↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
贄の運び屋  作者: ニシキメサイコ
33/114

人さらい

翌早朝、疾斗たち3人はフィーナとベイラルに見送られ、ヨンメル救出のため、アブソールへ向けて出発した。


まだ日の光がうっすらと広がっている程度で、足元がおぼつかないながらも3人はセダワン渓谷を教都がある方角へ進む。


渓谷を出た辺りで、アズーがヤルバーに質問をした。


「フィーナちゃんとどんなお話したの?」


「ん、まぁそれは…」


ヤルバーが言いかけたその時、「待ってくれェェェ!」と後方からものすごい声をあげて走ってくる者が。


ベイラルだ。


「いったい、どうしたんだ?」


疾斗が訊くと、息が整わないままに彼は答えた。


「教皇…騎士団のヤツらが、突然、襲ってきやがって、フィーナ姐さんが、フィーナ姐さんが…!」


「フィーナが?」


「…さらわれたんヤ!」


あまりの衝撃に言葉を失う3人。しかしヤルバーが気を取り直し、「まさか、放っとく、なんて言わないよな?」と疾斗に目をやった。


「ハヤト…?」


気が気でない様子で彼を見つめるアズー。その両手は固く組まれている。


「助けに行こう。フィーナをさらった中には絶対に等星の称号を持つヤツがいる。そいつにヨンメルのことを聞き出すんだ」


疾斗の眼にはギラギラしたなにかが見てとれた。それに気づいたベイラルは、いつかの疾斗の暴走を思い出し、一抹の不安を覚えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。