ep.595 尾ひれはひれ……日本語の付け足し言葉が……堪らない
2026年1月8日
●日本語の付け足し言葉
大和言葉から時代が進んだ江戸時代は、万葉とは一風変わった言葉が流行だした。江戸っ子という言葉は「粋でいなせな会話術」から発展したのか。「いなせ」とは、江戸の街の男衆を心意気のあることと持て囃されて、いなせ、と呼んだ。いなせ……イナ=鯔/背=鯔背と書く。
「鯔背銀杏」という髪型があり、武士とは違った髪型を言う。早い話がチョンマゲだな。
ちょんまげだと? 可笑しいぞ、「頭にちょんと載せた……」にしては「ちょん」と言うのはどうしてだ? 「いっちょん」も同じ言われだし、「ちょん」とは「虫」と書く、そう覚えているが、月代にバッタが止まっているのか?
この「ちょん」の語源は江戸初期に、老人の髪が薄くなって髷が小さくなったさまを言っていた。それが普通に言われ出したもの。
鯔は江戸の街の水路にまで溢れた、元気に泳ぐさまを捩って「鯔背銀杏」という言葉を考えたのか。鯔も大きく育つから「出世魚」とも言われている。そんな出世魚の鯔をチャッカリと拝借したのが、鯔背銀杏という髪型なんだ。ここも推測でしかない、これから先も推測でしかない。ま~スイカズラだものね。
オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド……と名前が変わる。イナは二十~三十センチくらいの大きさで、尚且つ食べ頃の大きさ。
イナ……若魚……若造……若くて元気が良い、というような言葉遊びの付け足し言葉だ。
●尾ひれはひれ
このような江戸文化に言葉遊びも増えてきた。噂に尾ひれはひれは付きもの、という言葉も「鯔背銀杏」=鯔=魚が関係しているのだろう。魚は江戸の食生活に欠かせないタンパク源だった。それこそ「鰭」だって大切に焼いて熱燗に入れて味や香りを楽しんでいる。俗に言う「鉄砲」の鰭だな。
●尾ひれはひれふぐの鰭
スイカズラの頭脳は、そんな付け足し言葉を考えた。小説家になろうに長く投稿していたら……何れ「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」に当たるだろうか。
このように「尾ひれはひれ」の「はひれ」に意味は無いようだ。でも火のない所に煙は立たない、と言うように「はひれ」にも何らかの語源があっても善いのだが、国語学者らは口を揃えて「解らない」という。
驚き桃の木山椒の木は以前に採り上げたが、付け足しの「言葉」までは把握していなかった。単なる言葉遊びの語呂合わせだけだと考えていた。
●ハラン (植物)
刺身や寿司に緑色の葉っぱが添えられている。今は少なくなったがスーパーの刺身に付けられる、ギザギザと切り込みが入れられた……あれだ。今はプラスチックでも、最初は大きくて広い「葉蘭」の葉を切り刻んで寿司の間に挟んでいた。
魚の尾鰭を飾りにした寿司桶に、更に葉蘭も添えたのが「尾ひれはひれ」の語源だと考えた。
……鯛の活き作り=鯛の尾頭付き……尾ひれに「葉蘭のひれ」を添えたからだろう。これこそ大きく見えるから、……尾ひれはひれ……と酒の勢いもあって葉蘭は魚の鰭となるように、話が盛り上がった。
●刺身の褄……大根/大根役者
三時間も続けて書いた「堪らない」シリーズに、同時に案も枯れました。最後にと捻りだして考えたのが「尾ひれはひれ」でした~♡ もう集中力は切れましたわ……台所に妻が立つ。
●解(2026年1月10日の付け足し)
ちょんまげのちょんは、踊り字の「ゝ」からきている、と。スイカズラの頭脳では考えが至らなかったか。
腹の虫が治まらない……「虫」も気になるが、「治まらない」は「治」でいいのか? ここは「収」が正しいだろう? 病は気から……病気の語源は「病鬼」だった、鬼では差し障りがある、ならば「虫」と言い改めようではないか。このような経緯があるから「治」でいいのだ。
同時にお腹が鳴る ……六時半……堪らない。
活き作りを頼めば「口をパクパク」させる、まだ生きた魚が舟盛りとして出される。これ……可笑しいとは思いませんか? 実は……刺身は前から用意されたもので、生きてピクピクした奴は直前に料理されたモノでしょう。だから動くのだと、そう思いませんか? で、出されたら直ぐに盃で日本酒を鯛の口に注ぎ入れる? どうしてだ?
あ~小学校時代の鮒の解剖に似たり……アルコール! まだまだピクピクとさせたいんかい!?
最後だ、解説を頼みたい。「イッちょん判らん」のちょんの語源は、ちょん=馬鹿と言う意味か、それとも「ほんの僅か」という意味なのか、判らなくなったぞ。




