第68話 浄化-09
▼登場人物
ナシ(な :異界もん
なりゆき上、魔導師エリラの体に入っている。仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。一応唯一の男子
エリラ(え :魔導師
ピンクのゴージャスヘアのキュートでグラマーな魔法使い。無から物体を作り出す非常識の究み、創造魔法を使える。ナシの飼い主(笑)
ハチ(は :妖精族
黄色のあでやかヘア、スタイル抜群の天然美少女。力持ちの格闘少女。魔精霊の呪いで羽がなかったが、エリラ達の尽力で羽を取り戻す。
ミノ(み :鬼娘
髪はブロンドのセミショート。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。切れ者
レンダ(れ :獣人
蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。2刀流。不死(笑)
ルルア(る :ゴーレム
銀髪のセミロング。常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られたセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つ歩く18禁美少女。
メイ(め :ヒト族
赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと。...だった。索敵能力を持つ。異能は万能繭。
リム(り :ぬえ
赤髪のショートヘア。歩くぬえの擬人化キャラ。朗らかで機転が利く利発な少女。雷撃、凍結魔法、雲に乗って空を飛ぶ。
キラ(き :魔人
赤+栗色のボリュームたっぷりのロングヘア。スタイル抜群で超スタイリッシュなかっこいい系でか目のおねーさん。幻惑、収束など特殊な魔法の使い手。知性派。
ラウラ(ら :竜人
イエロー系のダブルツインテール。明るくて元気でいたずら好きのやんちゃ娘。グラビティ系の魔法が使え、空も飛ぶ。スレンダーボディが売りでリムの盟友。
マチ(ま :天翼人
緑の髪のふさふさお下げ。アホ毛持ち。美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。臆病だけどケンカ好き。最強凶悪なオーラの持ち主。
テッカ(て :秘書メガネ。もとアリハラの防衛隊員。
つや消し黒髪のショートヘアー、瞳はブルー。目は細めだが理知的タイプのメガネっこ 着やせしている。空間魔法の使い手。イメージカラーは濃紺系 下着はプリティ。
先祖に当る血中の魔族が覚醒。ドドーガという。表記は裏テッカの(裏
トロ(と :丸めがね。もとピラーサミヤ王国騎士。
髪の毛のボリュームたっぷりのつやつや、でかい三つ編み(ゆるミツ)。目はたれ目系のかわいコちゃんふう、瞳は茶色。場やものの気を読む。ヤリをメインにした武器派だが、魔力アリ。イメージカラーは深紅系 下着はセクシーブラック系
プリン(ぷ :源氏名プリリン。サラサラの遊郭で もてあまされた凄腕。
アーモンド型のでか目にアイライン。薄紫色のおかっぱソバージュ。耳出し。おっぱい星人。見せつけ派。忍びの村出身のありんす言葉娘 イメージカラーは白
ゼリー(ぜ:源氏名ゼリーネ。プリンの相棒(笑)
二重まぶたのたれ目美人。オレンジ色の猫っ毛ショート。ダイナマイトボディだがおさえて見せる派。しかし太ももの色気は凶悪。
はんなり京言葉っぽい関西弁。陰陽の里出身で硬化術を使う。イメージカラーは薄いピンク。
パトラ(ぱ
ズルの町の民間治安ボランティア ミノの大ファン。
あでやかな赤毛ロングヘアのスリム体型。つぶて(石)投げの名人。めげない・負けない・言うこと聞かない正義感。
幻惑魔法石で別人、レオの姿になる。ダークブラウン、しなやかなロングヘアの垂れ目ふたえ。
▼りーらん(い ちび妖精/フェアっち
サラサラのアジトの裏庭で見つかった古くて小さい穴の住人。いわゆる小羽根の生えた絵に描いたような身長15㎝くらいの妖精。
自称リーラン、本名いっぱち。額に装飾が下がってるティアラがおしゃれ。腕や脚にも装飾が多い。平時は口数が多くてやかましい。飛行速度は速く、生意気に空気を弾にして投げる。
