68 秘剣奥義⚔南無サンダー
マノン
「ショヴスリ・アロー!」
『フォルム・ドゥ・ショヴスリ』のマノン・マドレーヌが、
左手を前に右手で弓を引くように動かすと、マノンの頭頂部に煌めく ❝フェニックスの羽❞ の焔が移りゆき、
ポワン♪と光りを響かせて炎の矢が飛んだ❕
『赤の女王』が怨霊の ❝呪い❞ は、
マノンの〈フェニックスの羽〉に焼かれて破れ、毒蛾の紺の鱗粉も〈ショヴスリ・アロー〉でパチパチ燃え尽きる。
ギヨティーヌ
「チェスト━━━!」
ギヨティーヌは真剣白羽取りにしていた、血塗られし大鎌を一瞬だけ右へ引き込むように振り、
『赤の女王』の怨霊が脊髄反射で無意識に振られまいと、その反対へ重心を移動させるのを利用して、
❝胡蝶返し❞ に左へ投げれば、『赤の女王』の怨霊はよろけ遂には転倒した。
『赤の女王』の怨霊
「あいったー!!」
マノン
「お師匠さま、呪いは焼き払いました!」
ギヨティーヌ
「ありがとう、マノンさん!
オン・キリキリ・バザラ・ウン・ハッタ!
奥義 ❝煩悩具足❞!」
ギヨティーヌは、『軍荼利明王』の真言を唱え、
左右の腕を胸の前でX字に組み、親指で小指を押さえ、残り3本の指を伸ばし手の甲は前へ、
『大瞋印』を結ぶ。
その、奥義 ❝煩悩具足❞ により、己が煩悩を具足とするギヨティーヌの見た目は変容して、翠玉色へと光り輝き、
全身に帯びた ❝氣魄❞ は、何人たりとも傷一つ付けられぬ者へと変化させた。
ギヨティーヌは、わずかチャージタイム1ミリ秒で奥義詠唱を完了する。では、奥義プロセスをもう一度見てみよう。
ギヨティーヌ
「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、万のこと皆もって、空事、戯事、真実あること無し。
奥義『煩悩具足』!」
しなやかに膨らむ、
ギヨティーヌ・タタンのエメラルドグリーンの長髪からは ︵⋆⁎‿ꕤ*⁎੭୧‿⁎❁フレグランスなシトラス系の香りが振りまかれる ︵⋆⁎‿ꕤ*⁎੭୧‿⁎❀
ギヨティーヌ・タタンの家業は石鹸・洗剤の製造販売であり、各種ヘアソープ・ボディソープを取りそろえていた。
ギヨティーヌ
「貪狼さん、巨門さん、
出てこいやぁ!」
人狼ルー・ガルーの貪狼
「御目通り光栄に存じます。はら〜り〜✿」
巨人ジェアン❇巨門
「みんな、燃えてるか〜い。一緒に世界へ羽ばたこうぜ!」
ギヨティーヌ
「破軍さん、気が付いてまして?!
バフとデバフを頼みますわ!」
落ちていた ⌐⎚д⎚¬ก₎₎✧ メガネが宙に浮き踊りだす。
透明人間 ⚯ 破軍
「Yo
さっき爆発させたの俺だぜ、ゴメン
でも俺の魂は毎日が導火線
火花散らして止まらねぇ消火栓
燃え尽きる前に刻むこの到達点
Yay!!
