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【幕間】暗闇の話し合い
カーテンが閉め切られ、明かりがなに一つない部屋の中。
2人の男が話している。
「将軍、」
2人のうちの小柄な方が語りかける。
「ヤツが便りをよこしてきました」
「それで、なんと言っているのだ?」
応答した男は大きなイスに偉そうに座っている。
「『生け贄を無事見つけ、接触に成功しました。』と、書かれております」
それを聞いた瞬間、イスに座っている、“将軍”と呼ばれた男の目の奥に、禍々(まがまが)しい光が宿った。
そして、タバコの煙を吐くように、
「ならば返答は一つ。『生け贄を殺せ。』そう書いて送るのだ」
と言った。
これを聞いた小柄な男は額に汗を浮かべながら尋ねた。
「しかし、ヤツだけで始末ができますでしょうか? こちらには“人質”がいますが、ヤツはどうにも信用できません…」
すると将軍は、不気味に微笑みながら言い放った。
「ならば、人質もろとも殺すまでだ。我々、『正剣兵団』に弱い者など不用なのだからな」
静寂が居座ろうとしていた部屋に、小柄な男のつばを飲む音が響いた。




