第4.5話「私がフードの人です」
4話のフードの人の視点。
とばしても良い。
私は、日本にやって来ました。
しばらく。
いや、もしかしたら死ぬまで、この地にいるかもしれません。
故郷に帰れなくなるのは悲しいけれど、仕方がないです。
私はいざという時のために、故郷から荷物をリュックに入れて持って来たんです!
ゴソゴソと音を立て、リュックに入った荷物を確認する。
まずは、絆創膏!
いつ、怪我をするか分かりませんからね。
次は、日本語の辞典です。
やはり、日本の方とお喋り出来なきゃいけません。
まだ、あまり言葉も漢字も覚えてませんが、『その言葉はどういう意味なのですか?』は、覚えたので、これで聞くことも可能です。
地図も、忘れてはいけません!
道に迷うといけませんし、”あの人”の家の周辺を覚えないといけませんから。
最近では、ウスホ...?と言う、地図や調べ物がどこでも、それだけで出来る便利な道具があるらしいです。
残念ながら、私は、ここまで来るのにお金を使い果たしてしまったのです。
お金が無ければ、買えません。
残念です。
次は、ぬいぐるみです。
結構大きいです。
持って行こうか迷ったのですが、”子供達が私のために”作ってくれた、このぬいぐるみを置いてはいけませんでした.....。
他には.....。
ぬいぐるみが大き過ぎて、入りませんでした...。
「し、仕方ありませんよね」
誰に言い訳をしているのかは分かりません。
私は、地図を開き目的地に向かいます。
辺りはもう暗いです。
5時を過ぎているらしいです。
今は、夜なのでしょうか?
それなら、挨拶は明日にした方が良さそうですね。
ですけど、いちよう場所だけでも把握を...。
==================================
み、道に・・・・・・。
「迷っちゃいました...」
どうやら、地図が古かったみたいです。
飛行場で、親切なおじいさんに、『日本に行くなら、これを持ってお行き」と、渡されたのですが.....。
少し道が違うってだけですよね。きっと。
「・・・・・・・」
あの・・・これで、行き止まり5回目なんですけど......。
トホトホと道を戻る私。
いつになったら、着くのでしょう。
ふと、目の前にゴミ箱が転がっているのが見えます。
あのままでは、どこに行くか分かりません。
車が踏みづけるかもしれません。
そう思い拾いに行こうとすると。
コロコロ。
風が吹いてゴミ箱が勢いよく坂を転がって行きます。
私は走って、ゴミ箱を追いかけます。
電柱で、ゴミ箱は止まりました。
やっと追い着いた私は、ゴミ箱を拾って隅に立てて置いておきます。
ふう。と汗を拭うような仕草をします。
すると、奥の方に人を見かけます。
ですが、すぐ、元来た道を戻って行きます。
(・・・・・あれは?)
一瞬ですが、チラリと見えたその人は、”あの人”に似ていました。
私は、後を追ってみようと走り出しました。
==================================
数分後。
私は、”精霊”にお願いして、あの人を探してもらっています。
私も、探さないと.....。
「・・・・・・”魔獣”ですか?」
曲がり角を曲がるとそこには、ライオンに似た化け物がいました。
たぶん、堕獅子。
「グルウゥ...」
堕獅子も、私に気づき威嚇し始めます。
この周辺には、あの人に似た...いや、たぶんあの人と私しか”人間”は、いないのでしょう。
人払いの魔法がかけられているようです。
私も気付かなかったということは、上位クラス以上の悪魔が関わっているはずです。
「あなたの目的は、なんですか?こんなところに、魔獣なんて放って。どうせ見ているんですよね?」
・・・・・・・。
だんまり...ですか。
けど、たぶん。
「”桃川”さんが狙いなんですね」
悪魔たちが動き出してるということですか...。
私は左手を前に出します。
心を落ち着かせ、意識を集中させます。
左手に精霊力が集まっていく。
魔獣は、私の行動を危険と感じたのか近づいて来ます。
まだ、私と戦ったことのない悪魔なら、ここで、一発で仕留めれば.....!!
