027 桜サイド 試合前の攻防
「エミリー様……」
声の主を確認したオルフは、先ほどまでの態度が嘘のように姿勢を正した。
すぐにその場へ跪こうとしたが、エミリーが片手を上げて制する。
「そのままでいいですよ。オルフ、カルリスもです」
そう告げると、エミリーはオルフの正面まで歩いていき、にこりと微笑んだ。
「久しぶりですね、オルフ。元気にしていましたか?」
「はい! エミリー様もお元気そうで、何よりでございます!」
「……」
「……」
桜と梅は、揃って困惑した顔になる。
先ほどまでの乱暴な口調はどこへ消えたのか。少し緊張した面持ちで、エミリーへ丁寧に返事をする姿は、まるで別人だった。
二人の頭には、まったく同じ言葉が浮かんでいた。
『誰よ、この人……』
◇ ◇ ◇
「それで、お話は聞かせてもらいましたが」
エミリーは桜と梅へ視線を向ける。
「この二人と試合をするのでしょう? それなら、私が立会人を務めましょう」
ところが、オルフはすぐに首を横へ振った。
「いえ、エミリー様。私たちは試合などするつもりはありません。女子供を相手に本気で戦うなど、あり得ませんので」
後ろにいるカルリスも、小さく頷く。
「そうですか……」
エミリーは腕を組み、少し考え込んだ。
朝雄の捜索は、エミリー自身が主導している。近衛騎士団を中心に捜索隊を編成すると決めたのも彼女だった。
現在、朝雄の存在について知っている者はごく一部に限られている。
エミリーには日本に残した息子がいて、その息子が現在の王位継承権第一位。その事実が広まれば、王国内に余計な混乱を起こす可能性があるためだ。
王族直属の近衛騎士団であれば、ある程度情報を管理しやすい。
しかし、第一騎士団まで本格的に関わり始めれば、事情を伏せたまま動かすのは難しくなる。
『オルフがこのままお父様へ直訴したら、絶対に話が大きくなるよね……』
なんとか諦めさせられないものか。
少し考えたエミリーは、一つ情報を開示することにした。
「本来は極秘なのですが、今回の行方不明者の捜索は、私自身が依頼したものです」
「……!」
「そして、こちらの二人はそのために私が協力をお願いした、大切な客人です」
これで自分から頼んだ任務なのだから、諦めてほしい。
エミリーとしては、そう続けるつもりだった。
だが。
「何故ですか!」
「え?」
オルフが悔しそうな顔で桜と梅を見る。
「何故、そのような大切な任務を私に命じてくださらなかったのですか! エミリー様のご命令であれば、たとえ第一騎士団を辞してでも駆けつけます!」
『あれ?』
エミリーの笑顔が僅かに引きつる。
『失敗した?』
助けを求めるようにカルリスを見ると、副団長は深い溜息をつきながら静かに首を横へ振っていた。
完全にお手上げらしい。
今にも国王のところへ直談判に走り出しそうなオルフを前に、エミリーは内心頭を抱えた。
一方。
あまりにも先ほどまでと態度が違うため、桜と梅はいまだ呆然としていた。
そんな二人へ、セイラがこっそり耳打ちする。
「オルフ団長は、その……エミリー様の信者というか」
「信者?」
「忠誠心が限界を突破しているというか……エミリー様のことになると、周りが見えなくなるんです」
「……なるほど」
他人へ仕えるという感覚自体、桜と梅にはあまり馴染みがない。
ただ。
『朝雄のためなら何でもする』
自分たちに置き換えて考えてみると、少しだけ理解できるような気もした。
そして。
梅の頭に、一つの考えが浮かぶ。
『これ……利用できるかも』
口元に悪い笑みが浮かんだ。
◇ ◇ ◇
梅はすっと前へ出ると、エミリーの前で片膝をついた。
「必ずやご期待に沿えるよう、エミリー様のために全力を尽くします」
「……?」
桜が首を傾げる。
ことさら、
『エミリー様のために』
という部分を強調している。
梅は頭を上げると、ちらりとオルフへ視線を向けた。
そして。
ふふん。
とでも言いたげに、少し得意げな笑みを浮かべる。
「……っ!」
オルフの顔が引きつった。
歯を食いしばる音まで聞こえてきそうである。
梅はそれを確認すると、今度はエミリーへ視線を戻して小さく頷いた。
「……!」
エミリーも、ようやく梅の意図を理解する。
「ええ」
少し芝居がかった笑顔を作り、梅へ優しく微笑んだ。
「あなたなら、きっと私の望みを叶えてくれると信じていますよ」
「お任せください、エミリー様」
「……」
オルフの額に青筋が浮かんだ。
そして。
「おい、そこの幼女!」
「……」
梅の笑顔が、一瞬だけ固まる。
『幼女って言うな』
言いたい。
