生存者
街が崩壊してから二日が経った。
俺は付近を回り、生きている人間を探しながら、化け物を倒して地道にレベルアップしていた。
そして俺は今――
デカいトカゲに追われている。
「うぉああああああ!!」
「なんだよあのデカさ! 一軒家くらいあるじゃねーかよ!」
デカいトカゲが口を開く。
「ゴォォォォォ!!」
……は?
ドガァン!!
炎が地面を焼き、爆音と共に煙が立ち上る。
その隙に、俺は廃墟の中へと身を隠した。
「あっぶねぇ……間一髪かわせたが、アイツ火まで吹くのかよ」
この二日間でそれなりに強くなったつもりだったが、あんなのと真正面から戦う自信はまだねぇな……。
外を見ると、トカゲは俺を見失ったのか別の方向へ歩いていった。
「とりあえず、もう少しここで身を隠すか」
タバコに火をつける。
「ふー……」
いざ願っていた異世界みたいな世界になると、なんだかんだ平和な世界が良いなとか思っちまうな。
てか、自衛隊とか警察はどうなってんだ。
二日間歩き回ったが、生きてる人間は一人も見つからなかった。
見つかったのは――
化け物に食い荒らされた死体や、瓦礫に潰された人ばかりだ。
ドガァン!!
ドガァン!!
「この音……あのトカゲ野郎、戻ってきやがったのか?」
その時だった。
「はぁ……はぁ……はぁ……!」
走る少女の姿が見えた。
「わらはを食べても美味しくないぞ!!」
「……人の声!?」
外を覗く。
「あれは……銀髪の女の子!?」
第3話読んでいただきありがとうございます!
ついにヒロイン?登場です。
まだ正体は分かりませんが、かなり癖のある子になりそうです。
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