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「はい、止まってください。」

 駆け寄ってきてくれたヒロインを止めたのはジークだった。危険人物でないとわかるまでは、ジークが目を光らせている。


「あ、ごめんなさい。あなた…ケイティよね?」

「そうです。久しぶりですね、エレノア。」

「…ふふっ、前と違う話し方だね。お姉さんになったんだね。」

 ほわほわとした気持ちになっていると、姉様が私とエレノアの間に割り込んできた。シスコン発動したのかなと思うけど、それにしても真剣な表情を浮かべている。


「…どうしてケイティだとわかりましたの?あの日、魔法で姿を変えていたはずですわ。」

「えっと、声の色が見えるって言ったら…信じてもらえる?」

 そういえばそんな設定あったっけ?エレノア視点全ルート攻略後にレジーナ視点のエンド回収したから、昔の記憶で覚えてないな。イベントやゲームシステムには特に関係ない特技だったか…いや、思い出した!オズウェルと初めて会った時って、私と一緒で変身してたわ。狩猟祭で会ったときにエレノアはオズウェルに気がつくという話があった。まぁ、私のせいで出会いの時点でオズウェルだとばれてしまったけど。


「…そうなの!?ケイティのことだから、とても可愛い色をしているんでしょうね。」

 可愛い色って何だろう。悩んでいたらエレノアがもちろんと言っていた。そして姉様と楽しそうに話している。


「さすが私のケイティ!素晴らしいわ!」

「そうだね!…街にはお買い物に来たの?」

「違うわ。貴女に交渉したいことがあって来たのよ。」

 姉様がエレノアと話を進めてくれるみたいだし、この隙にジークに話をしようかな。


「…ジーク、少し内緒でお話はできませんか?」

「あー、断りたいっすけど、断っても怖そうですしね。」

 姉様が見える範囲で少し遠くに下がり、ジークは私に念話をしてきた。私もできるけど、得意ではないからやっぱり後で会うほうがいいな。


【で、話って何ですか?】

【詳しくは直接話たいので、あとで集合しませんか。】

【自分の実験室に来てもらうのはどうです?】

 ジークが私の部屋訪ねてくるよりはいいか。共用スペースに集まると、姉様が乱入してくる可能性があるしね。私が行くほうが比較的に安全かな。


【それがよさそうです。今日行きますね。】

「アンタら姉妹の行動力はどこから来てるんすか?」

 姉様よりはましだと思うけど。私は何も答えずににこりと笑った。するとジークはため息をついた。ごめんね、これからもっと苦労すると思うよ。

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