と、考えてると。
「うおぉぉぉぉぉぉおおッ!!」
”あの人”が。
”桃川 蒼姫”さんが堕獅子のいた横の脇道から現れたのです。
「・・・・・・・え!?」
これには、驚きしか言葉がありませんでした。
桃川さんは、堕獅子を押し、壁に押し付けます。
「今のうちに、逃げて!早く!!」
いや、逃げて欲しいのは、あなたの方ですよ!?
あなたが狙われてるんですよ!
しかも、今、あなたがいるから、”魔法”撃てないじゃないですか!
どいてー!!
と、心の中で叫ぶ。
けど、桃川さんの急な登場で、驚き過ぎて言葉にならない。
『いや...』とか、『その...』しか出て来ない。
そうこうしているうちに。
「グハァッ!!」
桃川さんが、堕獅子に投げ飛ばされてしまいました!!
「だ、大丈夫ですか!?」
桃川さんは、苦痛の表情を浮かべます。
なんで、あんな無茶なことを...!!
魔獣は、着ぐるみなどとは、違うんですよ!!
堕獅子は、桃川さんを気にせず、私を狙って近づいて来ます。
(悪魔たちの狙いは、魔王候補を捕まえる事じゃないの!?)
自然出現した魔獣の習性は、力が強い者を狙うんです。
人払いの魔法が張られているのだから、悪魔が近くに居るはずで、あの堕獅子は、その悪魔にしたがって居るのかと思いましたが、違ったようです。
悪魔の張った結界に桃川さんを捕まえて、野生の堕獅子を放ったという事でしょうか?
私には、この程度の魔法は効かないので、たまたま結界近くに居合わせた私が巻き込まれたという感じですね。
まあ、今はそれより。
(堕獅子を倒さな.....)
私は、堕獅子を倒すため、魔法を撃とうとしますが.....!!
バッと両腕を広げ、堕獅子と私の間に割って入って来たのです。
「な、何してるんですか!!」
これには、私は思わず強い口調で言ってしまいます。
先程、投げ飛ばされて、堕獅子が、着ぐるみなどではないと、身をもって知ったはずです。
なのになぜ!?
桃川さんは、動きません。
その姿は.....。
(まさか.....私を庇おうとしている?)
そんな、バカな!と私は思います。
なぜなら、桃川さんは人間なんです。
魔獣と戦ったら間違いなく”死にます”。
なのに、恐れもせず、私を守ろうとしている。
私は、あなたのこと・・・〇〇なのに。
私は戸惑いながらも、堕獅子を倒すため、桃川さんを”食おう”と口を開けるという絶好のチャンスを逃さぬよう、魔法を放った。
「ボウワァ!!」
魔法で生み出した炎は、堕獅子の口から、食堂を通り胃に入る。
体の中から堕獅子は、燃えていく。
==================================
ばたり。
た、倒れちゃいました...。
と、とりあえず!
このままじゃ、頭とか、痛いと思いますし!
膝を貸してあげましょう!
昨日から風邪をひいてしまって頭がうまく回りません。
あと、花粉が一番辛いかも。
今回は、これで勘弁してください。
どうも、全国の山口さん。山口 乃ガマです。
4.5話は、明日にもう少し内容を増やすのと修正をさせていただきますので、明日も確認して見てください。
22日の23時までには直します。
あと、5話は、3/22の22時までに出します!
なぜ、蒼姫が狙われるのか?フードの少女はなんなのか?あの化け物はなんなのか?この世界は一体どうなっているのか?
など、分かるかも。(後書きにて解説もします。)
では、おやすみなさい。
僕は、花粉と風邪で鼻水が大洪水を起こしてるから今日は寝れないかも...。




