表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界『怪奇屋』へようこそ  作者: 雲英侑李


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
15/27

第13話 怪奇レポート3-1 新たな依頼

商業組合の事件を解決した翌日、数日休んでたお店をようやく開けることが出来た。昨日も遅かったからおけれたのはお昼前くらいだけど。


コンコン


ノック?開いてるんだけどな。まぁ出てみよっか。


「はーい。ってカレン?」


「ちょうど近くを通ったら開いてるみたいだったので。」


「商業組合の件が終わってね。今日からやっと再開だよ。」


「そうなんですね。私も明日くらいからお仕事探し始めようと思ってて、今日の夜に来ようと思ってたんです。」


「もう体は大丈夫なの?」


「はい。体調は万全です!」


「それは良かった。私から1個相談があるんだけどいい?」


「相談、ですか?私にできることなら。」


「私が依頼を解決しに行ってる間ってお店を閉めるしかないじゃん?だからちょっとお店の手伝いをしてほしいんだよね。」


「私でいいんですか?」


「カレンがいいの。冒険者ギルドからも宣伝してもらえるってことだから忙しいかもしれないけど、どうかな?」


「分かりました。ここで働かせてもらいます。」


「うん。お給料はちゃんと払うから安心してね。」


この世界では日払いが基本だってトウカさんが言ってたけどどのくらいの金額が普通なんだろ?トウカさんに聞いてみようかな。


「うちの場合、売り上げがない日もあり得るけど、お仕事に入ってもらった日は定額で支払いでもいいかな?大型の依頼が入ってる時は依頼の量に応じて受付を止めたり、開けてもらったりその時々で違う対応してもらうかな。とはいえ、今すぐってわけじゃないから。そうだね、3日後からでもいい?」


「分かりました。ここに来ればいいですか?」


「うん。お店は基本的に10時から開けようと思ってるからとりあえず頼みたいこと教えたりするから9時半くらいに来てくれる?」


「はい!よろしくお願いします。」


「服装とかは普段着でいいからね。あとは、特にないかな。」


「1ついいですか?」


「どうしたの?」


「ちょっと変わってるんですけど、前に働いてた場所が月給制を導入してて、そっちのほうがありがたいんです。」


「分かったよ。基本の金額は定額でいい?日数で計算してもいいけど。」


「定額で大丈夫です。わざわざ計算してもらうのも悪いので。」


「分かった。それじゃ月給制で、金額は3日後に来た時に伝えるよ。」


「はい。それでは、私はお買い物に行かないといけないので。また3日後に。」


「うん。よろしくね。」


「はい。」


ってことでカレンが働いてくれることになった。いろいろ考えないとだけど、一旦一息つこうかな。


「ここって『怪奇屋』で合ってるか?」


「あってるよ。どんな依頼?」


「ちょっと相談があってな。この店町中で噂になってるぜ。」


「そうなの?」


「あぁ。商業組合が正式に認めて宣伝をしだしたからな。」


「そういうことね。それでお兄さんはどんな相談で?」


「あぁ。俺の家で夜中に音が鳴るんだ。」


「音だけ?何か物が動いてたりは?」


「そういうことはないな。壁を叩いたり歩き回ったりする音が聞こえてくるんだ」


「なるほどね。多分解決はすぐにできるよ。ただ、依頼料なんだけど、ほかの人とはちょっと変えさせてもらいたいんだよね。」


「なんでだ?」


「お金以上に欲しいものがあってさ。お兄さんがそれを提供できるならタダで解決してあげる。」


「何が欲しいんだ?正直金に困ってるからタダで解決してもらえるなら助かるが。」


「2つ知りたいことがあるんだよね。そこまで難しいことじゃないけど、ちょっと急ぎなものだからね。」


「分かった。何が知りたいんだ?」


「先払いでいいの?それなら質問は2つ。1つ目はこの世界での平均の月給ってどのくらい?日給でもいいけど。私、ほかの世界から来てトウカさんにお世話になってたんだけど、そういうこと教えてもらうの忘れててさ。でも依頼もあるからトウカさんに聞きに行ったりする時間もあんまりないし。」


「給料?階級によって変わるが、俺ら平民階級なら日給銅貨5枚ってとこだな。自分の店を持ちでもしない限りは多い奴でも銀貨1枚ってとこだ。」


「なるほどね。それじゃ2つ目。最近この町でうちで取り扱うような話をよく聞くっていう話を聞いたんだけど、あなたから見てどう?」


「確かに前に比べると聞くようになったな。あんたが店を開く1か月くらい前からだったと思う。家から不自然な物音だったり誰もいないはずなのに足音が聞こえたりとかそういう話をよく聞くようになったな。ギルドはこういう案件を取り扱ってくれないからみんな困ってるんだ。」


「ちなみにだけど、現場を見て幽霊が原因の場合、悪霊じゃないなら私は解決まではしないけどね。私の紹介ってことでギルドの神聖魔法の使い手に依頼してもらうことになるんだよ。」


「なんでそんな面倒なことをするんだ?」


「私のスキルは幽霊とか妖怪を呪殺するんだよ。悪霊ならまだしもこの世に未練があって残り続けている魂にそんな酷なことしたくないんだよ。神聖魔法なら浄化だからね。」


「そういうことか。情報は十分か?」


「うん。約束通りタダで引き受けるよ。夜になったらまた来てくれる?」


「分かった。」


またカレンの時みたいな依頼だね。こういう現象多いみたいだし、こういう依頼ばっかりの可能性も考えとかないとね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