▼ゲストキャラ
@ズルの町編~
バブル(ばぶ
ミノの古なじみの道具屋の女主人。情報通、世話焼き。
@サラサラ編~
ザイラ/ザリヤ(ざ
ルルアを作った研究者。棟梁、所長とも呼ばれる。
「ですわ」人格と「だしー」口調キャラを使い分ける。
@魔族の国
ボボス(ぼ
魔族の長 長老
(魔族の国-1~
スボボ(ぼ女
コウモリの羽に力強い巻きヅノというデザインの魔族で、ナシが召還されたときに出迎えた。栗色のロングヘアはボリュームたっぷり。Vの字に胸元の深くあいた濃い葡萄色のボディコンシャスなロングドレス。落ち着いたムード。
そうね。ぴよ。ぴよぴよ
(魔族の国-2~
ズボボ(ぼ女2
黒髪のショートカット、黒い超ビキニにアミタイよ ふふ
太いツノの巻き方が、先端が前を向いている。
(魔族の国-6~
▼特殊用語
ライブラリ…ナシの記憶層。
アニメ、ゲーム、マンガ、その他、片寄った人類文明・文化の知識や記憶がごっちゃになっている。仲間からは全部ひとまとめに「おたく知識」「おたくライブラリ」として重宝されている。
かぶりつき:敵の怪物
竜の体内で、エリラ達を襲ってくるモンスター。こっちの世界ではかんけーない。
......はずだった。
「これ(魔族の地の紙をとって)、(場所は)一番上だっけ」(え
合わせるのはちょっと待ってくれ 魚人の里も描く ...けどこいつは...(な
「この間、理魔石を集めに回った時に、かなりあの里を感じたと思います。キラ、レンダ、リム、ラウラ…」(る
「あの土地の気を思い出して、ナシくんに送って」(れ
キラキラした、美しい青や赤の理魔石の山 とりどりに輝くサンゴ 水とも空気とも言えない不思議な空間の感覚が送られてくる。キラもレンダも…なんかみんな微妙に違うな。そんなことを思いながら、ただ、手だけが動いていく感じがする。皆の、あの土地の気の記憶に身をゆだねている状態だろうか…
息をのんで一同が見守る内に、みるみるだ円形のいびつな図形ができてくる。
不思議や…土地...島に見えるで(と
うん...(て
「うん。こんな感じ…だったね」(き
「はっきり見たわけじゃないのに、土地の外縁の感覚…にほとんどぴったりだわ」(ま
「いいんじゃない? じゃあ、これは最南端の海の真ん中あたりかしら…」(れ
どだだだだ どんどん がんがん パキン ばきん
やかましいな(み
ラウラ、一番外側にグラビティマイナス ナシくんつないで(き
あ、はいー!(ら
静かになったわね(れ
ブーンというような、エネルギーにふるえている…とでもいうような地図の上下…海に相当する余白部分に、エリラとレンダが新たに描き起したふたつの紙をのせる。
すううっと、のせられた紙が吸い込まれるように一体化して、魔族の国と魚人の里の形がそこに加わった
ビイイ…という感じから、キーンというような、色よりも音で表現されるような不思議なオーラに地図全体が包まれていく。
「なんか、エネルギーっていうか、力があふれ出している感じね…」(ま
地図を中心に、まるで風でも起っているように、全員の髪の毛がなびき、ボロボロになった服の端切れがなびく
エネルギーというか、力そのものは強烈といえば強烈だが、なんか研ぎ澄まされたような、凶悪な感じがない。
「前と全然違うわ」(れ
「圧は桁違いって感じだけど....これって」(き
「包み込んでくる感じ?」(り
「うん やさしい力...」は
「なんかすごいですー(ら
そこに生まれる気配に、恐怖を抱くというよりも、むしろみんな目を輝かせている
「あんときはこわいくらいだったけど、今日はなんかすごく気持ちいいね」(え
「全然違うわ!」(め
「不思議 うれしくなってくる」(は
「ですねー」(ら
「はしゃいでるな」(み
「なんか、楽しい....んですが」(て
「不思議や なんやいったい」(と
「踊りたい気分になってきたでありんす」(ぷ(ぜ
∫∫ 魔人の国と魚族の地がそろったの はじめてみるよー
いつの間に現れたのか光に包まれた小娘が中空から眺めている。昨日と違って、まとっている光が赤や青、黄色…結構色とりどりだ そして、何かうきうきしているような明るい、楽しい気配を全身にまとっている感じだ
