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理想郷  作者: Zero_One
一章
13/35

ショートワープ

なっかなっか進まんよ、思いつつストックは一九話

暇なとき更新ですので、小出しにしつつです。

 なんかまた面倒な人が増えたのかもしれない。そう思っていると風さんがログインしたようでメッセージが届く。

『ヘルプ押したみたいだけど大丈夫だったか。』

 と、そして簡単に現状を話すと、もう一回風さんにヘルプを送って欲しいと。

 そこに飛べるからラピスさんに説明すると云っていたのでヘルプをポチった。


 少しするとどこからともなく風さんがやって来た。


「よう、大丈夫だったか、それとピーちゃんお疲れさん。」


「人前でピーちゃん云うな!」


(…ピーちゃん…ぷふっ…)


 聞こえない程度だった筈なのに、キッと睨まれた。地獄耳とかいうスキル付いてんのかな。


「ピーちゃんには俺から説明するよ。」


「だからピーちゃんって云うな。」


「問題ないもう、ウィンスにはピーちゃんで定着してる筈だ。」


 問題…だろうとほっぺたを膨らませてプンプンしているが、啖呵を切って颯爽(さっそう)と登場してきた人とプンスコしてる人が同一人物だなんて…世の中いろんな人が居るな。


 空間魔法も上げたかったので待ってる間にショートワープを繰り返す。MPを回復させまたMPを使い切る。

 風魔法が上がったお陰か距離が30m弱くらいに伸びていた。


(これは結構便利かもしれないな、今度また絡まれた時に使えるかもしれない。)



 話を聞きながらそれを見ていたピーちゃんの目が、妙な目つきに変わっていた。

 しかし黙っていると本当に美人だ。身長は165cmくらいだろうか。こういう言い方はおかしいが自分ほどじゃないが胸も大きい、そしてスタイルが抜群にいい。だが喋ると残念だ。

 自分の中でのピーちゃんの第一印象が決まった頃、二人の話も終わったようだ。



「聞いたけど納得はしてない。便利屋のクラス補正おかしい。無職の韋駄天羨ましい。電脳なにそれ美味しの。」

「あと俺も気になる事がある、便利屋38とか早すぎるだろ。何したんだ一体。」


 斯々然々(かくかくしかじか)と繰返しを始めた頃からの話を一通りしてみた。自分では価値の分からないお金の話も。


「ウィンス…その計算で便利屋38になるとお金が大変な事になってるなと。直ぐに計算は出来ないが想像は付くんだが、今所持金いくら持ってるんだ。」


(17,119,500シード…。)


「ごめん聞こえない。」


「17,119,500シードある。」


「「!?」」

「一週間程でその稼ぎ!?うーらーやーまーしーいー!」


「むしろ一週間でそのクエスト数を(こな)した事の方が驚きだがな。しかし金策クラスと云うわけでもなさそうなんだよなその適正。」


「そう、それよ。適正優が四つとか舐めてんの。そんなクラスあるならやってたよ。」


「しかし適正無しの数もヤバいぞ。」


 二人揃ってだよなーーーとか云っている。


「しかもこれだけあっても無職だから装備に使えないと。」


 しかしアクセサリーには初心者装備とか関係ないらしく、使えるのだが初期町には売っていない。そして性能が良い物はプレイヤー・メイドかレア・ユニーク装備でステータス制限やクラス制限・限定と色々とあるという。

 クラス限定アクセサリはサブクラス50になった時、特定クエストをクリアすると貰えるという。


「ところでもう出発してもいいかな。」


「ああ、進みながら話そうか。」




「それにしても移動速度早いわね、ゆっくり歩いてるんでしょ。韋駄天ヤバすぎー。これでAGI44とか誰も信じないよね。」


 AGIがどれくらい関係あるのか聞いてみた。

 AGI1=移動速度+1%らしい、と言う事は1.44倍されてるのか。と言う事は一つ上がった韋駄天19で4~5倍されるよこれ。

 スキルの効果って調節出来ないのか。


「しかしこの速度でずっと移動してたのなら、モンスターに襲われなかったのが納得出来るけど、これ高レベルの人達と変わんないよ。しかもヘイスト4倍…最速目指せるかもね。」


 4倍が引っかかったので聞いてみた。

 1.25x1.25で1.56になってたから、風2倍・時間2倍で効果時間・効力共に4倍になる筈だと。


「何でも知ってるけど風さんとピーちゃんってレベルどれくらいなの。」


「だからピーってもう良いや。」


「ピーちゃんが諦めたぞ珍しい。」


「可愛い子には弱いのよ。」


「可愛い子って実際は男ですよ。」


「リアルが男であれ今が可愛ければ良いのだ。と言う事で今度その尻尾モフモフさせてね。」


 これがピーちゃんと呼んだ事の代償なのか。しかしまあそれくらいなら良いかと拒否はしてない。


「どうせならヘイストも使って一気に行こうよ。」


「あーっと、空間上げたいからショートワープでもいいかな。」


 本気で付いて来いと云うわけかと二人から云われた。俺おかしいこと言ったかな。




 ショートワープを取り入れてから空間がそれなりに上がるようになってきた。

 それと空間のレベルが低くく、消費MPが少なくて回数が結構使える。


 空間が上がるにつれショートワープの距離も伸びて来て今はもう40mくらい進んでるだろうか。

 追いかける二人がワープした直後走る、追いついたら早歩きする。二人を見てるとなんか疲れが見え始めて来た。


「もっ…もう待ってえぇぇぇぇウィーちゃーーーん。待ってえぇぇぇー……。」


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