↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
贄の運び屋  作者: ニシキメサイコ
92/114

ある約束

デシャオの予想外の言葉に唖然としてしまうヤルバーだったが、しばらくして落ち着いたようで、「おいおい。まさかアンタ、自分がモナモナだとでも言いたいのか?」と、おちょくってみた。


モナモナとはこの話では二度三度名前が出ている4本腕の大猿(ゴリラ)である。


だがデシャオはどう見ても人間のようだ。ましてやモナモナの2番目の特徴である、体長の2倍もの尻尾も生えてはいない。


全くの冗談であった。ヤルバーにとっては。


しかし、「ヌヒヒッ。よくお分かりに」とデシャオがうなづいたのだ。


「何言ってんだ…?」と再び固まるヤルバー。


そんな2人はお構いなしに、疾斗とギアンのギリギリの命のやり取りは今も続いている。


「シュッシュッ!」


疾斗が二段蹴りを繰り出すも、あまりの拙さにギアンが苦笑する。


「なんですか、それ。さっきまでの攻撃はまぐれだったみたいですね」


たしかに、どうしたことだろう。闇ハヤトの時は言わずもがな、意識が疾斗に戻った直後も素晴らしい運動神経を見せていたというのに、今の彼ははっきり言って戦闘のド素人にしか見えない。


「あれ、おかしいな…」


首を傾げながらピョーンピョーンと軽く跳んでみる疾斗。こうやって不調を直そうとしているのだ。


「悪あがきはやめて諦めてください」とギアンがため息をついた。


彼は決して平和主義者などではない。彼が進んで戦いに臨まないのはある人物との約束からであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。