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川崎アウトローズ  作者: Right Newjide
川崎編
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16/25

15話 決戦

「開けるぞ。」


龍は扉に手をかける。しかしその手は心なしか少し震えていた。


「大丈夫、きっと勝てるさ。戦う前から負けること考えてちゃ勝てない、どんな分野においても言えることだぜ?」


迅は姿勢を落とし両手を地面につけた。

クラウチングスタートだ。


「さあ、いつでも開けてくれ。」


「分かった、行くぞ。」


龍が迅の言葉に答える。


「位置について、よーい。」


ドンッ


龍に蹴り飛ばされた扉が宙を舞う。

成瀬さん、よく見るとクラウチングのポーズのまま加速している?加速に関わる概念に関する異能力である確率、78%。


このままぶち抜いて一撃で決めきる。大丈夫。俺ならできる。


パンッ


鈍痛、床の感触。

どうなった、俺は、仕事のしすぎ?過労で倒れた?

いや違う。

的確に銃で足を撃ち抜かれた!!

ちくしょう、この役立たずのナマクラが。

まただ。また大事なときに動けない。


クソッ、守るのが俺の仕事なのにどうして動けなかった!!


龍は脳内で悪態をつく。


異様に大きい、それ以上の感想が出てこなかった。

大木のような腕。ボスのその手には拳銃が握られている。それも二丁。


「二丁拳銃、よく扱えるわね。」


心音の額に汗が浮かぶ。


鉄也は拳銃に手を伸ばす。


「ちっ、絶対領域は使ってるみたいだな、一筋縄じゃいかなそうだ。」


銃を俺の異能力で奪ってしまえたら楽だったんだけどな。対策と傾向くらいはちゃんとしてくるか。


「鉄也さん違う!!それは誤算だ!!」


鉄也さんの判断ミスした。

みんなもまだ気づいてない、ボスを注視していた僕しかまだ気づけていない。

成瀬さんもそう簡単に復帰できる状態じゃない。このままだとまずい。

勝率は――

4%。

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