ものすごく言いたい。
だが、今は我慢する。
「さっきの試合の申し出、受けてやる!」
「本当ですか?」
「ああ! 俺たちが勝てば、エミリー様からの任務を譲るんだな!」
梅は何事もなかったように、にこりと笑った。
「もちろんです。エミリー様直々の大切な任務ですから、私たちより適任な方がいるのであれば、お譲りした方がいいと思います」
「よし!」
完全に挑発へ乗っていた。
「なら、そちらの提案通りだ。お前とカルリス、俺とそこの目つきの悪い女で試合をする!」
「……」
今度は桜の眉がぴくりと動いた。
「誰が目つきの悪い女ですって?」
「桜ちゃん、今は我慢して」
「……分かったわ」
梅に止められ、桜は渋々引き下がる。
「俺たちが勝てば、お前らはエミリー様の任務から手を引く。それでいいんだな?」
「ええ。その代わり」
梅の笑顔が少しだけ鋭くなる。
「私たちが勝った場合、今後この捜索任務へ一切口出ししないと約束してください」
「いいだろう!」
オルフが即答する。
その後ろで。
「……」
カルリスだけが、ものすごく嫌そうな顔をしていた。
◇ ◇ ◇
「では、決まりですね」
エミリーが両手を合わせる。
「試合は明日、騎士団が使用する模擬戦用魔法陣で行います。私が立会人を務めましょう」
オルフ、カルリス、桜、梅の四人がエミリーを見る。
「武器の使用は自由。相手が降参するか、戦闘不能になる、もしくは魔法陣が致命傷と判断する攻撃が発生した時点で終了とします」
そして四人を順番に見回した。
「双方、異存はありませんか?」
「ありません」
「ないわ」
「ありません」
「……ありません」
四人の返事が、ほぼ同時に重なった。
ただし。
カルリスだけは、明らかに嫌そうだった。
「では、本日はこれで解散です。各自、明日に備えてください」
「はっ!」
オルフは丁寧に一礼する。
カルリスもそれに続き、二人は第一騎士団の訓練場所へ戻っていった。
◇ ◇ ◇
「梅ちゃん、さすがね」
二人の姿が見えなくなると、桜が感心したように笑った。
「私、もう少しで雪風を抜くところだったわ」
「……」
あまりにも自然に物騒なことを言う。
「桜ちゃん、それは本当にやめてね」
「でも、朝雄を探しに行けなくなるところだったのよ?」
「それは私も困るけど……」
梅も苦笑する。
「何のために異世界まで来たのか分からなくなるから必死だったけど、なんとかなって良かったよ」
「そうね」
二人は互いに笑い合った。
「……あの」
その様子を見ていたセイラが、信じられないものを見るような顔をしている。
「お二人が強いことは私も知っています。でも、オルフ団長とカルリス副団長は、本当に強いんですよ?」
「そうなの?」
「どうして、そんなに落ち着いていられるんですか……?」
桜と梅は顔を見合わせた。
そして、ほとんど同時に笑顔になる。
「朝雄のためなら、何だってできるわ」
「朝雄ちゃんのためなら、何だってできるよ」
「……」
あまりにも迷いのない答えに、セイラは何も言えなくなった。
その少し後ろでは、エミリーとターニャが二人を見ながら、小さく笑っていた。
◇ ◇ ◇
オルフは無言のまま、第一騎士団の訓練場へ向かっていた。
後ろを歩くカルリスも、しばらく何も言わずについてきていたが、訓練場所が近づいたところでようやく口を開く。
「団長」
「なんだ?」
「本気で、あの少女たちと試合をするつもりですか?」
「不本意だが仕方ねえだろ。エミリー様直々の任務をいただくためだ」
オルフは歩きながら、顔だけカルリスへ向ける。
「まあ手加減してやれば、怪我をさせることもねえだろ。お前もあんな幼女相手に本気になるんじゃねえぞ」
「それなら、そもそも試合を受けないでくださいよ」
カルリスは大きな溜息をついた。
「どう見ても、相手の挑発に乗せられていたではありませんか」
「うっ……」
「しかもエミリー様の前で」
「も、もう決まったことだ!」
オルフの歩く速度が少し上がる。
「エミリー様の前で宣言しちまったんだから、今さら取り消せるか!」
「……そうですか」
これ以上何を言っても無駄だろう。
カルリスは諦め、少し早足になった上司の後を追った。
「エミリー様……」
真っ直ぐ前を向いたまま。
オルフは昔のことを思い出していた。
◇ ◇ ◇
あれは、オルフが十歳くらいの頃だった。
侯爵家の次男であるオルフは、父の公務に付き添って王城を訪れていた。
家督は兄が継ぐ。
ならば自分は騎士団へ入り、兄と家を支える。
子供ながらに、そんな将来を思い描いていた。
