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ダンジョンマスターズ〜βテスターの俺は最強のモンスター達の力で無双する〜  作者: マロ


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第58話 ライダース

「なんだあのチームは!尋常じゃねぇ数じゃねーか!!」

ワイバーンに乗ったライダースのメンバーがそう愚痴る。


ライダースは皆ワイバーンに乗っているため、バイク用のヘルメットを被り、スキルに念話をセットしていた。


さらに、皆三階層のダンジョンマスターで、それぞれがワイバーンに乗りながら遠距離攻撃できるスキルをセットしている。


Bランクモンスターのドラゴンを従える村井と7人のワイバーンに乗るライダースというチームは間違いなく戦闘力は現在最強格のチームと言って過言ではなかった。


「なんかギースとか言ってたな。じゃあ、あの噂は本当だったんだな。秘密組織ギース。まぁ、制空権を俺たちが握っている限り俺たちは負けねぇさ!」

村井はそう自信満々に答える。


その自信は彼の持つモンスターである、ドラゴンだ。


Bランクモンスターの中でも上位の強さを持つドラゴンを運良く初回ガチャで手に入れた村井はほぼ無敗を誇っていた。このライダースを結成できたのも村井のドラゴンがDPを稼いだからだ。


「リ、リーダー!!後ろから大量のモンスターが!!」

ライダースのメンバーが後ろをみてそう叫んだ。


「ちっ!追手か!って!なんで数だ!!」

村井も後ろを見て驚きの声を上げる。


無数のレッサーデーモンと空飛ぶ魚の群れがこちらに向かっている。


レッサーデーモンはそんなスピードはないが、空飛ぶ魚がこちらを上回るスピードで迫ってくる。


「くそ!!スピードをあげるんだ!」

相手は空飛ぶモンスターは少なく追手は来ないだろうと思っていたことや、戦闘後であったこともあり、ライダースは全くスピードは出していなかった。


しかし、そんなことは言ってられない。ライダースはスピードを上げる。


スピードを上げたライダースは凄まじい速さではあるが、なんと空飛ぶ魚の方が若干早かった。


「リーダー!この魚の群れが巻けねぇ!どうする!?やるか!?」

迫る空飛ぶ魚達にライダースのメンバーが焦る。


「くそ!!一回魚達をやるぞ!転回しろ!ドラコッ!ドラゴンブレスだ!」

Bランクモンスターのドラゴンだけであれば、おそらく余裕で巻けたであろうが、メンバーの乗っているワイバーン達が付いては来れない。

仕方なく、村井は転回し、空飛ぶ魚の群れを迎え撃つ。


まずは村井のドラゴンかドラゴンブレスを放ち魚達を攻撃するが、ほとんどの魚が一気に散開してドラゴンブレスをさける。


そして、空中戦が始まった。


「こいつら、1匹1匹はそんな強くねぇが、数が多い。それにこいつら弱えがウォーターショットも打ってくる!!」

バチンバチンと小さなウォーターショットがワイバーンに食らわせられ確実にダメージが溜まっていく。


「一番やばいのはこいつら回避率が高すぎる。全然俺たちの攻撃が当たらねぇ!このままじゃ、レッサーデーモンの群れも追いついてくるぞ!!」

ライダースのメンバーもファイアーボールなどの魔法を撃って応戦してはいるが、まるで海の中で魚を捕まえようとして避けられるように全く攻撃が当たらない。


そして、空飛ぶ魚のモンスターに応戦している間にレッサーデーモンの群れが追い付いてきた。


「くそくそ!こうなったらレッサーデーモンごとやっちまうぞ!!お前ら覚悟を決めろ!ドラコッ!頼んだぞ!」

ドラコは小さく鳴いて主に答える。


「来たぞ!レッサーデーモンだ!!」

ライダースのメンバー達が追いついて来たレッサーデーモンとも戦闘に入った。


「くそ!今助けるぞ!ドラコッ!っ!?お前誰だ!」

レッサーデーモンとも戦い一気に劣勢に陥ったライダースのメンバーを助けるために向かおうとするとそれを阻むように何者かが立ちはだかった。


「我はアークデーモン。我が主の命により貴様らを捕縛する。大人しく投降しろ。」

アークデーモンの姿はさまざまだ。目の前のアークデーモンは黒いザラザラの肌に鋭い牙を持った人型のアークデーモンだった。


「はぁ!?投降するわけねぇだろ!!ドラコッ!」

村井はそう言い放ってドラコに攻撃するように命令する。


「愚かな。」

アークデーモンはそう言ってニヤリと笑った。


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