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剣聖の嫁と、賢者の義母、聖女の義妹に愛される俺、農夫  作者: nayaminotake
第一章:剣聖の嫁と賢者の義母、聖女の義…

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第2話 英雄パーティーと囲む夕飯


「にひひ―――ムフフフ――」


光り輝く美しい長い金髪

何処までも深く清らかな湖のように澄んだ青い瞳

芽吹いた桜のようにピンクの唇

真珠のように艶のある白い肌

張りのあるヒップから細く縊れた腰、そして豊満なバスト…


美の女神―――


王国ではそう呼ばれているという噂の俺の嫁アリシア


そんなアリシアは、食卓の前に肘をついてキッチンで料理を運んでいる俺の方をニヤニヤしながら見つめていた。


「ん?どうしたんだアリシア、やけにご機嫌じゃないか?」


手際よくテーブルに料理を並べながら、俺はそんなアリシアに声を掛ける。


「えぇ――だってぇ――63日と4時間22分ぶりにノームの顔を見れたんだもん♪」


「いや、時間と分はよくない!?」


と、まぁ俺の美しく可愛い最強の奥様は少し……いや、かなり俺への愛が重めなのだ……


「コホンッま、まぁそれは置いておいて、奥様はお暇なようなので、そこの水瓶に水を入れておいてくれますか」


「は―――い、ダーリン♡」


アリシアは俺に奥様と呼ばれたことが余程嬉しかったのか、水瓶を両手で大事そうに抱えると、水瓶の口付近に人差し指を掲げる。


「――清廉なる水よ……」


アリシアの美しい黄金の髪の周りに青い光の粒子が浮かびあがると……


――アリシアの指先から水瓶の中に美しく透き通った水が注がれ一瞬で一杯になった。


「いつ見てもアリシアの水魔法はすごいね……畑の野菜や稲たちもアリシアが用意してくれていた水のお陰でスクスク成長するし」


「ウフフフ、ありがとうノーム、でもダーリンのお仕事のお手伝いをするのも妻である私の大事なお仕事だしね♡」


(清廉の水は、本人の意図しない封印や結界を無効化する効果があるんだよねぇ――これで今夜はノームと二人きりで…にひひひ)


何やら口元から涎をたらしながら妄想にふけるアリシア…


そうしてる間にも俺はテーブルの上に夕飯を並べ終わった


「うわ―――美味しそ―――さすがはノーム! あっ、これ私の好きな肉じゃがだ!……ん?」


アリシアが首を傾げ指でテーブルの上の料理と皿の数を確認していた。


「どうかしたか?」


アリシアが用意してくれた水をコップに入れながらそう尋ねると


「ん?いや、久々の愛する妻との再会だから張り切って夕飯を用意してくれたのは分かるんだけど……」


「にしても、量が多く無い?それにお皿やグラスも……」


急に変なことを言い出すアリシア


「ん?いや、だってアリシアが帰って来たのって、ザンブレック王国から依頼された例の”黒龍討伐”が終わったからだよね?」


「う、うん……」


何故かアイスブルーの綺麗な瞳が左右に揺れ動く


「だったら、ほら一緒のパーティーだった――」


――バタン!!ドタドタ……


そう口にした瞬間、玄関の方からドアが開き強い足音が……


「ちょっと、アリシアさん!!」


「はぁ――やっぱり、これが狙いだったわけね」


「!?ルシアにレイア!?」「あっ、二人ともお帰り――夕飯用意できてるよ――」


アリシアも俺も部屋の入り口から中に入ってきた女性二人に視線を向ける


ガシッ、ガシッ


神話的な金の刺繍が施された白いローブを身に纏った、エメラルドグリーンのボブヘアに銀色の愛らしい垂れ目と目元のホクロが特徴の美少女と


赤いローブに黒い魔法文字が刺繍されたローブを纏った、炎のように真紅の長い髪を横に流した妖艶な金の瞳を持つグラマーな美女がアリシアの両肩を鷲掴みしながら俺の方を向いて、頬を桜色に染めながら潤んだ瞳を向けながら微笑む。


「えぇ、帰ってきましたよノーム義兄様♡――貴方だけの聖女ルシア=マクスウェルが…さぁ今宵は私と聖なる夜――」


「フフフ、ルシアったら何を冗談を…ノームちゃんが待ち焦がれていたのは、愛する義母である、私レイア=マクスウェルに決まってるじゃない~フフフ、今日は沢山お風呂でお話しましょうね~色々いたしながら、ネッ」


ボコボコボコ……


「え?コップの水が……」


急に手にしていたコップの中の水から泡が……


ㇷ゚シュー!


その瞬間コップの水が噴き出した


「ちょっ!?二人ともノームは私の旦那様なの!ダーリンなの!種馬なの!だから子作りは私が優先なの!」


「た、種馬は絶対に違うよね!?つか表現がひどくない!?」


――と、ツッコミを入れるも三人はお互いに睨み合い収拾がつかない……


ライオン、ファルコン、ドラゴン...アリシア、ルシア、レイアさんの背後から噴き出すオーラがそんな幻影を俺に見せてくる


パンパン!


「皆さん、せっかく僕が作った夕飯が冷めてしまいますよ」


!?


せっかく頑張って作った料理が冷めていくのは悲しい……


「だ、ダメじゃないアリシアもルシアも喧嘩しちゃ!メッ!」

「そうですよ、お母様もアリシアもノーム義兄様が困っておいでですよ」

「ノームの料理すごく久しぶり!」


三人は取り繕ったように笑いながらそれぞれ用意された席につく


「それじゃ、剣聖アリシア、聖女ルシア、賢者レイアさん。英雄パーティーの無事帰還を祝してぇ―――!!」


「「「カンパーイ!」」」


俺を含めた4人はお互いに水の入ったコップを併せ数カ月ぶりの再会を祝し乾杯した……


――そう、嫁の剣聖アリシア、義妹の聖女ルシア、義母の賢者レイアさんはこの世界の超越職タレント持ち主で


去年に、魔王イザベラを討伐した”英雄パーティー”なのだ


―――――――――――――――――

nayaminotakeです

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