父が仕事をしている間、オルフは騎士団の訓練を見学させてもらっていた。
侯爵家の子息ということもあり、周囲からは随分丁寧に扱われていたが、本人の興味は目の前で行われる訓練だけに向いている。
そんな時。
「……?」
ふと訓練場の入口へ目を向けると、一人の少女がこちらをじっと見つめていることに気づいた。
長い銀髪。
その髪の間から伸びる、先の尖った耳。
年齢は自分と同じくらいに見え、非常に整った顔立ちをした美少女だった。
しかも何故か、少し潤んだ目でこちらを見ている。
『な、なんであんな目で僕を見てるんだ……?』
オルフの心臓が急に速くなる。
『もしかして……僕のことを?』
年頃の少年としては。
そう勘違いしてしまっても仕方がなかった。
『よし』
勇気を振り絞り、少女へ向かって歩き出す。
近づいていくと少女もこちらに気づいたらしく、なぜか慌てたように視線を泳がせていた。
そして、いつの間にか少女の隣には、一人のメイドが立っている。
それでも今さら引き返すことはできない。
少女の前まで来たオルフは、緊張しながら声を掛けた。
「や、やあ。僕はオルフっていうんだ。君の名前を教えてもらえるかな?」
少女は何度か目を瞬かせた後、少し俯きながら小さな声で答えた。
「エミリー……」
『エミリー……』
なんて素晴らしい名前なんだ。
意味もなく感動する。
「こ、ここで何をしているの?」
なんとか会話を続けようと問いかけると、エミリーは頬を赤くして俯いた。
「き、筋肉……」
「んんっ!」
横にいたメイドが、盛大な咳払いで言葉を遮った。
「……!」
エミリーがハッとした顔になる。
少し慌てた後、自分もコホンと咳払いした。
「わ、私は騎士団の訓練を視察していました。この国を守ってくださる騎士の皆様の訓練を見て、感動していたのです」
どう聞いても、用意していた台詞をそのまま読んでいるような口調だった。
だが。
当時十歳だったオルフが気づくはずもない。
「……!」
最後にエミリーがにこりと微笑んだ瞬間、オルフの顔は真っ赤になった。
「こちらは、サザーラント王国第一王女のエミリー様です」
隣にいたメイドが静かに告げる。
「……え?」
オルフはエミリーを見る。
そして。
ようやく自分が何をしてしまったのか理解した。
「し、失礼いたしました!」
慌ててその場へ跪く。
「ザイルス侯爵家次男、オルフでございます。ご無礼をお許しください!」
王女へ知らずに声を掛けた。
しかも、馴れ馴れしく名前まで尋ねてしまった。
オルフは泣きそうになりながら、頭を下げる。
「顔を上げなさい、オルフ」
「……はい」
恐る恐る顔を上げると。
エミリーは怒っていなかった。
「オルフは、将来騎士団に入るつもりなのですか?」
「はい!」
今度こそ失礼のないよう、精いっぱい姿勢を正す。
「私は騎士団へ入り、兄を助けたいと思っています」
「そうですか」
エミリーが微笑む。
「では、あなたも将来、この国を守ってくれるのですね」
「……!」
「期待していますよ、オルフ」
その笑顔を見た瞬間。
少年オルフの将来は、ほぼ決まった。
『絶対に騎士になる』
そして。
『エミリー様を、俺が守るんだ!』
エミリーがメイドと共に去った後も。
オルフはその姿が見えなくなるまで、ずっと見送っていた。
◇ ◇ ◇
その後も、オルフの想いは変わらなかった。
やがてエミリーが突然行方不明になった時には酷く落ち込み、数年後に帰還した時には心から喜んだ。
ただし。
戻ってきたエミリーが日本で結婚しており、さらに子供まで身ごもっていたと知った時は、それ以上に大きな衝撃を受けたのだが。
それでも、騎士になるという決意は変わらなかった。
少しでもエミリーの近くにいたいと近衛騎士団への入団を希望したものの、父親に猛反対され、結局は第一騎士団へ入ることになった。
そして現在。
第一騎士団長にまで上り詰めてもなお。
エミリーへの忠誠心だけは、昔と何一つ変わっていない。
「エミリー様の願いは、俺が叶える」
オルフは小さく呟き。
第一騎士団の訓練場へ入っていった。
◇ ◇ ◇
「そんなことになっていたなんて……私もその場にいたかったです」
スミレが少し頬を膨らませる。
訓練を終えた桜たちが部屋へ戻り、明日、第一騎士団の団長と副団長を相手に試合をすることになったと説明したところだった。
「ごめんね、スミレちゃん。急に決まっちゃったから」
「明日は絶対に見に行きます!」
「もちろん」
梅が笑う。
「それにしても」
桜はエミリーを見る。
「あの無礼な筋肉達磨、エミリーさんの前だと随分態度が違いましたね」
