはない。

 その扉の向こうは異空間に繋がっていると言われている。


「大五郎、今日は気分が悪いから学校休むってよ」こむが言った。

「早く言いなさい!」ひょひはんはこむを叱った。


 おかゆを作り、風邪薬を一応持って、ひょひはんは大五郎の部屋を開けた。

 扉の向こうはアメリカだった。幽霊が出まくることで有名な森の中に繋がっていた。


「大五郎ちゃん。おかゆとお薬、ここに置いておくわね」

 そう言うとひょひはんはそっと扉を閉めた。

「早く元気になって。出来れば姿を見せてちょうだい、ね?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