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ダンジョンマスターズ〜βテスターの俺は最強のモンスター達の力で無双する〜  作者: マロ


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第55話 ギークのボス

「あー、やっぱりね。やっぱあんた達はいつものままだったわけね。貴方が今回活躍したのね。」

あかりはやっぱりかと落胆してその男の前にいく。


「あかりさんお久しぶりです。まぁ、彼女たちも精一杯やってましたよ?」

悟は苦笑いしながらそういった。


「ふーん、たしか悟さんだっけ?」

あかりは思い出すように悟るを見る。


「おっと、覚えていてくださったんですか?」

意外そうに悟は目を見開く。


「だいぶサービスしてあげたからね。貴方、そっちじゃなくてこっち来なさいよ。もっと貴方を上手く使ってあげる!」

優秀な人材を見つけたあかりは上機嫌でそう言った。


「ちょっと!あんた私たちの悟さんを引き抜く気!?」

杏が慌てたように2人の間に入ってあかりの勧誘を止める。


「ふざけんな!悟さんは俺たちの参謀だ!!」

そう言って亮が参戦する。


2人とも悟が居なかったらやばかったことに薄々勘づいたようだ。今更ではあるが…



「すごい手のひら返し…こんな綺麗な手のひら返し初めて見ましたぜ…まぁ、この人らはほっといたら死んじまいそうなんで。」

悟は目を見開いて2人に呆れたあと、あたたかい目で2人を見る。

どうやら何をやってもダメな2人を放っておかないと、愛着が湧いたようだ。


「そう、残念ね。でも、頼らせては貰うからね!」

あかりはそう言って笑う。


「ははっ、もちろん、いつでも使ってもらって構いませんぜ。」

悟もちゃんとした幹部であるあかりに頼られて嬉しそうに笑う。


「うちの参謀なんだからちゃんと私たちを通したよね!」

そう言って突っかかってくる杏のことをあかりは本当に寒えきった目でただ見つめていた。


「あんたら本当助けてもらった人の態度じゃねぇな。」

悟は呆れたようにまだ抗議している2人を見る。

あかりさんのおかげで命拾いしたことを本当にわかっているのだろうか?






「素晴らしい!!」

空からそんな声が聞こえてくる。






「空に誰かいるぞー!」

ギークのメンバーがそう言って空を指差した。


皆新たな敵の出現かと身構える。


「ギークの諸君!城砦の占拠、防衛、反撃、援軍。素晴らしい戦いだった!諸君らを本当に心強く思う。」

空に人影が2つ。一人はフードを深く被り立って手を広げている。もう1人は帽子を深く被って空に座り込んでいる。


「あ、ボスじゃない、あれ?」

杏が目を凝らしてみるとボスが空に浮かんで演説しているように見える。


「ボスだったら空も飛べるか…」

亮も口を開けて呆然とボスを見る。


実際にはスカイジェリーフィッシュに乗っているのだが、スカイジェリーフィッシュは透明で、認識阻害を持っているため、亮程度では看破できなかった。


「ボスってあの人がギークのボスなのか?」「本当にいたんだ、あかりさんがボスなのかと思ってた。」「ほ、本当にあれがギークのボス!?」「す、スゲー!スゲーよ!!」

2人の会話を聞いた周りのギークのメンバーが騒ぎ始める。

やがて騒ぎは歓声となり熱狂となった。


「諸君らの活躍は見ている。きっとこのイベントでもいい結果を残してくれるだろう。そのための手助けを俺からも少しだけ出そう。召喚 リッチ。城砦を拠点にしてイベントを進めるといい。あかり、リッチは城砦防衛に好きに使っていい。」

ボスが召喚したリッチがゆっくりと落ちてくる。

召喚されたリッチはアジトの防衛についていたリッチだ。


「わぁお!これは一気に楽になったわね!」

あかりはそう言って素直に喜んだ。


「リッチさんだ!すごい!!リッチさん貸してくれるの!?ボス太っ腹!!」

杏がそう言って飛んで喜ぶ。


「ボスバンザーイ!!」

亮はそう言って両手を上げた。


ほかのギークのメンバーも亮に続いて凄まじい歓声を上げる。


「諸君、期待しているよ!」

そう言ってボスは姿を消した。



「さぁ!!みんなボスが見てるよー!もしかしたら頑張った人にはご褒美とかあるかも!」


「ボスがここまでしてくれるなんて、私たちも答えるわよ!!」


「お前ら根性入れ直せ!俺らギークが優勝するぞ!!」


あかり、杏、亮がボスに続いてギークのメンバーに激を飛ばす。


ギークのメンバーは喉がはち切れるくらいの歓声をあげて歓声で城砦すら揺らす。


「本当にボスがいやがったぜ。本当にてきっりあかりさんがボスなのかと思っていたが…ありゃバケモンだな。とんでもない人心掌握、カリスマ、従えてるモンスター、神出鬼没とまできた。さっきまでその空はドラゴンが飛び回ってたんだぜ?どこに隠れてやがったんだよ。はぁ、こりゃ絶対逆らえないな。だけど、ほんとにすげーや。俺ですら感動で手が震えてる、本当にボスを頼もしく思ってる。こりゃ、まじでギークはやばい組織だぜ?あははっ!!」

悟はボスの姿を見て、驚き恐れ、そして崇めたのだった。

それは悟だけではない、他のこの場にいる全てのギークのメンバーの心をあっという間に握ったのだった。




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