「いくら主従関係とはいっても、少し極端な気がするんですけど……」
「んー」
エミリーは少し考える。
「オルフちゃんは、初めて会った時からあんな感じだったよ」
「オルフ……ちゃん?」
桜の眉が僅かに動く。
「確か、騎士団の訓練場へ筋肉見学に行った時に初めて会ったんだけど」
「筋肉見学……」
「その頃のオルフちゃん、小さくて可愛かったんだよ」
懐かしそうに微笑むエミリー。
その隣で。
ターニャが盛大に溜息をついた。
「あの頃は、エミリーも見た目だけならオルフ団長とそう変わらない年頃に見えたでしょう?」
「そうだっけ?」
「そうです」
ターニャは何かを続けようとして、少し考える。
「オルフ団長は恐らく、当時から……」
そこで言葉を濁した。
「……」
「……」
だが桜と梅には、なんとなく察することができた。
『外見詐欺……』
二人はその言葉を胸の奥へしまい込み、この話題にはこれ以上触れないことにした。
◇ ◇ ◇
「では、明日の試合について説明します」
ターニャが話題を切り替える。
「使用するのは、騎士団が訓練で使用している模擬戦用魔法陣です」
「模擬戦用?」
「はい。魔法陣の中では、攻撃が致命傷になると判断された場合、自動的に防御魔法が発動します」
「じゃあ、本物の武器を使っても死ぬことはないんですか?」
梅が尋ねる。
「基本的には」
ターニャは念を押すように答える。
「ただし、防御魔法が発動するのは致命傷になる攻撃です。打撲や骨折など、命に関わらない怪我まで完全に防いでくれるわけではありません」
「なるほど……」
「また、立会人が続行不能と判断した場合も、その時点で試合終了となります」
つまり、勝敗が決まる条件は三つ。
本人が降参する。
気絶などで戦闘不能になる。
あるいは、魔法陣が致命傷になる攻撃を検知して防御魔法を発動する。
「何か質問はありますか?」
「ありません」
「私も大丈夫です」
二人ともすぐに答えた。
「でも……」
スミレが心配そうに桜と梅を見る。
「第一騎士団は、この国で一番強い騎士団なのでしょう?」
「そうですね」
「その団長と副団長を相手に、お姉様たちは本当に勝てるのですか?」
不安そうなスミレへ、桜と梅は揃って笑顔を向けた。
「大丈夫よ、スミレちゃん」
桜が優しく答える。
「私たちは、朝雄のことに関してだけは絶対に誰にも負けないわ」
「うん」
梅も頷く。
「朝雄ちゃんを探しに行くための試合なんだから、絶対に負けないよ」
「……はい!」
スミレの表情が明るくなる。
「私、いっぱい応援します! 絶対に勝ってください!」
「任せて」
「うん!」
◇ ◇ ◇
そんな三人を見ながら、エミリーは少し複雑な気持ちになっていた。
桜と梅。
朝雄の幼馴染で、朝雄を追って異世界まで来た二人の少女。
安全な日本での暮らしを捨て、何が待っているかも分からないこの世界へ来ただけでも十分すぎるほどだというのに、今度は朝雄を探しに行く権利を守るため、怪我をする可能性のある試合に挑もうとしている。
しかも二人には、ほとんど躊躇がない。
『朝雄……』
一体、自分の息子はどんな少年に成長したのだろう。
これほど真剣に想ってくれる少女が二人もいるのだから、少なくとも悪い方向へ育ったわけではないのだろう。
母親としては嬉しい。
とても嬉しいのだが。
「……せめて一人なら、こんなに心配しなくて済むんだけどなぁ」
「エミリー?」
「なんでもない」
エミリーは苦笑しながら、小さく溜息をついた。
◇ ◇ ◇
その夜。
いつものように『朝雄れえだぁ』で朝雄の状態を確認した。
今日も朝雄は無事だった。
ただし、現在の術式で分かることはまだ限られており、居場所までは特定できていない。
それでもエミリーによれば、改良は順調に進んでおり、あと少しで大まかな方角くらいなら分かるようになりそうだという。
その話を聞いてから、桜と梅は翌日の試合に備えて早めにベッドへ入った。
「今日も朝雄ちゃんが無事で良かったね」
「そうね」
桜は隣にいる梅へ顔を向ける。
「早く会いたいわ」
「うん。私も」
朝雄が生きていることは分かっている。
エミリーの魔法も、少しずつ朝雄へ近づいている。
だからこそ。
ここで捜索隊から外されるわけにはいかない。
「明日は絶対に勝つわよ」
「うん。絶対に負けない」
二人はそう言葉を交わし、改めて決意を固めた。
明日の試合に勝ち。
必ず、自分たちの手で朝雄を探しに行く。
そのために。
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