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紫式部日記 舞夢訳  作者: 舞夢
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もの言ひすこしうち合はずなりぬる人と、

もの言ひすこしうち合はずなりぬる人と、人の上うち落としめつる人とは、まして耳も目も立てらるるわざにこそはべるべけれ。人の癖なきかぎりは、いかではかなき言の葉をも聞こえじとつつみ、なげの情けつくらまほしうはべり。


話の内容に辻褄が合わなくなってしまっている人と、他人の文句を言い、けなすような人は、より、周囲からの注目を集めることになるのです。

それに対して、その人に悪意がない限りは、くだらない噂が流れていたとしても、本人にはあえて教えないようにしますし、かりそめの好意であったとしても、かけてあげたくなるものなのです。


自分を誇るあまり、話の内容に「無理な嘘」が混じり、辻褄が合わない、矛盾だらけになる人。

そもそも悪意を持ち、文句を言い、他人をけなし、貶めようと画策する人。

現代でも、かなり多いと思うし、やがては嫌われる運命にある。

(飛躍するが、現代の政界でも、よく聞く話である)

悪意の有無も大事。

悪意のない人を、無理矢理に貶める必要はないはず。

それを無理矢理に貶めようとする方が、非難されるべきことになる。

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