「わたしの中の、なごみの波動システムが...地図のエネルギーに同調… このままでは暴走、爆発の危険。なごみの波動、放出開始します」(る
「こいつはいいや あたしもコレに乗せよう こんないい気分久しぶりだよ エリラ、ナシ、いって!」(き
エリラ、波動と全員にシンクロ ここを中心に波動拡散! ひろがれーってイメージだな(な
うん!(え
「ハチー」(り
「はーい いくねー すーーー…」(は
「ハチ、みんな、せーーの!」(え
繭防御の上にドーム状にへばりついていた《赤い邪気》が一瞬で蒸発するように消えた。
そして最初は平面に注ぐ水が流れるように、その場所を中心に静かにやさしい力が広がってゆく。
やがて上空にもたちのぼる光が十方にのびていくような感じがすると、円形に並べていた魔除け人形達も、それぞれに微妙の異なる色合いの光を帯びて、輝いているのに気がついた。
こっち向いてるの全部ルルアなのね(れ
..いい笑顔や(と
ふ...。だな(み
見ているみんなも笑顔になっている
このエリア一帯に不思議な気配が広がる。それは、爽やかな風が吹き渡っていくさまに似ていた。
荒れた大地…ではないが、荒れきったこのエリア、がれきや岩や乾いた池、どんよりした色をたたえた「海」の上を、赤い点がまだあちこちで棚引き、うごめいている中に、それまでとはまったく異質の気、音、気配…とでもいうものが走り、覆い、満たしていく。
メイのビジョンに大量に満ちていた赤い霧点が、中央から外側に向けてすーーっと、どんどん消えていく
どうこうしようとか、どうしなきゃ、とか、そういう意識やいろいろな思いが湧くこともなく、俺たちは、なんかただ、その穏やかな空間に浸っていた。ただ楽しい っていうのだろうか。同時に、おだやかなっていうこと自体、不思議な感じの「場」の中に、「あった」という感じかもしれない。
そう、地図の力に......... 世界に、俺たちは包まれていた…。
どのくらいそうしていたのかわからない
ふっと、我に返ると、皆もほとんど同じタイミングなのだろう。まるで眠りから覚めたように、お互いがいるのが不思議なような感じすらしながら、顔を見合わせる。
そしてそれぞれが、「現実」に戻ってくる、というか。現実感のない「幽玄」から、輪郭が、存在が、はっきりしてくるような… 「元の当たり前」に、戻ってきていた。
「赤い点…邪気………完全に消滅 ....よ」(め
やったあ!という空気やほっとした空気が入り交じる。
「ねえ、地図が…」(は
ハチの声にふと見ると、地面の上に置いた紙の地図が、大地と一帯化していた。大地、じゃなくて、竜の腹の中だからなんていっていいのかわからないが、とにかく、そう、一枚の石版のような状態、っていうのだろうか。
「ルルア、暴走は?」(れ
「大丈夫...みたいです 落ち着きました ありがとうございます レンダ」(る
「ちょっと見て、景色が…」(ま
海の水の色が遠目に青々と変わり、反対側を見ると池のほうも再び、今度は澄んだ水をたたえている。見ているうちに木が育ち、巨木が列をなし、後ろの方では森が再生していく
エリラ、ヒール混ぜたのか?(な
ううん なにもしてないよ(え
「ルルア、ハチ?」(り
「いいえ」(る
「なにもしてないよ?」(は
空気が変わり、澄んだ静けさに満ちる。静謐なまでの木々と大地の水の気が満ちてくる。ここは、竜の中のはずなのに。
そしてかすかに…あの、竜が口を開けた時にかいだあの「香」のような、深山のような香りが、ゆっくり漂うように空気に混じりはじめてきた。
ここに来て、この香りは初めてだな(な
.....命が眠る香りね(れ
∫∫ みんな ありがとう!
キラキラするような精霊の声がした
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次回 命が眠る香り(る
………気に入ったの?(れ
はい^^(る
それって、今回だよねー(り
次回もここの続き?(ま
この続きには違いないな(み
たまには過去に跳んでみる?(き
発想としちゃ面白いな(な
次回 終章(は




