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【余談】アメリカ合衆国にとっての1991年以降

本当はアメリカに「勝者」としての自覚はなかった。ソ連邦が勝手に崩壊したのはいいが実はもうソ連邦が脅威なのではなく実は当時の第2位の経済大国である日本の方がはるかに脅威だったのだ。そんな日本もバブル崩壊で自滅していく。しかも1989年に「スーパー301条」で日本製OS「TRON」を防衛上の理由で禁止し逆にWindows95こそ世界の覇権OSとしインターネットを軍事用から一般用に開放した。TRONプロジェクトの中心となった松下電器産業と日本電気はもしかしたら『マイクロソフト』になれたかもしれないのだ。実に日本人として悔しいが《《世界史》》の1ページとして筆者は記述する。


 ――そしてその時はやって来た。第三次産業革命である


 ということで御覧ください。世が世なら日本こそIT革命を成し遂げていたはずがアメリカがIT革命の発祥国になってしまい日本は再起不能となった。IT革命によってアメリカは繁栄を謳歌していた。「見ろ、新自由主義とITこそが正しいのだ。アメリカこそ21世紀も覇権国家なのだ!!」と言わんばかりに。


 ――それは幻想であった


 2001年それは同時多発テロという形でアメリカに帰って来た。アメリカは何も戦争を起こしていないのに世界中に敵を作り続けてきたのだ。人間と言うのは宗教や文化と共に生きるということすらもアメリカ人は忘れていた。そして戦争とより新自由主義を推し進める。新自由主義経済はリーマンショックとして破滅し中東への戦争はフセインに勝った後もゲリラに敗北しアフガンに至ってはタリバンに敗北した。


 ――アメリカはこうしてベトナム、イラク、アフガンと三度も敗北した


 そしてバブルで自滅しデフレに突入した日本経済……つまり行き場を失ったジャパンマネーの大半が国内再投資ではなく中国に流れあろうことか中国が超大国となった。そして中国こそIoT革命を成し遂げた。物のインターネット化である。TRONプロジェクトの真の目的はITではなくあくまでIoTである。日本の遺志は中国へ引き継がれることとなった。気が付けば無人タクシー、ドローン宅配、空飛ぶクルマと中国こそ21世紀文明の主軸を作っていったのだ。ということはアメリカ発のIT革命というのは覇権国家アメリカの延命にしかならなかったのだ。アメリカが作ったIT革命文明とはYoutubeとスマホまでである。両方ともリーマンショック前夜の発明品や開始サービスである。


 アメリカは民主主義でも劣化した。自由と民主主義こそアメリカへのあこがれだが議事堂を襲撃するほどもうアメリカの民主主義は終わっていた。


 ――気が付けば世界中で洋楽も洋画も見捨てられていった


 要はソフトパワーもアメリカ合衆国は失われていった。空しく聞こえる「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」要は「偉大なるアメリカよもう一度」と言う意味だがもうこの時点でもうアメリカは偉大な国じゃないと自白してるようなものである。雑魚ほど吠えるとはこのこと。


 アメリカ合衆国は国勢的に19世紀以前の「北米」の田舎に戻った。北米大陸という名の巨大な島国に落ちて行った。それどころか身勝手で世界中のあらゆる友好国を失う事となった。トランプ大統領がしたことは「覇権国家・アメリカの閉幕」を行ったのである。

 トランプ大統領の二期のミッションはCIA職員や核保有管理職員はおろか様々な公務員を削減する事である。ここには「在日米軍」という我が国にとって極めて重要な軍公務員も当然含まれる。もちろん我が国は対中国や対ロシアへの防衛力が無くなる。米国に無条件で追随してきたツケが本格的に回って来た。

 トランプ大統領の二期のもう1つのミッションは様々な国に関税をかけ「バイ・アメリカン」を実現する事である。当然こんな政策は世界中を敵に回す。隣の友好国であるいはずのカナダ首相まで激怒する始末である。どう見ても今後のアメリカの復活は見込めそうにない。アメリカは覇権国家を止める決断をしたのだ。そう、歴史書に記述せざるをえない。米国人はトランプを選びアメリカの没落を選んだと記述するほかない。残念なことに民主主義というのは「衆愚政治」に陥るのだ。そりゃ中東諸国は民主政に「ノー」というわけである。


 ここからは半分未来予測となる。ただしアメリカ人には申し訳ないが高確率で当たる予測である。


 今のアメリカ史というのは20世紀前半の大英帝国と同じで最後の輝きを見せている途中である。ブラウン管自体はドイツ人の発明だが本当の意味でのテレビジョンの発明はイギリス人である。つまりアメリカって国は何か最後に偉大な発明をしたのちに英国やスペインのように世界史の表舞台から去っていくということになる。これは世界史おける覇権国家の宿命なのだ。


 そして西洋文明主軸の最後もアメリカ合衆国が飾り文明主軸ごと中華人民共和国に明け渡すことになる。西洋文明や日本文明の末路は恐らく悲惨であろう。それは1492年以降の白人が行った数々の蛮行の罪に対する償いとなる。長い、長い「暗黒の中世」の再来に違いない。日・欧・米は「中世」にまで戻ってしまう事を意味する。光輝く中国やインドや中東の文明の恩恵を受けられず日・欧・米は文明の周辺国家群に属する貧困エリアとして甘んじることになる。これは豪州やニュージーランド、韓国、ロシアを含む。日本と韓国の2国はもうあまりにも西洋化しすぎたのだ。


 ――私たちは五百年に一度あるいは千年に一度の文明転換期を見ている。私達今を生きる人類は単なる一国の覇権国家の終わりではなく「西洋文明」の終わりを生きながらして目撃しているのだ。


 今後の新・五百年あるいは新・千年はアジアを中心とした文明になるはずである。もちろんかつての西洋文明の威光を示したローマ帝国が東ローマ帝国として盛り返したように西洋文明も「フェイント」ぐらいはするであろう。でもそれは所詮ただのフェイントである。


 なおアメリカ合衆国は今後グアム、ハワイ、アラスカ、プエルトリコが分離独立する可能性が極めて高い。そう、アメリカ自身も「見えない植民地」をいくつも持っているのだ。近未来のアメリカ合衆国に待っているものは「空中分解」であろう。なぜならグアムはチャモロ人のもの、ハワイはポリネシア系のハワイ人のものでそもそもハワイ王国は侵略者であるアメリカ人の所業に対し当時の明治政府に助けを求めたぐらいである。当時の日本は超大国アメリカと戦う力が無いのでハワイ王国を見捨てる決断をしたにであった。アラスカは大半がネイティブアメリカンが住む州で、いわゆるエスキモー人のものである。プエルトリコはヒスパニックのものである。これらの地域はアメリカ人には大変申し訳ないが元の所有者である民族にご返還いただきたい。

 そもそもアメリカ人は自分たちが「侵略者」という意識がまるでない。その侵略の罪を償う時が来たのである。ましてやトランプが言う「グリーンランドの買収」なんてもってのほかである。所有者にして植民地であるデンマーク人はもちろんカラーリット人(イヌイットの一民族)が必死にイヌイット語を復活させている最中にこんな侵略者丸出しの行為を絶対に世界は認めない。そもそもデンマークはグリーンランドを完全独立させようとしているのである。植民地を持つことはもう「恥」の時代なのだ。本土のネイティブアメリカ人自治区もいずれは独立に至るであろう。北米大陸は元の所有者に一部を返還するべき時が来たのである。


 ――たぶん

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