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次なる目的地
「フィーナはどこにさらわれたんだ?」
3人はベイラルとともに谷族の寝ぐらに戻り、頭領率いる男衆と作戦会議を始めようとしていた。
そして女性や子どもは心配そうにその様子を離れて伺っている。
「おそらく、教皇騎士団訓練所ヤ」
ベイラルが疾斗の問いに答えた。
教皇騎士団訓練所。ベイラルの説明によると、レヌァスン中に何ヶ所も設置されている施設らしい。
「早い話が駐屯地ってことか」
「まあ名前の通り、いるのはほとんど新入りの訓練が必要な3等星ヤ。それと教育役の2等星が少々」
ベイラルは地図を広げ、そう言った。
地図を覗き込み、「距離を見て、可能性があるとすれば“商都ヴェミリ”の端にある訓練所だヤヤ」と、彼は指を紙面に置いた。
商都ヴェミリは商いで栄えた都で、人口はレヌァスンにある都の中で一番多い。そんな商都ヴェミリの端に教皇騎士団訓練所はある。
「じゃあ次の目的地は…」
疾斗が頭領を見やる。
「商都ヴェミリだヤヤ」
こうして、疾斗、アズー、ヤルバーの3人は谷族とともに商都ヴェミリを目指すことになったのだった。