バフ⭐彡 & デバフ✳」
透明人間 ⚯ 破軍は仲間と中庭にいる人々へバフ⭐彡⭐彡⭐彡⭐彡⭐彡⭐彡⭐彡⭐彡⭐彡⭐彡⭐彡⭐彡
『赤の女王』の怨霊にデバフ✳をかけた。
中庭の目覚めだした女性A
「きゃぁぁ…」
中庭の目覚めだした女性B
「きゃぁぁ〜」
この時、中庭の目覚めだした人々から、
浮遊メガネを見て ₍₍⌐⎚д⎚)) 少なからず悲鳴が上がったのは言うまでもない。
マノン
「破軍さま、ありがとうございます。
マノン、行きまーす。ショヴスリ・ウイング!」
人狼ルー・ガルーの貪狼
「姫、何処までも貴女と共に✿ トウ!」
巨人ジェアン❇巨門
「重力軽減、巨大化、身体能力増強、生命力増強、攻撃力上昇、状態保持、破壊不可。
どこまでも走り抜くんだ、いっくぞー!」
マノンは蝙蝠の翼をピュイン!と広げ羽ばたけば、頭頂の ❝フェニックスの羽❞ は輝いて、爆発で割れた4階の窓から中へ飛び込んで征く。
ギヨティーヌが自らの背後より呼び出した紫微一族の、
人狼ルー・ガルーのキザな口髭の貪狼は、紫の薔薇を持ち白き燕尾服にて登場、
マノン・マドレーヌを『姫』と呼び、彼女に続き薔薇の花弁を散らしてジャンプ! 同じ4階の窓から病院施設内へ入った。
巨人ジェアン❇巨門は、
ブルー・ラインのサッカー・ユニフォームの身体が。みるみる15等身の、巨大な爽やか男子❇️へ。
ギヨティーヌ
(マノンさん、前のフォルムは未来的でカワイイ系でしたけど、今度のは古のカッコイイ系ですわね!)
『赤の女王』の怨霊
「我は求め訴えたり。人食い鮫よ、降れェェ!」
『赤の女王』の怨霊が、天を手で掴むが如く突き上げる。
巨人ジェアン❇巨門
「あれは、いったい何なんだい?」
ギヨティーヌ
「鮫ですの、あれ?」
中庭の目覚めだした女性A
「きゃぁぁぁぁ、鮫よォ〜」
中庭の目覚めだした女性B
「きゃぁぁぁぁぁぁ!」
中庭の目覚めだした男性
「いゃぁぁぁぁぁ〜〜!」
特大な口を開き沢山の『人食い鮫』が降って来た!
人食い鮫
「シャーク! シャーク!」
ギヨティーヌ
「巨門さん、鮫はお任せしましたわよ!」
巨門
「ありがとう、みんな! 行っくぞぉ〜〜!
パンチング! パンチング! パンチング!
オーバーヘッド・キーーーック!」
巨人ジェアンの巨門は、
一際大きな ❝人食い鮫❞ を、その巨体で蹴り上げるオーバーヘッド・キック!
だが、別の大きな鮫が巨門の頭ごと呑み込んで噛み付く。
状態保持、破壊不可で傷付かないとは言え、何も見えない。
巨門
「なにィ!
パンチング! パンチング! パンチング! パンチング! パンチング! パンチング! パンチング!」
それでも、パンチングを雨あられと繰り出し ❝人食い鮫❞ を寄せ付けぬ、巨人ジェアン❇巨門!
侍⚔武曲
「紫電解⚡
秘剣奥義⚔南無サンダー‼」
そして、押っ取り刀で飛び込んだ侍⚔武曲が、
右手へ持つ電光の刀 ❝紫電❞ を眼前に、左手を鍔から切先までスライドさせると、その能力は解放され電を帯び紫に輝かす⚡
刀を持つ右手を高く伸ばして天を突き、広範囲雷撃である秘剣中の奥義『南無サンダー』を ❝人食い鮫❞ たちへ放つ。
もちろん、巨門へ喰い付く鮫にも!
ピカ✴ピカ✴ピカ✴ ゴロゴロ⚡ ゴロゴロ⚡
ドーン❗ ドーン❗ ドーン❗ ドーン❗ ドーン❗ ドーン❗
ビリビリビリビリビリビリ⚡ ビリビリビリビリビリビリ⚡
人食い鮫は香ばしい〜 薫りを漂わせ、ドロップアイテムの蒲鉾など ❝練り物❞ 製品を残した。
武曲
「ご無事で御座るか、巨門どの!」
巨門
「ありがとう、俺、燃えてるよっ!」
武曲
「… 美味しそうに竹輪が焼けて御座るな。」
巨門のかぶる大きな竹輪が美味しそうに湯気を上げる。
状態保持、破壊不可が有るので、巨門はもちろん無事だ。




