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Under Requiem  作者: ヨベ キラセス
1st【The mystery of the house】
4/5

3

書物に目ぼしいものはなく。あるのは堅苦しい文字だらけの本ばっかりだ。正直本は好きだが文学よりのものや伝記等はあまり読まない。そして記憶の中の彼女も読まない。ならばこれは親のどちらかのものだろうか。

しかしその中、俺は一冊の本を手にした。それは薄いノートで、しかしテープで二重三重に巻かれてひらけない。

しかし、それを読む前に時間は来た。

「...飯にすっか」

俺はお腹の虫が鳴くため、そのノートを手に一階の居間へと向かった




昼食は軽くカップ麺にした。これを親が見れば「いい人見つけて作ってもらいなさい」なんて言われるのだろうけど、フリーターの俺に出会いなどなく、さらには小説に空き時間を費やすためもっと無理な事だろう。たまにネタ探しに外に出るくらいがいい方だろう。

「飯、誰か作ってくれる人いねーかな」

そんな都合のいいやついるわけないが。

「じゃあもし彼女できたら何食べたい?」

「オムライス、とか?」

妄想の声が問いかけてくるから独り言を言ってみる。そりゃ代表的なのはオムライスだと個人的には思う。あれは愛を見せるには一番分かりやすい料理だ。もしヒロイン描写にご飯展開があったら確実に初めに書く。

「わかった。じゃあ買い物してくるね」

「...ん?」

妄想がやけに一人歩きしているなと思い、声がしたような気がする方に目をやったが誰もいなかった。

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